ステージに立つ人間は、私のような末端の者でも、本番に穴をあけることができない。俗に言う「親の死に目に会えない」というものです。
「死に目」ほどではなくとも、家族の大切な瞬間に立ち会えないということは、いつもある。これは仕方のないことです。
山響の「ドラクエ」の裏で、山形市民会館では「山形市春の洋舞合同公演」が行われていました。
娘のバレエ教室も参加し、合同の出し物はバレエ「ライモンダ」からで、娘が主役をいただきました。もう高3ですから、おそらく最後。総決算ということで。
週に3〜5回あるバレエの送り迎えを、3歳の頃から続けてきた私たち両親にとっても、最後となると感慨深いものがある。
私としても、観に行けないのは残念ではありました。
しかし「死に目」と違って、ステージはたくさんのお客さんが観てくれています。おたがい、それぞれのステージで、来てくれたお客さんのために演じて、喜んでもらえれば、それ以上のことはない。
娘の方も、良い公演になったようで何より。今、ウチの玄関は、届けられた花束でいっぱいです。
本番前には、きつい練習で肋骨や足を疲労骨折したりなど、苦労しているところを見ていたので、まずは、とにかくお疲れ様というところ。
また、一区切りがついたようです。