中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

完治

2021-06-30 23:47:00 | 危機管理
 「か〜んちっ!」

 と言えば「東京ラブストーリー」の鈴木保奈美ですね(…大変失礼しました)。

 何が言いたいのかと言えば、先日のギックリ腰が完治して、気分が良いのです。

 もはや、いわゆる「腰痛持ちの人」ぐらいのレベルまで回復しました。声高に言うことでもないのはわかっていますが、普通に立ったままパンツもはける。

 どんな傷も昔より治りが遅いので、「これも長くかかるんだろうな…」と覚悟して沈んでいましたが、そうでもなかった。「まだまだ大丈夫!」…通販サプリのCMのご老人のように、あからさまに元気を取り戻しました。

 今回の勝因はやはり、とにかくお腹を温めたこと。東京でも大阪でも常に(ステージでも燕尾服の下で)、お腹に「ぬくっこ」(ホカロンの地元廉価版)を貼っておりました。途中、暑くて意識が朦朧となる瞬間もありましたが、痛みよりはるかにマシ。

 実は個人的には、コロナの心配よりもこっちの方がよほど大問題だったので、無事に終わって心からホッとしています。

 ギックリ腰は、冬の「赤ぎれ」のようなものですね。腰の筋繊維が冷えて硬くなり赤ぎれを起こす。…医学的根拠はありませんが、経験と体感ではきっとそうです。熱の出入り口であるお腹をひたすら温めて、下半身を柔らげて、傷がふさがるのを待つしかない。

 今週は県内のスクールコンサート。来週は演奏旅行(関東です)が控えていますが、これでどうにか乗り切れるめどがつきました。

 暑くなりますが、「ぬくっこ」を手放さず頑張ります。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陰性

2021-06-28 22:16:00 | 山形交響楽団
「さくらんぼ」コンサート、無事に終わりました。昨日は早朝の飛行機で山形へ直帰。東京らしいものも、大阪らしいものも食べられませんでしたが、今回ばかりは仕方がない。

 山形に帰るにあたって、とにかく万全を期すために山形へ戻る楽団員全員がPCR検査を受けました。

 もちろん私も初めての事でしたが、なかなか嫌なものですね。とにかく唾液をたくさん採る。歯科での検査では、味なしのガムををくれますが、それも無し。「美味しいものを思い浮かべる」と言っても、ホールの楽屋ではそれも難しい。

 健康診断の時にも思う事ですが、慣れればなんということもない検査でも、初めての時は嫌なものですね。そう言えば昔のギョウ虫検査も…つまらないことを思い出すと、余計に唾液が出なくなる。

 時間をかけてなんとか目盛まで到達。

 めでたく全員、陰性ということで、明日からの公演に支障はありません。

 だいぶ暑くなってきましたが、明日からの県内でのスクールコンサートも頑張ります。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京〜大阪

2021-06-26 09:42:00 | 山形交響楽団
 去年が空いて、2年ぶりのオペラシティ公演が昨日、終わりました。客席数は半分に制限しての開催でしたが、たくさんのお客様に来ていただきました。

 残念ながら、面会は禁止されていたので、来てくれた友人たちに会うことはできませんでしたが、今回は無事に開催できただけでも良しとするべきでしょう。山響の「bravoタオル」を掲げてくれた人もいました。

 終演後は楽員全員、ホールの裏口から退館してバスで新横浜のホテルへ向かいました。…選手団のようですね。これも感染対策なので仕方がない。

 しかし、バスの窓から久しぶりの新宿付近の街並みを見ましたが、暗いですね。山形よりも静かなのに驚きます。都会の金曜日の夜とは思えない。これでは自由行動だったとしても、仲間と繰り出す場所もありません。

 そんな中、来てくれた皆様に感謝。来年は、いつも通りの新宿で会いましょう。

 さて、今は大阪に向かう新幹線。今日の大阪シンフォニーホールでの公演も良いコンサートになるよう頑張ります。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浜千鳥(純米大吟醸)

2021-06-23 22:54:00 | お酒の話(県外)
 青森「酒めぐり」の帰り道に、岩手に立ち寄りました(もちろん脳内)。

 釜石です。

 釜石は、私が山響に入団して初めての演奏旅行で訪れた土地です。楽団バスでホールまで連れて行かれて、後はビジネスホテルだけでしたから、観光などはしていませんが、全てが新鮮でした。

 オーケストラは、一般の会社と比べると、とにかく拘束されることが少ない。「お疲れ様でした」と言った途端に、後は何もなし。行動についてのアナウンスとか、一切ないのです。

 しかし何もなくても、「仕事は自分で見つけてするものだ」「就業時間中だけが業務だと思ったら大間違いだぞ」とか、世の中にはその会社に伝わる暗黙の常識みたいなものがあったりするので、新入りは油断できません。

 ところが部屋に着いても何も言われないので、不安に思いながらも、ふらふらと近くのパチンコ屋に行きました。今思えば、何と純情だったことか。それまでの職場(塾ですけど)は休憩時間に、本当に休んでいるといつ怒られるかわからない環境でした。だから、パチンコ屋でいきなり上司に怒られたりすることも覚悟していたぐらいです。…オケに上司なんていないんですけどね。

 おっかなびっくりパチンコ屋に入ると、すでにスロットを打っている団員さんがいました。…思った以上に、暮らしやすい業界なのかもしれないと、ひと安心。その後、今に至ります。

 昔話が長くなりましたが、釜石といえば、震災で、大変なことになりました。ニュース映像でも頻繁に出ていましたね。

 今では、それなりに復興も進んでいるようです。

 そんな釜石の蔵の逸品がこの「浜千鳥」です。

 岩手の酒は「南部杜氏」の伝統を引き継いでいる蔵がたくさんあるので、昔っぽい味がする酒が多い。よく言えば、米の味がしっかりある。悪く言うと「重い」のです。日本海側のサラッとした感じは無い。

 この「浜千鳥」も、流行りの淡麗に流れず、伝統的な「朴訥とした」感じに好感が持てます。

 「幕末もの」による先入観もあるかとは思いますが、岩手は東北の中でも一番、素朴で飾り気がなく真っ正直なイメージがあります。実際の岩手の県民性はどうなのか知りませんが、日本酒の風味に関しては、割と当たっているのではないかと思います。

 南部の「真っ直ぐな」心意気を堪能しました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

経験の力

2021-06-22 23:07:00 | 危機管理
 実はこの間、久しぶりに、やってしまいました。

 朝、シャワーを浴びた後に、足を拭こうと上げたときに「グキッ」と。

 普通の人なら「このぐらい大したことない」と思うところかも知れませんが、経験豊富な私にはわかる。…ああこれは、もうあと数十分で動けなくなる。

 ギックリ腰です。

 毎朝の温泉またはウォーキング、毎晩のストレッチというケアを怠らないできましたが、それでも疲れか冷えが溜まっていたのでしょう。

 よりによって、山響定期の本番の朝。…しかしここでゲンナリしている暇はない。

 今まで、山形Qの本番の日とか、テレビでのインタビューの直前とかに、ギックリ腰を発症したことがあるので、もう慌てない。早いうちに靴下を履いておいた方が良いだろうな。…経験の力は偉大です。

 その後はとにかく、お腹を温める。それ以外はありません。温めることで、損傷した付近の筋肉が柔らかくなり、体勢を変える度に襲う激痛が軽減されるのです。

 予想通り、横になって数分後、もう寝返りすることもできない。これから本番だというのに…初心者だったら不安で潰れそうになることろ。

 しかし、私にとっては「ルーティン」に近いので、へその辺りにカイロを貼ってじっと過ごすのみ。あとは痛み止めでどうにかなるはず。

 本番はなかなかの苦しみでしたが、それも想定内。

 ただ、本番中に指揮者の阪さんが指揮棒を落とした時には、さすがにやや困惑しました。よりによって私の前に落ちたので「これは、この楽章が終わったら拾わないわけにはいかない…つま先にも手が届かない自分に果たして可能なのだろうか?」「拾おうとかがんだら最後、二度と起き上がれなくなるかも。舘野さんのために用意された車椅子が必要か?」…弾きながらも、脳内では目まぐるしく、いろんなプレッシャーに襲われておりました。ああ日頃から指揮者の人は落とさないようにきちんと指揮棒を持って欲しい。本番中に楽器落とすプレーヤーはいないのに、なんで指揮棒落とす指揮者は結構いるんだろう。

 結局、どうにか無事に、定期を乗り切ることができました。

 今日には痛み止めも、だいぶ減らすことができたので、「さくらんぼ」もどうにかなりそうでひと安心。

 「コロナ休み」で体力が落ちているせいかもしれませんね。気をつけます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

面会謝絶

2021-06-21 22:02:00 | 山形交響楽団
 今週はいよいよ「さくらんぼコンサート」。東京・大阪公演です。緊急事態が解除されたこともあって、無事に実施が決まりました。無事とは言っても、客席の50%ではありますが、それでも、中止の去年と比べればありがたい。

 ところで、日頃教えている幼稚園生がいるのですが、毎週末にきちんと通ってきていて、実にかわいい。

「来週は大阪公演とかあるから、一週お休みね」

 と言うと、

「大阪行くのっ?コロナのに⁉︎」

 …これが山形の空気です。素直な子供だけに、ストレートです。緊急事態が解除でイベントが緩和されても、そんなことは一部の人しか知らない。

 ということで、私たちも厳戒体制での公演です。山形に帰ってから通常の活動を円滑に行うために、東京・大阪では面会謝絶、もちろん外食禁止。ホールからホテルまでは一律の貸切バス移動。宿では弁当支給。山形に帰る前にはもちろんPCR検査。

 自らを隔離する形ですね。

 なので、聴きに来てくださった方々との飲み会はもちろん、面会も叶いません。例年なら楽屋口から居酒屋に直行するのが最大の楽しみなんですけどね。今年は、不義理させていただきます。来年以降も、公演させてもらうために。

 オリンピックもそうだと思いますが、プレーさせてもらう側は、すべて大人しく主催者や開催地の意向に従うのみです。貴重な公演を成功させることしか考えません。

 けなげだと思っていただけると救われます。

 良いコンサートになるよう頑張ります。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

語りえぬもの

2021-06-17 23:27:00 | 山形交響楽団
 今週の山響は、土日の定期演奏会。2ndヴァイオリン首席のヤンネ舘野氏の父親である舘野泉氏をソリストに迎えてのブリテン「ディヴァージョンズ」、シューベルト「交響曲3番」、モーツァルト「プラハ」。指揮は常任の阪哲朗氏。「さくらんぼ」大阪公演と同じプログラムです。

 恥ずかしながらブリテンの曲は全く知らなかったので、今更ながら、ネットで調べてみました。

 ラヴェルの「左手」と同様、第一次大戦で右手を失ったピアニストのために書かれた曲。なんとその左手のピアニストは大哲学者のヴィトゲンシュタインの兄弟なんですね。今ごろになって知りました。

 ヴィトゲンシュタインの哲学の本は、昔、読もうとしたことがありましたが、正直、難しくてよくわからなかった。

 「語りえぬことについては、沈黙しなければならない」

 …名言ですね。言葉で考える私たちは、言葉の定義にしばられて、その先へ行くことはできない。「愛とは何か?」を考えることを、「愛という言葉の定義をし直す」事を離れて思考することはできないし、もしできたとしても、それを再び言葉を介して正確に人に伝えることはさらに不可能。

 という感じに私は理解しましたが、それも合っているかわかりませんので黙りましょう。

 でも、だからこそ芸術が必要とされてきたのだと考えると、夢があります。

 さて、そんなこととは関係なく、ブリテンこの作品は素晴らしいと思います。左手のピアニストのヴィトゲンシュタインも、最も気に入っていたらしい。

 今日のリハーサルから舘野氏が参加しました。山響には私が入団して間もなくの頃以来の登場ですが、その音色はお歳を召してさらに、しみじみとして美しい。

 良い演奏会になると思います。チケットはまだあるようなので、お時間のある方はぜひ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さしすせそ

2021-06-15 20:19:00 | 男の手料理
 今週の料理当番は…守りに入りました。

 大根サラダと牛肉の炒め。ほとぼりが冷めるまで、チャレンジ精神を封印し、味が予想できるもので、やり過ごすことにしようと。

 やっぱり日本人は「醤油と砂糖と酒」ですね。これで決まるものなら「どうしちゃったんですか」というレベルになることは、まず無い。

 しかも素材をケチらなければ、酒に関しては全国屈指のレベルが冷蔵庫に常備されているので安心です。

 ということで牛肉は、全国チェーンではなく地元にしか無いスーパーで安売りしていた「米沢牛切り落とし原品限り」を買い、味付けには青森のニンニクと山形産のネギ、そして料理酒には鶴岡の銘酒「鯉川」。「鯉川」は酒屋のおまけでもらったものですが、好みに合わなかったので。

 料理に関しては特に手先が不器用な私は、ニンニクのみじん切りにもスライサーを使います。スライスしてから、適当に包丁でザクザクと。

 あとはただ炒めるだけ。これだけのレベルの食材を炒めるだけなら、失敗のしようがない。米沢牛の色が変わったところで、余裕を持って鯉川を惜しげもなく投入。ほらこんなに良い香りが。

 そして大根サラダももちろんスライサーで。そしてカニカマを加えて酢とマヨネーズで和える。甘いものが苦手な私は躊躇しがちなのですが、この時に、きちんと砂糖も加えなければならない。これは炒め物も同様。ここでビビると、コクがない仕上がりになるようです。やはり旨味は甘味…日本酒にも言えることです。辛口であろうと、美味い酒は糖度が高い。(すべての味覚の基準が日本酒になっているのはお許し下さい)。

 家族にも無事に、好評を博しました。

…そろそろまた冒険したくなってきたな。洋風のものは、うちの奥さんの守備範囲なので、和を極めるかエスニックに再挑戦か。

 ハイリスク・ローリターンの修行は続きます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナイスミドル

2021-06-14 21:39:00 | 雑記
 老いさらばえたのを感じ、髪を染めるようになってしばらく経ちますが、どのぐらいのスパンで染め直すべきなのかが、なかなかつかめない。

 時間もかかるし面倒だし…こういうことを言っている時点で、ナイスミドルの資格はありません。

 ナイスミドル失格の私は、髪の下半分が白くなっても、どうせコロナで仕事が休み多いし…と放置しておりました。なので、最近は、白い上に伸び放題。

 …これなんですよね。老醜の本質は。実際の見た目ではなくて、「このぐらい良いだろう」みたいな厚かましさ。最大の問題は、恥じらいの欠如なのです。

 しかし、今週からは山響も通常営業。定期に続いて、東京・大阪公演もあるということで、いい加減、身だしなみを整えようと、美容室へ。

 今回担当してくれたのは、若い女の子。美容学校を出て数年ということは、息子と同じぐらいの年齢か。

 とても明るくて元気な娘で、非常に好感が持てる。しかし、カットの技術は…。

 老いさらばえたもう一つの症状として、最近、飲食店でもどこでも、若い店員さんを見ると、とにかく優しくしてあげたくなるのです。自分の子供の世代だと思うからでしょうね。子供は社会の宝ですから、温かく見守るのが大人の役目だと。

 実は、この美容師さんには前も当たったことがあって、正直「次から別のところに行こうかな」と思ったこともありました。しかし、そんな大人気ないことはできない。

 店を変えないまでも、別の人を「指名する」ということもできなくはないが、私のようないい歳したおぢさんが、いちいち「指名する」ようなことは、自分の中の選択肢にありません。

 しかし…やはり今回も、自宅に戻ってから、跳ねた髪を自分で整えずにはいられなかった。

 いやいや、これで良いのです。この娘が経験値を積んで立派な美容師になることに比べれば、私のただ一回や二回の散髪の出来栄えなど、ゴミくず以下の問題です。

 …若づくりをしようとして逆に、どんどん、良いお爺さんになりつつあるのが浮き彫りになっているのでした。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不言実行と感染対策

2021-06-13 21:48:00 | 雑記
 最近、娘がバレーボールの試合を見ているので、横で一緒に見ています。

 イタリアで国際大会が開かれているんですね。

 東京オリンピックの前哨戦ということで、日本以外にも張り切っている国も多く、白熱した試合になっています。

 しかし毎回思うのは、日本はまず身長差でハンディキャップを背負っている中での戦いだということ。それだけに、相手の「ぬりかべ」のようなブロックを避けて得点しただけで「ダビデとゴリアテ」のように爽快な気分になります。

 とは言え、前に見た時より(何年前だか忘れましたが)、日本人も大きくなっている。女子でも180センチ超え、男子では200センチ超えが何人もいます。

 食生活の欧米化は、悪いことばかりではないんですね。やっぱり、日本人であるが故に不利であることを再確認させられるよりも、対等に戦っているところを見たいのは人情ですから。

 そして実際に、良い勝負をしているのが本当にすごい。どんどんレベルが上がっていることがわかります。

 ただ、日本ではバレーボールというものがそれほど人気が無いのでしょうか。BSでしか放送されないので、つまらないテレビショッピングのCMが長い。それも高齢者向けの健康サプリとか。体格の優れた若者が世界を相手に汗を流している合間に見るには、ちょっとそぐわないのが残念。

 さて、それはともかく、この世界大会は無観客です。ワクチンの進んだヨーロッパでも、仕方がないのでしょう。

 他にも、コートチェンジはしないとか、線審は置かないとか、コートが汗で濡れても自分らで拭き取るとか…いろいろな制約があります。

 そんな事に意味があるのか、と思えるようなものもありますが、開催に向けての努力を、選手たちも行っている姿が共感を呼ぶことは間違いない。

 どんな業種でも、現場の人たちは頑張っているのです。行政のトップにも、お願いを繰り返すだけではなくて、選手たちのように黙って行動で示すような所が少しでもあればと思うのです。

 オリンピックも、やるならやるで、選手たちに気持ちよくやらせてあげることを第一に考えて判断して欲しいものだと、アスリートたちを見ていると思うのです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の訪れとともに

2021-06-12 22:26:00 | 山形
 ずいぶん暑くなってきました。30度を超えたりして、6月の上旬とは思えない。

 夏バテしそうです。

 …というのは、体がなまっている証拠でしょう。

 本来なら、毎日のように体育館でのスクールコンサートの日々を送っているはず。それが、コロナの影響で中止になったりして、難を逃れています。


 …人間、楽な状況にはすぐに慣れて、それが当たり前になってしまうもの。

 さて、来週からは通常営業です。定期演奏会、さくらんぼコンサートと続いてから、県内のスクールコンサートが再開されて、文化庁の遠征もあります。

 それでも、日常が戻りつつあるのは喜ばしいこと。体を鍛えて頑張ります。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファーザーとホプキンス

2021-06-10 22:38:00 | 映画・ドラマ
 映画「ファーザー」を観に行きました。主演のアンソニー・ホプキンスがアカデミー賞を獲った作品です。

 アンソニー・ホプキンスと言えば、やはり「レクター博士」。「羊たちの沈黙」シリーズ大好きです。私の中でヒーローと言ってもいい。善悪を超越した頭脳。カッコいいとしか言いようがない。

 …あまり熱く語ると、猟奇的な人間だと思われるのでこれぐらいにしておきます。レバ刺しとか好きですけど、常識的な範囲は超えてません。

 この作品の彼は、普通の老人です。しかも、認知症。妻に先立たれて、娘を頼るしかない。

 記憶がどんどん混濁してゆく。娘の家に引き取られているのに、そこが自分の家だと思っていて、しかもそれを娘が乗っ盗ろうとしていると思い込んでしまうとか。

 日本のドラマでも認知症を扱ったものはたくさんあります。「恍惚の人」とか。森繁久彌が凄かったですね。

 「ファーザー」の凄いところは、認知症を、認知症の人目線で描いたところです。

 さっき娘婿として出てきた人が、別の人に変わっていたり。

「…あれ、さっきの人は?」
「何言ってるのお父さん、しっかりしてよ」

 観てるこっちも訳がわからなくなる。認知症の不安を実感できるわけです。

 そういう新しさも含めて、素晴らしい作品でした。あのレクター博士みたいな人でさえ、老いてこんなふうになってしまうと思うと、娘と一緒に涙しそうになる。…ホプキンスの名演技に引き込まれます。

 良い映画でした。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さくらんぼ

2021-06-09 22:59:00 | 山形
 地域によっても違うようですが、今年は「さくらんぼ」が不作だそうです。

 いつも発送をお願いしている農家さんからは、「今年は4月の霜害のため、収穫量が8割減です。よって発送のご注文はお受けできません」との手紙が来ました。

 ということで、いつも送っている皆様、すみません。

 ただ、山響の「さくらんぼ」コンサートは予定どおり開催の方向です。良いものが届けられるよう頑張ります。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陸奥八仙「古城錦」

2021-06-07 21:16:00 | お酒の話(県外)
 脳内青森旅行の最終回。八戸です。

 八戸には昔、スクールコンサートで1週間滞在するようなツアーが時々ありました。懐かしい。屋台村もある、良い街なのです。

 山形市の七日町にできた屋台村も、完全に八戸のものをコピーした感じです。レトロで、オープンな雰囲気が素晴らしい。子供の頃に、縁日に行った時のようなワクワク感を思い出させてくれます。

 繁華街にもたくさんの店があって、びっくりするぐらい美味しくて安いのです。メインはもちろん海の幸ですが、青森のニンニクを使った肉料理なども、この場でしか味わえないものです。

 繁華街としては青森駅周辺よりも充実していますね。もう何年も行ってませんが、こう書いているだけで、街なみや、お気に入りの店などが目に浮かんできます。

 そんな絶品料理の数々に合うのはやはり、八戸の銘酒「陸奥八仙」です。「田酒」や「豊盃」よりも一般的でリーズナブル。しかし、味は負けていません。

 澄んだ味が特長ですが、今回の「古城錦」は、特にスッキリしています。香りは抑えめで、どんな料理もさらに美味しくさせるような、透明度の高い酒です。空気が澄んでいると、遠くの山の緑がより活き活きと鮮やかに見える感じと言ったら伝わるでしょうか。

 いつも行く店の名物料理に、プリプリの大海老を地物のゴボウを衣にしてカリカリに揚げた天ぷらがあるのですが、その味を思い出しました。

 …遠くから八戸の街を堪能しました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手ぶらでバラ公園

2021-06-05 23:59:00 | 山形
 酒瓶以外の写真があるからと言って、ページを間違えたわけではありませんのでご安心を。

 うちの奥さんの提案により、家族で村山の「東沢バラ公園」へ。6月から「バラ祭り」が始まっています。

 以前は毎年秋に、山形Qで演奏に招かれていましたが、楽器を持たずに行くのは初めてかもしれません。

 入園券を買う窓口の前に、記帳所が設置されています。コロナ対策のために、氏名と連絡先を書くわけです。広々としたオープンスペースだから、何もそこまでとも思いつつ、素直に記入。

 すでに日が傾いている時間だったこともあって、園内の人はまばらです。色とりどりの薔薇の花は所狭しと咲き乱れていますが、空間は広々として気持ちが良い。

 正直言うと、「閑散としている」と言った方がいいかもしれませんが、花はとてもよく手入れされています。これだけの規模で、園内を美しく維持しているのは素晴らしい。なんとか応援してあげたいところです。

 それにしても、いろんな種類にそれぞれいろんな名前がつけられているものですね。いつも演奏後に通過するぐらいなので、きちんと見たのは初めてです。

「プリンセス・ミチコ」とか「プリンセス・アイコ」とか。なるほど。

 他にも日本の作品には、「夢」「快挙」とか。…バラの名前が漢字だと、どうもしっくりこない気もします。

 やはり洋物、「ヨハン・シュトラウス」とか「マリア・カラス」などの方が、やや鼻につく感じもしますが、雰囲気に合っている。

 園内には湖もあって、私のような花に興味のない人間でも、歩くだけで気持ちがいい。

 いつも演奏会場に使ったログハウスも懐かしく見ました。

 素晴らしい公園です。また賑わいを取り戻すといいですね。(その際にはまた、山形Qをぜひよろしくお願いします。)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする