中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

小鶴

2009-11-29 18:37:25 | 山形交響楽団
 家の近くの神社にある「夫婦欅(けやき)」です。夫婦円満のご利益があるそうですよ。私も時々、ひそかに拝んでいます。


 さて、今日は山響で毎年恒例になったオペラ「小鶴」の長井公演でした。ご存じの方はわかるでしょうが、藤沢周平原作による、夫婦の情愛をテーマにした作品です。気持ちを素直に表せなくてギクシャクしてしまうさまが日本的(山形的なんでしょうか?)で、フィガロの結婚とはまた違った味わいがあります。

 また、このオペラを演奏するのは今回で五回か六回目ですが、その度ごとに味わいが深まります。というのは、細かいセリフがどんどん聞き取れるようになるからです。我々にはもともと脚本などは渡されないので、弾きながら聞くしかないのですが、これがなかなか難しい。特に自分のパートがやっかいな箇所なんかは、今回初めてヒヤリングできた所がけっこうあります。

 一つ一つのセリフがわかると、音の感じも納得できて「なるほど!」と感じるものです。…何だか書いているうちに、自らの不勉強を公開しているような気分になって来ました。日本語じゃない作品の時も、すじだけではなくて、きちんとセリフを勉強して臨むべきだという事がよくわかりました。

 オペラは奥が深いです…(反省)。
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明智さん

2009-11-28 22:52:08 | 読書
 なにげなくテーブルの上に置いてあったので、「懐かしいなぁ…」と思ってページをめくっている間に、一気に読んでしまいました。「少年探偵団」シリーズですね。名探偵明智小五郎と怪人二十面相の対決は、どれも本当に面白い。最近は息子がハマっているようで、よく図書室で借りて来ます。しかし、昔ながらのこの「ポプラ社」のやつは本当に懐かしい…。学校の図書室に無くてはならないコーナーです。

 特にこの「青銅の魔人」はシリーズの初めの方のやつで、最高にインパクトがありました。ギリギリと歯車の音をさせて高価な時計を盗んでいく魔人…追い詰められそうになると四つん這いになってすごい速さで駆けて行き、最後には煙のように消えてしまう。その正体がどうしても知りたくて、途中で読むのをやめられないんです。トリックもしっかりしていて、「読んでからがっかりする」ということがほとんど無いのもすごいです。しかし「四つん這いで走る」のは異様に見せるためだけに、中に入っている二十面相が一生懸命やっていたというのは、ちょっと微笑ましいですが。

 その面白さはまったく古くさくないのですが、時代背景はやはり今とはまったく違いますね。少年探偵の小林君を、街の浮浪児達が助けたり…今の子供には(もちろん私が子供の頃もそうですよ)ちょっとわかりにくいことです。それに、この話では二十面相は戦争に行って帰ってこない人になりすまして化けていたわけで、笑えない部分もあります。

 シルクハットをかぶって馬車で犯人を追うシャーロックホームズのように「古典」になりつつある名作ですね。聞けば、小学校ではいまだに人気シリーズで、借りたい巻が借りられないことも多いらしいです。なんだか安心します。みんなテレビゲームばっかりやってるわけじゃないんですね。

 (しかし私は明智小五郎と聞くとどうしても、テレビドラマシリーズの天知茂の顔が浮かんでしまいます…)
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成仏

2009-11-27 16:38:06 | 危機管理
 我が家のアトラスオオカブトがしばらく前に天寿を全ういたしました。息子はその死骸がどうしても捨てがたく、「取っとく!」と聞かないので、どうしたものかと…。そんな時に友達から「標本にしてくれる店がある」と聞いて来たので、最近ようやく少しできるようになった「インターネット」(!)で調べてみました(…大変お時間がかかりましたが)。

 死んでからしばらく経ってるし、足も取れたりしてるから無理なんじゃないの?と思ってましたが、店に持って行ってお願いしたところ、ひと月程で完成。足もちゃんと付いてる。…いろんな職人がいるもんですね。

 はじめは「標本なんかにしないで土に返した方が良いに決まってる」と思ってましたが、外国産ですから日本の土になるよりも、こうして勉強机の上でいつまでも大切にされるのも悪くないでしよう。一緒にしたら怒られるかも知れませんが、即身仏のように大切に安置されております。

 …合掌。
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楯野川(源流冷卸)

2009-11-25 16:39:11 | お酒の話し(山形県)
 「おつかれっ!」の後はやはりこれ…銘酒で疲れを癒します。ということで、しつこく酒田の銘酒「楯野川」です。すっかりはまっております。今回のは「冷卸」…冷却じゃありません。「ひやおろし」です。

 「ひやおろし」とは…うんちくを語る人はあまり好きじゃないので、詳しくは申しませんが要するに、一夏ねかせて熟成させたのをそのまま加熱殺菌しないでビンに詰めたものです。その分、少ししっかりした味になるわけですな。

 この「源流」もアルコール度数は17~18度と、ちょっと高め。「原酒」に近いです。もの自体は美山錦の純米吟醸ですから、以前に飲んだのと同じです。


 ところで、「パスタに日本酒」と聞くと「ゲッ」と思うかも知れませんが、我が家では普通です。こだわりが無いせいではなくて、日本酒もワインと同じように料理に合わせて選べば、必ずぴったりと合うものがあります。または「冷や」にするか「燗」にするかでも随分守備範囲が広がるものですよ。若干ひいてしまうかも知れませんが、私はカレーライスとでも美味しく日本酒を飲めます。…何の自慢にもなりませんね。

 予想通り、この「源流」は味が引き締まってスピード感がある印象なので、パスタに良く合います。てきとーな白ワインなんかよりもはるかに上です。「キリッとしめてサッとひく」…素晴らしい一品です。ただ、普通に刺身なんかと合わせると、ちょっと「えぐみ」みたいなのが出るかな…。

(ちなみに「日本酒レビュー」の記事は、家の奥さんからひどく顰蹙をかっているのでほどほどにいたします。)
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年中無休

2009-11-24 20:45:35 | 危機管理
 今日は仙台でスクールコンサートがあるはずだったのですが、またもインフルエンザで中止。時間が空いたので、近くの護国神社に七五三のお祓いをしてもらいに行くことに。別に信心深いわけではありませんが、もうピークを過ぎた平日だからすいてるだろうし、散歩がてらみたいな感じで。

 久しぶりに気持ちよく晴れて、陽射しが暖かです。広い境内には人影もまばらで、むしろ閑散とした感じ…営業してるのかな?
「祈祷受付」みたいに書かれた窓口へ行ってみると、「年中無休」ですと。神様だから休業されても困りますが、こう正面きって「年中無休」と書かれるとちょっとビジネスライクな感じがしますね(さすがに24時間営業ではないらしいですけど…開いてて良かった)。

 窓口の巫女さんの親切な対応のもと、受付を済ませて千歳飴をもらいます。
「こちらでお待ち下さい」
だだっ広い待合室(200人以上は入れる)に、うちの家族だけ…。祈祷所が貸切りでもあまりうれしくない。しかし、神主さんと巫女さんが我々のためだけに、ほら貝を吹いたり、太鼓をたたいたり、舞を舞ったりしてくれてますから、恐縮して祓われました。

 出口の辺りでは「お神酒をどうぞ」。儀式だから仕方がない。心していただくとしますか…ってこれだけ?
…まあ当然か。しかも純米じゃないな…。


 こういう古くから受け継がれている儀式というのも良いものです。大事にしなきゃいけない文化だと思います。ずっと残ってほしいものですね。

(クラシック音楽業界よりははるかにメジャーだし、不況にも不運にも強そうだから、私が心配することでもないんでしょうけど)
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薫陶

2009-11-23 21:43:20 | クァルテット
 「それにしても音楽の美とは何とふしぎなものだ!演奏者が成就するその短い美は、一定の時間を純粋な持続に変え、確実に繰り返されず、かげろうのような短命の生物をさながら、生命そのものの完全な抽象であり、創造である。」 (三島由紀夫 「金閣寺」より)


 久しぶりに演奏会を聴きに行きました。宮城の中新田バッハホールでの「ジュリアード弦楽四重奏団」のコンサートです。最前列でいわゆる「ガン見」をさせて頂きました。こう言ってはなんですが、やはり「生演奏」は良いものです。もちろん「勉強する」目的で行きましたが、演奏会に足を運ぶということは「贅沢な時間をもらいに行く」ことなのだという事をあらためて感じました。また最前列に座ってると、「自分達のために弾いてくれてる」という感じが強くなるものなんですね。

 ジュリアードは自分の中で「好きな四重奏団」とは言えませんでせしたが今日、その認識が変わりました。第1ヴァイオリンの人が変わっていましたが、そのせいもあるかも知れません。これだけの「老舗」の四重奏団でもメンバーが一人変わると、団のサウンドが変わるんですね。驚きました。今日のこの新メンバーでの演奏は本当に素晴らしかった。

 四重奏における、一人一人の演奏の「重み」がよくわかりました。音は一瞬で消えてしまうものですが、それぞれの奏者の音は確実に「音楽」という命の四分の一をかたち創るものです。四分の一が死んでいれば全体の命も無事であるわけはありません。こうしたことは、ステージ上にいると「客席からはわからないだろう」と思ってしまうものですが、四重奏ぐらいだと手に取るようにわかってしまうものなんだということもよくわかって、少々こわくなりました。

 何回か指導して頂いた平尾さんが「バルトークをやりなさい」と言ってましたが、今日のバルトークの演奏を聴いて、その意味が少しわかりました。こういう曲はその場その場のアジャストでは絶対に曲にならない。曲の全体像がすべて、それぞれのプレーヤーに記憶されていないと無理です。「ここではどうすればいいんだっけ?」とさぐったり、「今日は調子が悪いな」などとその場かぎりのアプローチをしていては、絶対に到達できない。今日のバルトークは本当にすごかった…感動するとともに若干へこみます。

 しかし…良い演奏会を聴いてひと時を過ごす、というのは素晴らしいものですね。忘れてました。我々も、そういう時間が多くのお客さんに提供できるように頑張ります。(やっぱりもっと練習しないとだめだな…。良い刺激になりました。)
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2009-11-21 23:14:48 | 山形交響楽団
親鸞 「なにもかも良かったのだな。わしのつくった過ちも良かったのだな。わしに加えられた傷も良かったのだな。往きずりにふと挨拶を交わした旅の人も、何心なく摘み取った路のべの草花もみな、わしと離れられない縁があったのだな。みなわしの運命を成し遂げるために役立ったのだな…。」 (倉田百三 「出家とその弟子」より)


 山響200回記念定期演奏会の一日目が終わりました。本当に多くのお客様でホールが満員になり、嬉しい限りです。特に村川千秋氏の演奏を楽しみにいらした方が多かったのではないでしょうか?何となく客席の熱気でそう感じました。

 オーケストラも彼の棒の元で、良い音が出ていたのではないかと思います。それぞれの楽団員が、創設者の村川氏と何らかの「縁」があったからこそ今ここにいるのだ、という事を感じて、それに応えようとしたからなのではないでしょうか。

 オーディションの後の面接で村川さんに
「いやぁ、君は本当に音楽が好きなんだねぇ。君の演奏を聴いてよくわかったよ。受けに来てくれてありがとう。」
と言われた時の事を思い出しました。11年半前の事です。…しみじみとしてしまいます。他の団員もそれぞれの想いに浸りつつ演奏していたのだろうと思います。

 
 さてと…明日も頑張ります。
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2009-11-20 09:33:10 | 山形交響楽団
 「私は思った、希望と言うものはもともと、いわゆる有ともいえないし、いわゆる無ともいえないのだと。それはちょうど地上の路のようなものだ、実際には地上にはもともと、路というものはなかったのを、歩く人が多くなって、そこが路になったのである。」   (魯迅 「故郷」より)


 道路の維持管理は大切だし、整備や拡張も大変なお仕事だろうとは思いますが、何もない原野を切り拓いて「道を創る」のはそれらとは比べ物にならない決意と情熱が必要でしょうね。まさにそれが「希望」なのでしょう。

 
 さて、昨日は久しぶりに村川千秋氏の指揮で演奏しました。「カレリア組曲」のリハーサルですが、感慨深いものがありました。引退なさってからもう長い年月が経ちますがとにかく、気持ちがまったく衰えていないのには本当に驚きました。さらに純度が増したような感じも受けます。

 今の我々はまさに、彼の「希望」の上を歩いているのだ、ということがよくわかりました。
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保菌

2009-11-19 09:54:53 | 山形交響楽団
 マスクなんて小学校の給食当番以来、したことありません。息苦しいし面倒だし、気になって頭が痛くなってくる。何よりも神経質な感じが嫌なんです。

 しかし家族に「新型」が出た以上、多分私もれっきとした保菌者。自分自身はしっかり飲んで寝れば大丈夫な自信があるのですが、人様に感染させるのは申し訳ない…という事で30年ぶりぐらいにマスクを着用してリハーサルへ。

 考えてみればオーケストラほど、勤務中ずっと社員一同が密集してる業種も珍しいですよね。しかも途中で息が荒くなったりもするわけですから、風邪が流行りやすいのも無理もないことです。

 全国のオーケストラで「新型」感染者が続出してる中で、山響の団員はまだゼロ。私がきっかけにならないように気を付けます。折しも200回記念定期の最中ですし。


 …しかし忙しい曲が多くて、マスクしながらだと弾きづらい。タンホイザーなんかは酸素が薄くなります。
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新型

2009-11-18 08:45:58 | 危機管理
 ついに恐れていた新型インフルエンザが我が家にも上陸!

 恐怖に怯える悲鳴と怒号、泣き叫び逃げ惑う家族たち…

 
 …というようなことはまったく無く、発症した息子はもう治りました。日曜の夜から熱が出て(出たと言っても37度台)、大して苦しそうでもないので「疲れたのかな?」ぐらいに思っていたら、月曜になっても下がらない。かと言って上がるわけでもなく相変わらず37度台。しかし、ちょうど学校から学年閉鎖の連絡網も回ってきたし、念のため病院へ。

 「38度以上熱が出てから12時間しないと、検査しても新型かどうかわかりません」
とのこと。「でも流行ってるから、とりあえず治療を始めましょう。検査はまた明日…」
…なんだかハッキリしなくて、家族の我々も騒いで良いのやら、ホッとして良いのやら。

 大して具合悪そうでもなく、淡々とリレンザを吸引する息子を見て
「へぇ、これが噂のリレンザか…。吸い込んでもむせないの?どんな味?」
《パンデミック!》みたいな緊張感がない、ふつうのお茶の間でございます。

 翌日の火曜にはすでに熱は下がり、一応病院で検査すると「新型でした」と。
分かった時にはもう完治。気づいた時にはもう終わってる。こんなもんなのか?重症にならないのは良かったけど、若干拍子抜け…。

 学校に報告すると、クラスの過半数が発症していると…確かにすごいですね。


 私は念のため山響に報告。
「あのー、家族が新型インフルエンザになったんですけど…」
「……。」(それがどうしたの?みたいな空気)
「自宅待機とか出勤自粛とか無いんですか?」
「本人が発症しなければ大丈夫。それより明日からは200回記念定期のリハーサルなんだから、絶対発症しないで下さい。」

 …はいはい、頑張ります。
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新品

2009-11-17 08:04:26 | 山形弦楽四重奏団
 カルテットの定期演奏会が終わって、次の新しい譜面を開くときが、一番ワクワクします。欲しかったプレゼントを受け取った子供が、包み紙を開ける時の気分と似てますかね。昔から好きでよく聴いていた曲の譜面は特にそうです。
「この中に、あんな世界がつまってるのか…」。

 しかし練習を始めると、途方もなく険しい山が目の前にそびえている感じに変わってきます。
「こんなの無茶だよ…引き返して帰りたい」(この間のベートーヴェンもそう思いました)

 それでも仕方なく(?)、寝食を共にしていると、「こんなに良いところがあったのか!」
と気づかされることが増えてきます。同時に険しさも、さらに増していくわけですが。

 そうして演奏会の当日は、達成感よりも「これでようやくこの曲と別れられる…」という感じで終わります。
「どれだけ気持ち良く別れることができるか」が達成感に近いかも知れません。


 さてさて、次回のプログラムの中で前から一番楽しみにしていたのがプロコフィエフの1番です。学生の頃から好きでよく聴いていました。颯爽とした冒頭から、冷たくフェードアウトするような終わりまで、ひんやりした感じが大好きです。

 …なんて言ってられるのも、まだ譜面を開いてない今のうちだけかも知れませんけど。
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七五三

2009-11-15 21:35:02 | 危機管理
 今日11月15日は何の日か知ってましたか?
バレンボイムの誕生日…でもあるらしいですが、「七五三の日」なんです。
私はついこの間まで知りませんでした。そういう特定の日があるんですね。息子の五歳の時は、てきとーな日にチラッと神社に行っただけで済ませてしまいました。

 「家の娘も三歳だから七五三の歳だな~」なんて思っていたら、お祝いのために家の奥さんの両親が今日、仙台まで来てくれました。七五三もどちらかというと女の子のためのイベントなんですね。かわいい服を着せたりして。「着せ替え人形」のようですが、着せられる本人も喜んでるから良いものなんでしょう。私は五歳の七五三の時にヘンな袴を着せられて神社で神主さんに、あのギザギザの紙がついた棒で「シャッシャッ」とやられて、非常に嫌な思いをした記憶しかありませんが、女の子はノリノリです。


 さてさて、昨日の山形Q第33回定期がなんとか無事に終わってホッとしております。前回同様、忙しい最中の強行スケジュールだったのでいろいろ大変な面もありましたが、自分なりには「やれることはやった」という充実感と、今後の課題がまたハッキリ見えて次回に向けての意欲を与えられる良い機会になりました。ただ、集客に関してはもう少し考えないといけませんね。

 ともかく今日はホッとした気分のまま、娘の「お祝い」にかこつけて昼間から仙台で美味しいお酒を頂きました。

 祝い事がすきな娘は、家に帰ると
「またしちごさんやりたい!」

 …ぜひやろう。ひんぱんに。
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山形Q第33回定期終了

2009-11-14 20:55:30 | 山形弦楽四重奏団
 「すみませーん、とりあえず生ビールくださーい!」


 我が山形Qの定期演奏会も無事終了。お忙しい中、聴きに来て下さったお客様達には深く感謝しております。皆様の日頃の行いが良いおかげで、天気も思ったほど崩れませんで、ホッとしています。まだバタバタしていますが、とりあえずお礼まで…。


 「すみませーん、生ビールおかわりくださーい!」
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仏足石

2009-11-13 20:24:18 | 山形弦楽四重奏団
 お寺なんかによくある、お釈迦様の足跡を刻んだ石です。さすがお釈迦様、相当でかいですね。


 ところで、もし
「あなたは長年この町のために尽くしてきたので、町の功労者に選ばれました。そんなあなたの足跡として、あなたの足形を町の記念館に残したいのですが…」
と言われたらどうですか?少しは誇らしい気持ちになるかも知れません。しかし、
「じゃあ今、靴を脱いで頂いて足形をとらせてもらっていいすかね?」
と言われたらどうでしょう?
「えっ、今は困ります!ちょっと足汚いし、かかとガサガサだし、魚の目あるし…」
なんて言ってしまいそうですよね。

 でも、それこそが「自分の足」なわけです。それがイヤなら、日頃から軽石でこするとか、それなりのケアをするしかない。形をとる直前だけ磨いても意味は無いわけです。


 …いや、何が言いたいのかというと、明日はいよいよ山形Qの第33回定期です。もう33回…一歩一歩よろけながらも歩いて来て、また明日、33回目の足跡を刻むわけです。「明日にどれだけ美しい足形がつけられるか」を考えても仕方ありません。「これまでどう歩いてきたか」が表れるだけでしょう。多少汚かろうが、臭かろうが、それが自分達の足なわけです。あとで気持ちよく足跡を振り返れるように、その足でしっかり歩くしかない。

 と、覚悟をきめて明日の晩に美味しい酒が飲めるように頑張ります。
例によって天気が悪そうですが、一人でも多くの方に来て頂きたいと思っております。
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楯野川(純吟出羽燦々)

2009-11-12 08:45:33 | お酒の話し(山形県)
 酒田の銘酒「楯野川」でございます。透明感のある味が素晴らしい。
「その話はもう聞いたよっ」…いやいや、今回のも純米吟醸で55%というのは同じですが、酒米が違います。山形の誇る出羽燦々が使われています。「出羽燦々」は山形県が独自に開発した酒米で「DEWA33」と書くこともありますね(私は漢字の方がずっと良いと思うのですが)。

 製法がまったく同じということなので、この前の酒とは「双子」みたいなものです。


 ところで昔、塾で教えていた時に、本当に見分けがつかない兄弟がいて困ったことがあります。普通は身長や体型や髪型がちょっと違ったり、少なくとも持ち物の好みぐらいは違うものですが、その兄弟はほとんど同じ…。「親にもよく間違えられる」というほどの激似ぶりでした。そして学力レベルも…。とにかく座席表通りに座っててくれないと話しかけられない。

 不思議なことなんですが、ここまで似てると自分達で入れ替わって人を騙したりすることはしないんです。まわりの生徒達も「席を交換して先生をだましてやれよ」とか、そういうことは言わないんです。もともと自分が今どっちに話しかけてるのか自信がないからでしょう。本人達もこれ以上人から間違えられると、自分のアイデンティティーが危うくなると思うんでしょうか。

 しかし、宿題を忘れるのもいつも一緒。どっちかが答えられない問題はもう一人に聞いてみても、やっぱり答えられない。居眠りしてる時に「まさか…」と思ってもう一方を見るとやはり…。注意する気にもなりませんでした。


 さてさて楯野川の双子は…なるほどよく似ていますが性格がだいぶ違う。すっきりと透明感があるのは同じなのですが、香りと味の芯が違います。出羽燦々は美山錦より硬い印象。それが香りにも表れてますし、味にはやや渋みを感じます。その分やや全体としてのまとまりは美山錦のバージョンの方が上かな。でもここまで来ると好みの問題でしょう。キリッと感を重視するなら出羽燦々でしょうし。私は美山錦に軍配。

 好きです、楯野川兄弟。
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