中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

顔の一部

2020-11-27 22:27:00 | 雑記
世の中、なかなかコロナがおさまらない。緊急事態はもちろんですが、ふたたびイベントが制限される事態にならないことを、切実に祈るばかりです。

 山形県内は、日頃の注意もあって、深刻な事態には至っていません。しかし、マスクは手放せない日常が、すっかり定着しています。

 学校公演などでも、管楽器以外はマスク着用で演奏しますが、それにもすっかり慣れました。一般公演で「マスクなし」だと、ステージに出ていくのが妙に不安になったりする。

 聴いている皆さんが全員マスクですし。


 ところで最近、子供のマスクに、緑と黒の市松模様が目立ちます。

…何のことを言っているのかわかるかどうかで、「鬼滅の刃」を観たかどうかがわかります。

 本当にすごい人気ですね。どんな田舎の学校でも、必ず数人は、そのガラがいる。主人公のマントの柄だというだけなのに。

 「♫メガネ〜は〜かおの〜いちぶ〜ですっ、だか〜ら東京メガネ!」
というCMが昔ありましたが、もはやマスクはメガネ以上に、顔の一部。というか大部分です。

 色とか柄とか、オシャレだったり奇抜だったりするものが、思ったよりも出回りませんね。これから冬なので、マフラーと一体型のものとか、形においても、もっとバリエーションがあってもいいかなとも思います。できれば、ヴァイオリンがかまえやすいものを、どこかが考案してくれると助かるのですが。肩当てと一体型とか…しかし、それだと長い休符の時に困るか。

 そんな事よりもとにかく、早くおさまってくれることを願うばかりです。
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五薫

2020-11-26 22:10:00 | お酒の話し(山形県)
 蕎麦屋に入ると、昼間から酒を飲んでいるお年寄りがいたりします。

…本当に憧れる。

 「いたわさ」とか天ぷらを肴に、いい感じで飲んでいるのを見ると、せめて、あんな風にできるぐらいには、健康面と経済面において、「大丈夫な」老人になりたいものだと思うのです。

 ところが。現実的に考えてみると、蕎麦屋には、あまり大した酒がない。メニューには、だいたい「ビール」と「日本酒」としか書いてない。この場合の「日本酒」というやつをオーダーすると、本当にガッカリさせられることが多いのです。

 たしかに日本酒ではあるが…ときにご主人。ご自分でこの酒を飲んだことがありますか?本当にありますかっ⁈

 と、言いたくなるような酒が出てくる。こんなに美味い蕎麦を出すのに。

 やはり、そう思っていたのは私だけではなかった。

 ということで、蕎麦屋のための美味い酒を、山形の男山が造ったのです。契約している山形の蕎麦屋にのみ販売される、まさに蕎麦屋の隠し酒…「五薫」(ごくん)です。

 特別仕様の酒で、美味いのは知っていましたが、どこの酒屋にも置いていないので、私もほとんど飲んだことがありませんでした。さすがに昼間から蕎麦屋飲みするには、まだまだ身分と年齢が足りてませんので。

 それを今回、男山と懇意にしている方から、特別に頂いたのでした。…これを自宅で飲むことができるとは。

 蕎麦はゆでませんが、開栓。

…まさに「蕎麦前」という感じで、余計な香りが全くなく、静かな味。お新香とか、かまぼこだけで、いくらでも飲んでいられる、優しくてじっくりとした風味です。そして初めから、脇に徹することを心得ている。いっさい不足は無いながら、かといって「やっぱ今日はとことん飲むか!」というほどには魅惑してこない。

 食前酒でも食中酒でもなく、全てを心得た執事のようです。

 行き届いたもてなしを堪能しました。将来、昼間の蕎麦屋でこれを飲むのを目標にして頑張ります。

 皆様にも、世の中が落ち着いたら山形に来て、美味い蕎麦と一緒に、ぜひご賞味いただきたい。
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オピッツ週間

2020-11-25 22:59:59 | 山形交響楽団
 今週の山響は、土曜日曜に開催される定期演奏会。世界的なピアニスト、ゲルハルト・オピッツ氏を迎えての、オール・ベートーヴェンプログラムです。

 「ゲルハルト」というぐらいですから、ドイツの方です。

…コロナが再拡大しているヨーロッパから、本当に来られるのか?

 私たちもそう思っていましたが、すでに日本で2週間の隔離とPCR検査済み。まるで生鮮食品のような安全管理ですね。世界的なピアニストにここまでして良いのかと心配になります。


 山形県の文化応援で、県内から聴きに来る方は、助成金が出ます。それを使えば、なんと大人2250円!世界的なピアニストの演奏が半額の、わずか2250円!山形だからできる、この企画、この価格…なんだかテレビショッピングみたいになっていますが、GoTo以上に本当にお得です。


 まだチケットに余裕があるようなので、この機会にぜひ。私たちも楽しみです。
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ホテルローヤル

2020-11-23 22:37:00 | 映画・ドラマ
 久しぶりの休日だったので、夫婦で映画を観に行きました。もう山形市の映画館も、席の間隔を空けずに、通常営業です。もともと、それほど混まないので大差ないようにも思いますが。そこが山形の良いところです。

 奥さんセレクトの映画は、「ホテルローヤル」。邦画だということなので、邦画好きの私は一も二もなく、予備知識なしで観ました。

 感想をひと言で言うと、……。ひと言では難しい。

 釧路の田舎町にポツンと建ったラブホテルが舞台なのですが、たぶん、ほのぼの系の話です。

 「たぶん」というのは、観たところでは、テーマがわかりづらいのです。話の古臭さをノスタルジックに捉えるべきなのか、そこに悲哀を感じるべきなのか、正直よくわからない。

 ラブホテルは、男女の人生が鮮明に交錯する一地点として、面白い舞台だと思いますが、起こるエピソードがことごとく「ぬるい」のです。

 お酒はぬるめの燗がいい…という演歌がありましたが、私はそう思わない。人生経験がまだ足りないのかも知れませんが、ままならない世の中。せめて、好きで飲む酒ぐらいは、キリッと冷やすかチリチリに熱いか、どっちかにしたい。そういう私の好みには、合わない作品でした。

 最近は邦画も質が上がって、尖ったものがやりにくい雰囲気になったのでしょうか。しかし私ぐらいの年代が邦画に期待するのは、自由な「アングラ感」なのです。そういう意味では、期待を裏切られました。良くも悪くも「弱酸性」。お肌に優しく、どこにも爪痕を残さない。


 のんびりした連休を楽しみました。
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マルタケホール

2020-11-21 23:59:00 | 山形弦楽四重奏団
 眼鏡をかけてマスクをし、ブラックガムを噛むと、目にしみますね。

 …マスク疲れ。イヤになります。


 さて、最近の山形Qは、次の定期演奏会に向かう前に、大きな演奏会があります。

 12月6日の、新潟「マルタケホール」でのコンサート。新潟駅前のビルに新しくできた室内楽専用のホールです。ありがたいことに、本格稼働の最初のコンサートに声をかけていただきました。

 とにかく、きちんとしたホールなので、プログラムも本格的なものを…ということで、ベートーヴェン・イヤーにちなんで、ベートーヴェンの弦楽三重奏曲2曲を中心とした重厚な演目になります。

 山形Qの定期でも躊躇するような、ゴリゴリのクラシック。それが、ホールさんの希望なので、喜んでやらせていただきますが、お客さんは大丈夫なのだろうかと不安になる。


 とにかく、良い演奏会になるよう頑張ります。
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技術革新

2020-11-20 23:54:00 | 危機管理
 ということで、新車に乗っています。新しい車は、ガソリンで発電する電気自動車。燃費も良いし、加速も良いし、大きいし、気分が良いのは確かです。

 しかし、ああだこうだうるさい。親切なのはわかりますが。

 世の中で、操作ミスによる事故が増えたせいなのでしょうが、「踏み間違い防止」ぐらいならまだしも、車線をはみ出たり、単純に何かにギリギリまで寄せたりすると、激しい警告音が鳴る。

 対向車が無い山道では、車線なんか守りませんよね。…大きい声では言えないことなのかもしれませんが、田舎では当たり前のことです。それでも、ちょっと中央線を踏み越えただけでハンドルがギュルギュルと鳴りながら振動する。

 コンビニの駐車場でバックした時に、車道を走る車があるだけで、「接近車あり」の警告音に驚かされる。

 親切なのは良いのですが、自分の駐車場でも停める度に、後ろの壁が近づくと激しいアラームがなるのには、少々まいります。

 一本道で前の車が遅くてヒマな時に、自動運転でピッタリ追従させて遊んだりするのは、それなりに楽しいのですが、本当にこの機能が必要なのかと疑問にも思う。

 安全面が充実するのは良いことですが、あまり人間を甘やかすのもどうかと。普通にドライブを楽しみたいだけの正常な人には、ややうるさい感じもします。

 ヒトとしての機能が衰えていきそうで怖くもなる。

 …車の手を煩わさなくても安全に走行できるよう努めます。
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朝日鷹「純米大吟醸・限定酒」

2020-11-19 22:48:00 | お酒の話し(山形県)
 山形に帰ってきたら、山形の酒をゆっくりと。

 例の酒屋の限定頒布会の酒。10月分逸品です。「十四代」の蔵の朝日鷹。最近は普通の朝日鷹でもプレミアがついて、定価の3倍の6000円以上で取引されてますね。

 しかし、この朝日鷹はそんなもんじゃない。限定の純米大吟醸なので、定価の10倍。…3万円以上です。

 それもどうかとは思いますが、ヤフオクに出さずに開栓。

 …この独特の甘みはさすが。十四代のエッセンスが詰まっています。

 この、誰もが今まで感じたことのない甘みこそが、十四代の高騰の秘密でしょう。

 しかし、本当の日本酒好きには、やや軽すぎるかもしれませんね。口当たりが良すぎる。

 これは確かに、他の酒では味わえないものなので、ひとつの作品として素晴らしい価値があるのは間違いない。ただ、10倍以上の値をつけてまで血眼で買い漁るのは、どうしても違う気がするのです。

 世の中には申し訳ないですが、惜しげもなく普通に四合瓶を空にして、心地よい甘みを堪能しました。
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予防とアルコール

2020-11-18 23:59:00 | 危機管理
最近、風邪をひくのが本当に怖い。朝起きて発熱していたら、どれだけ大ごとになるか。

 出勤できない→演奏会を休まなければならない→エキストラを呼ばなければならない→家族は学校や会社に行って良いのかどうか判断しなければならない

 このチャートが次に、おのおの昨日まで接触していた人たちの身にふりかかる。影響ははかり知れません。

 ということで、今年は職場で全員、インフルエンザの予防接種を受けることになりました。

 「転ばぬ先のつえ」…みたいな行動を強制されると具合が悪くなってしまう私は、インフルエンザになるストレスよりも、予防接種をしなければと思うストレスを天秤にかけて、中学校以来、これまでしたことがありませんでした。

 しかし、この状況では仕方がない。

 接種の前に問診があります。

「アレルギーとかありますか?」
…花粉症ぐらいですかね。
「注射して具合悪くなったこと無いですか?」
…ありません。

 その時ふと、この間献血した時に、止血のバンドの跡が長いこと痒くなって困ったことを思い出しましたので、念のため素直に申告。

「あっそう。じゃあ、アルコールダメなんだ。じゃあアルコール無いやつ使いますね。」
…アルコール?
「ちなみに飲む方はどうです?」
…毎日がっちり飲んでます。ダメなはずはないんですが、どういうことでしょうか?
「まあ、わかりませんね。ハハ」

 ずいぶんと適当な感じがしますが、本当はどうなのでしょう?皮膚だけアルコールに弱いということなどあるのでしょうか?…ご存知の方は教えて下さい。

 とこかく、これでインフルエンザの心配も無し。こんな感じで、コロナも予防注射ができれば良いんですけどね。
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冬間近

2020-11-17 23:31:00 | 旅の空
 今週の山響は、通常のスクールコンサート。今日は大蔵村。山形県の奥深くに位置する、秘境と言ったら失礼ですが、積雪量がもっとも多く、冬の全国ニュースで必ず名前が出る地域。

 要するに、山形で「一番良いところ」です。中学生も小学生も、「こんなに良い子達がいる地域があるのか」と思うほど。音楽鑑賞教室をしても、こちらも良い気持ちになります。こういう子供達にこそ、音楽を聴かせてあげたい。「耳を澄ませる」という言葉がありますが、静かなところに生まれ育って、もともと「耳が澄んでいる」のがわかるのです。

 午前午後の公演だったので、昼休みには、毎回ここに来ると楽しみにしている蕎麦屋へ。地元の「最上早生」を使った10割そばが本当に美味い。都会の有名店には絶対に出せない味なのです。

 店に着いて駐車場に車を入れると、おかみさんが出て来ました。ん…お出迎えか?

「ご〜めんなさい、もう今シーズンは休業してるんです〜」

…なんと。コロナの影響で、もうこのま来年まで休業を続けることを決めたらしい。


 こんな理想郷にまで影響が出ているとは、なんとも残念なことです。

 これから雪に覆われて、厳しい冬を迎えるこの地域ですが、その後には、そんな余計な心配のない気持ちの良い春が来ることを祈っております。
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心にスパイス

2020-11-16 22:16:00 | 旅の空
 さて、先週は京都近辺を回ったわけですが、秋の京都を満喫…することはできませんでした。

 観光で訪れているわけでもなし、コロナの危険が騒がれている昨今でもありますし。残念極まりない。

 ということで、京都の美味しいものや地酒探訪も、もちろんありません。

 とはいえ、コンビニ弁当をホテルの部屋で食べるのは、人としてあまりに不健康なので、夜は、できるだけ人の少ない飲食店で、ひっそりと過ごしました。

 良かったのは、インド料理店。観光客の多い京都。「せっかく京都に来てインドはないだろう」ということなのか、いい感じなのにガラガラの店を発見。しかも、日本語が上手でないインドの人は、会話で飛ばす飛沫の量が、関西人のママと比べて格段に少ない。

 実は、私はインド料理店が大好きです。スパイシーな料理が好きなこともありますが、とにかく安い。どこも本当に良心的です。

 例えば、一杯300円程度の安い「グラスワイン」をオーダーしてみて下さい。ワイングラスに、ほとんど縁まで「なみなみ」と入れて持ってくる。…インドやネパールではどうかわかりませんが、「日本ではここまで入れなくてもいいんだよ」と言ってあげたくなる。結果的に、ボトルで頼むよりはるかにお得というのがおかしいと思わないのか?ボトルで2000円なのに、グラス3杯で一本を超える量が入っている。…計算わかってますか?

 要するに、インド・ネパールの人は、本当に良い人たちなのです。あまりにサービスが良いわりに、客がまったく入っていないので、連日通いました。

 政府が「GoTo」を煽っても、一般の感覚としては、心から観光をできる空気ではないのが残念。

 京都にも、あらためて、純粋な観光で訪れてみたいものです。
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ご無沙汰してました

2020-11-15 22:55:00 | 山形交響楽団
 長いこと更新をサボりましたが、無事に演奏旅行から帰って来ました。埋め合わせのために、今週は毎日更新いたします。

 さて、もう少し早くお伝えするべきでしたが、先ほどNHKで山響のベートーヴェン「運命」の演奏が放送されていました。私もすっかり忘れていて、チャンネルを変えてみて「うわっ」と気づいた次第です。

 コロナウイルスのせいでこんなことになってしまいましたが、「ベートーヴェン生誕250年」ということで、日本のオーケーストラが持ち回りで交響曲を演奏する企画のひとつとして、9月に収録したものです。

 こういうきちんとした全国放送で、山形の新しい「県民ホール」での演奏が放映されるというのは嬉しいことです。…とにかく素晴らしいホールなのです。もっともっと、東北の音楽文化の新しい拠点として親しまれるべき。

 そして、新しい山響のカラーとも言うべき、常任指揮者の阪哲朗氏の指揮で、全国的なこの企画の一翼を担うことができたことを嬉しく思います。

 それにしても、山形は寒い。関西から帰ってきたせいですが、空気のキレが違いますね。風邪をひいて熱でも出したら大ごとですから気をつけます。
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隠密

2020-11-08 23:59:00 | 旅の空
また、演奏旅行が始まります。国の事業ですので、詳しいことを公表するのはご法度。

…なにも後ろめたいことはありません。学校に出向いて演奏会を聴いてもらうだけです。

 しかし「伏せろ」とのお達しですから、従わざるを得ない。

 ということで、しばらく更新を自粛します。

 「GOTO」も盛んな昨今。本当は楽しく旅行して構わないはずですが、国のお達しなので「公儀の隠密」として過ごします。
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納車

2020-11-07 22:45:00 | 危機管理
 昨日、やむを得ず新しく買った新車の「納車」。

…なにが納車だか。事故以来借りていた代車を返しに行って、新しい車で家に帰るかというだけなのに、いろいろな手続きを(保険とか)済ませた後に「そろそろ納車式よろしいでしょうか?」と。

 …式って何すか?
 「いや、ご挨拶と花束などをお渡ししたく」
 …そんなの、別にいいですよ。
 「いやいや、そうもいきませんので」
 インカムで「中島様の納車式の準備お願いします」。

 …いいって言ってるのに。

 「どうぞこちらへ。」
…社員一同が整列ですか。
 「中島様、ご成約おめでとうございます!」
…めでたいのは私じゃありません。本当に車をぶつけて壊したことを反省しているところなんです。

 その後、整列の前で店長以下、おもだった人から名刺を渡されて、「今後ともよろしくお願いしますっ」と花束を渡される。

…べつに、もういいのに。逆にいたたまれなくなる。

 引き渡された車に乗って、ディーラーから出るときにも、その整列がそのまま外に出て、前の車道を走る車を、頭を下げながらも強引にさえぎって「どうぞ中島様っ」的な。

…だからもういいって!

 車って、一台売れるとそんなにまで儲かるのか、と私のようなひねた者は思ってしまいます。だったら、その分、もう少し安くしてくれればいいのに。だからゴーンはあんなに儲けて…

 次はぶつけないで、長く乗れるよう、気をつけます。
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お知らせ

2020-11-06 22:40:00 | 山形交響楽団
 突然ですが、明日の朝8:30からBSテレビ東京にて、山響が8月に収録したシベリウスの「交響曲3番」ば放送されます。

 お時間のある方はぜひご覧下さい。


 難しい曲なので、演奏している最中はいろいろあったように記憶していますが、いつものライヴ配信とはまた違った仕上がりになっていることと思います。

 11月15日にNHKでベートーヴェン「運命」も放送されますし、こういう機会が増えたのはありがたいことです。


 …お時間の無い方も、録画などしてぜひご覧いただければと思います。
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選手宣誓

2020-11-05 23:59:00 | 雑記
 オペラ「トゥーランドット」では、冷酷な姫トゥーランドットが、求婚してくる異国の王子に3つの謎をかけて、それに成功したら妃になるという賭けをします。失敗したら死刑。主人公のカラフ王子はそれをクリアするわけですが、トゥーランドットが潔くない。

 父である皇帝に「神聖なはずの私を、異国の者なんかに差し出してはいけません」などと泣きつくわけです。

…まったく。ルールは絶対だということをたてに、今までさんざん処刑してきたくせに、自分が負けたと見るやこのていたらく。「冷酷」が聞いて呆れますね。

 娘に甘いのが父親の常ですが、しかしそこは皇帝。「約束は約束じゃ」と取り合わない。陛下、さすがでございます。

 …しかし女に甘いカラフは、よせば良いのに「名前当てたら逆転チャンス」などと余計なサービスをするから、リューが命を落とすことになる。

 まあ、それはともかく、契約にシビアなのは欧米の根本的な感性ですね。


 さて今、世界はアメリカの大統領選挙の話題でもちきりです。ここまで大接戦だと、アメリカなんか人ごとと思っている国でも、気を揉まざるを得ない。

 しかし問題なのは、勝敗がハッキリついたのかつかないのかわかりにくい事です。きちんと事前に決めたルールに従えばいいのに。なぜそれができないのか?もし
きちんと決まっていなかったのだとしたら、その時の責任者の落ち度ではないのか?


 …負けそうになったからと、ごちゃごちゃ言うのはやめましょう。
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