中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

みゆき

2022-05-30 21:16:00 | ヴァイオリン
 老眼が進んだので、コンタクトの定期検診の時に、度を下げてもらって試してみる。

 そもそも、歳をとると、遠くを見ることを諦めるか、近くを見ることを諦めるかの二択らしい。

 最近、ふとメールが来た時とか、見えなくて困るのです。緊急で大切な要件だったらどうしよう…と思い、老眼鏡を取り出す間も惜しんで一生懸命に見るわけですが、これが見えない。

 仕方なく次のコンビニで停車して、後部座席のカバンから老眼鏡を取り出して、見てみると…「みゆきです!久しぶりに会いたいな。アドレス変えたのでコチラをクリック♡」…迷惑メール。おじさん忙しいんですけど。

 ということで、コンタクトの度を下げれば近くが見やすいのかと、試してみたのです。

 両眼で1.0以下まで下げてみる。

 すると…近くが見やすい!これなら老眼鏡が要らない。これでもう「みゆき」に振り回されずに済む。

 しかし…。

 舞台上で一番後ろの席だと、指揮者の表情などがよくわからない。今までは、指揮者の近くで弾くことが多かったので顔などほとんど見たことがなかった。でも、遠くに座ってみると、そういう情報も大切なのだと初めて知る。他のパートの弓の動きなども、見えにくいと、じゃあ見なくてもいいか、となる。

 これは良くない。オーケストラ奏者はに、どちらかといえば、遠くの視力の方が大切なのだということがわかる。

 私には「みゆき」よりも演奏の方が大切。だから、元に戻してもらいました。

 …老眼鏡を手放さずに生きてゆきます。
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素顔のままで

2022-05-28 23:03:00 | 子育て奮闘記
 この間テレビで、ロケでマスクをしていた人が、スタジオに戻ってきて、素顔でしゃべっているのを見ました。

 知っていれば、何も感じることはない。しかし、私はそのタレントを知らなかったので衝撃を受ける。

 …え、こんな顔してたんだ。

 日常でもありますね。知り合った人の素顔を知らないままに過ごしていること。最近それが増えてきて不安に思う時がある。

 私たちは、マスクの下を勝手に想像している。目の感じを見て、今まで出会ってきた人の中から、好みの鼻と口を選択してモンタージュのように付け加えて想像しているようです。

 だからこそ、かなりの確率で、マスクを取った顔にちょっとガッカリする。

 しかし、それでも諦めがつかないのか、飲み物なんかを飲んだときに素顔を見て、現実に触れた後も、ふたたびマスクをつけると、さっきの想像上の顔にしか見えない。

 先入観は、そうとう頑固なのです。

 大人でさえこうだから、子供は本当に大変でしょう。健全な人格形成に影響を与えかねない。

 娘の学年の子たちが、みんなでカラオケに行ったようで。なんと、ボックスの中でも、みんなマスクをつけているらしい。

…真面目なんだね。
「は?コロナとかどうでも良いけど、大勢の前でマスク取るとか無理だから」

 おかしな時代に育ってしまいました。早く健全な時代に戻って「あの頃は…」みたいな会話をできるようになることを願います。
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熊とマイナスイオン

2022-05-27 23:27:00 | 山形交響楽団
 今日の山響は小国町でのスクールコンサート。これもまた「3年ぶり」です。

 小国町を訪れることは、あってもこのコンサートだけなので年に一回以下ですが、新潟へ向かう一本道の国道沿いなので、通過点としては、必ず毎年何度か通ります。

 「マタギの里」とも言われていて、時期によっては熊肉が食べられる店もあるらしい。

 山形に来てすぐの頃、「るるぶ山形」を見て、この辺りにドライブに来たことがありました。

 町の中心部から車ですぐの所からブナの原生林が広がっており、遊歩道を歩くと、綺麗な沢があったりしてマイナスイオンをたくさん浴びることができる。

 「るるぶ」にはこう書いてありましたが、行ってみるとかなり険しい。たまに会う人は皆、足に「熊よけ」の鈴を普通につけていて、丸腰の私はやや緊張。

 確かに素晴らしい空気でしたが、観光地とは違う、本物の野生の自然に軽く怖気づきました。…少なくともマイナスイオンどころではない。

 そんな地域ですから、子どもたちは本当にピュアで爽やか。3年ぶりに行けて、私も嬉しく思いました。

 来週もスクールコンサートが続きますが、久しぶりの所が多い。低学年の子どもは初めてのオーケストラ鑑賞になるでしょう。私たちも新鮮な気持ちで頑張ります。
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初々しい小組曲

2022-05-26 21:45:00 | ヴァイオリン
 今日は山響のスクールコンサートのリハーサル。

 の、前の午前中に、山形北高校の音楽科のオーケストラ公演のためのリハーサルに賛助として参加しました。

 音楽科と言っても専攻生は少なく、私の隣は打楽器の一年生の女の子。まだヴァイオリンを初めて持ってひと月ちょい。

 曲目はドビュッシー の「小組曲」ですが、いくら何でも、初めてすぐに弾ける曲ではない。とくにアドヴァイスなどはできないので、休憩中に世間話に付き合ってもらいました。…まさにウチの娘と同い年ですから、ちょっと話してみたい。

 高校に進学したということで、山形の長井市から引っ越してきたと。…たしかに、電車の便が良くない山形では、通うのが大変な距離です。

…山形市に暮らしてみてどう?
「はい、すごく発展してますね。地元の高校に進学した友達からは羨ましがられてます。今までは、たまの休みに張り切って遊びに出かけるのが山形市だったので」

 何ともピュアなこと限りなし。だから田舎の子は素晴らしい。山形市程度なら「スレる」こともないので、大いに高校生活を楽しんでもらいたい。

 本番は来月。それなりに心に残るような演奏会になるよう、少しでも力になれればと思います。
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遠くのベンチから

2022-05-22 20:57:00 | 山形交響楽団
 山響は仙台国際コンクールの3日目です。

 今朝は温泉に行き、のんびりと疲れを癒す。気持ちの良い湯に浸かりながら、仙台コンクールに思いをはせる。

 帰ってきたら、あとの予定はないので、ちょとちょこと先の曲を練習したりダラダラ休んだりを繰り返す。典型的な休日の過ごし方です。そしてその間も、ときどき、仙台のコンクールに思いをはせることを忘れない。

 そして疲れたので昼寝。仙台コンクールに思いをはせながら。

 …さすがにここまで書くと怒られそうですが、要するに私は、今年のコンクールは出番なし。毎回山響は予選の伴奏をしますが、今年もバッハの協奏曲。弦楽器のみで編成は小さい。わずか11人。今までは駆り出されましたが、ようやく新人も入ってお役御免。

 出場の11人に感謝しつつ、休日を過ごしました。

 …これが出番のない「降り番」の過ごし方。ヴァイオリン奏者にはなかなか縁がありません。貴重な体験をさせていただいております。
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Winkとマゼール

2022-05-20 21:36:00 | 音楽
 娘の高校の音楽鑑賞教室が終わりました。それなりに楽しかったようです。

 なんと言ってもこの学校は、日頃から予習復習の課題がものすごく多くて、みんなヒイヒイ言ってます。寝る間もないほど。息子もそうでした。

 午後の授業では、昼食後ということもあって、皆、朦朧としている。話のわかる先生は授業中に5分間寝かせてくれたりするそうです。その途端、ほとんどの生徒が机に突っ伏して熟睡するとか。

…そんな過酷な環境の子どもたちですから、ベートーヴェン全楽章の途中にウトウトするのも当たり前。その割には、よく聴いてくれた方だと思います。

 そんなウトウトしている生徒たちの前で演奏しながら、自分の高校時代のことを思い出していました。

 初めて、自分の意志で選んで自分のお金でチケットを買ってコンサートに行ったのは、この頃だったなと。

 今のようにスマホで見て、気に入ったのをポチッとするということはもちろんないので、本屋で「音楽の友」を広げて、行きたいと思った公演をメモして渋谷のヤマハのプレイガイドへ。

 覚えているのはマゼールが日本に来て振った「復活」です。あの頃はマーラーが好きだったので、どうしても行きたいとチケットを買いました。オケが読響だったこともあって、学生券はそれほど高くなかった。

 高校に上がる前にも、クラシックのコンサートには数知れず行きましたが、そのほとんどはヴァイオリンの先生から「この演奏会は勉強になるから行きなさい」と指定されて、なんとなく行くだけ。もちろん素晴らしいのですが、ウトウトしたりしていました。

 でも、自分で行くと違います。学校帰りの山手線で「何でこっち方面乗るの?」と友達に言われ「上野でコンサートあるから」。「え、何の?Winkとか?」

 などという会話を経て辿り着いたコンサートで寝るわけにもいかない。実際、初めて生で聴いたマーラーは感動しました。

 昔の読響はあまり上手ではなかったし、マゼールも本気で振っている感じでもなかったでしょうが、そういうことではない。「初めて自分の意志で本物に触れる」ということの感動でしょう。その体験は、今私がこうしてオーケストラで弾いていることと無関係ではないはずです。

 高校生の時代は、そういう体験に満ちています。今回のスクールコンサートがそのひとつになる、とまでは思いませんが、今回で興味を持って、自分のお小遣いで山響を聴きに来てくれるような生徒が1人でもいればと願います。
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参観でもあり

2022-05-18 21:48:00 | 山形交響楽団
 今週の山響はスクールコンサート。明日は高校での音楽鑑賞教室。…娘が通う学校です。

 現在の山形のスクールコンサートでは、高校生には県から補助が出ないので、学校独自の開催。…つまり、その学校が「予算をかけても、どうしてもやりたい」と思わなければ行われない。

 そんな中で声を上げてくれた学校には全力で応えるべし。

 ということで、阪哲朗常任の指揮でベートーヴェン「第7番」をメインに、「こうもり序曲」などのウイーンもの、そして吹奏楽部との協演と、スクールコンサートとは思えない本格的なプログラムで臨みます。

 個人的には、なんと言っても、会場の学校が自宅から徒歩1分というのが嬉しい。

 …父親が仕事している姿を、娘に見てもらえること?

 そんなことは、どうでもよろしい。年中家で弾いてるし、オムツをしている頃から四重奏の演奏会に連れて来られている身としては何の感慨も起きようはずがない。

 そういう意味では、企業に勤めるサラリーマンの方がよっぽど、子供にとっては「謎のベール」に包まれていると言えるでしょう。

 演奏会場は、先月の入学式で訪れた講堂。父兄でもありますが、良い演奏会になるよう頑張ります。
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BGMとして

2022-05-17 23:04:00 | クァルテット
 昔、恵比寿ガーデンプレイスができて間もない頃、よくビアホールに飲みに行きました。実家の目黒からひと駅ですので。

 「ビール園」のような感じで、広くて豪華な割に安い。

 とくにビールが好きと言うわけではありませんでしたが、あの空間は好きでした。

 そこで、時々、生演奏がある。主に金管アンサンブルでしたが、私などはむしろ、生演奏があると落ち着かない。そこに演奏している人がいると、酒に集中できないというか、演奏がなっているのにろくに聴きもしないで飲んで喋っているのが申し訳ないような気になってしまうのです。

 …やっている方は、そうでもないんですけどね。

 ということで、今日も山形の経済をリードする方々のパーティーに派遣され、クァルテットで祝奏やBGMをを演奏しました。

 こういう会は名刺交換や歓談こそがメインなので、「静かに聴いてほしい」とは思いません。むしろ、山形の経済を活性化するために、大いにやっていただきたい。山響への援助もお忘れなく。

 …などと思いながら弾いていたら、久々にやってしまいました。

 曲の繰り返しを間違える。

 皆さんが聴いてなくて助かりました。演奏会では許されないことです。

 演奏している方は、そんなものです。たまに、前の方で歓談もせずに演奏会のようにきちんと聴いてくださっている人がいることがありますが、だからと言って我々が喜ぶわけではありませんので、パーティーではその趣旨通りに遠慮なく飲食・歓談していただきたいと思います。
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音の風景

2022-05-16 21:27:00 | 昭和〜平成
 先日のスクールコンサートの、校長先生の前説(といったら失礼ですね。お話)で、「朝、目が覚めた時の音」のことを言っていました。

 冬が終わって良い季節になり、鳥の声で爽やかに目を覚ますことが多くなったと。人は音を楽しむ生き物で、音は私たちにいろいろな気持ちをもたらしてくれる、と。

 …良い話だと思いました。

 そこは田舎の学校です。都市部では、やはり、車やオートバイの音で目を覚ますことがほとんどでしょう。集合住宅なら隣の家の目覚ましとか。

 しかし昔の記憶を辿ってみると、私の場合、耳に残っているのは「雨戸」の音です。

 昔の家の、木でできた雨戸は重くて、夕食前に「雨戸閉めてきて」と母に言われるのが嫌でした。湿って、ささくれだった古い板を、戸袋から引き出すのがひと苦労でした。きちんと閉めないと、杭のような鍵がはまらない。

 あの重い摩擦音が、開ける時には、それでも、朝らしい爽やかな音に感じられる。あれが戸袋にしまわれると、部屋に朝陽が射し込んで、雀の声も聞こえるようになります。

 あれが、アルミ製の軽くてキャスターのついたものになった時には、開け閉めが楽で感動しましたが、でも、ガシャガシャと金属的な音になってしまった。

 そして、今は雨戸はありません。一軒家の皆さんは、まだあるのかもしれませんが、マンションでは雨戸の音を聞く機会は無くなって、すっかり忘れていました。

 NHKラジオに「音の風景」という番組がありますが、時代とともに、暮らしの音も変化してゆくものですね。

 ちなみに、今の家の前に住んでいた山形市の郊外の地区では、休日の早朝には交通安全を呼びかける広報車が巡回します。みんなが寝ているのにスピーカーで「今日は交通安全の日です。事故に遭わないようにしましょう」と言って廻る。

 初めて聞いた時には本当に驚きました。都会の住宅街でこれをしたら、運転している人は無事で帰れないと思います。

 …こういう朝の音は無くてもいいですね。
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死刑にいたる病

2022-05-14 22:03:00 | 映画・ドラマ
 休日の今日は、ふと時間が空いたので、ひとりで映画を観に行きました。

 ひとりで行く…となったら、もちろん誰にも気を遣わずにサイコホラーでしょう。せっかくだから、非日常を、とことん追求したい。

 ということで、最近話題の「死刑にいたる病」を。

 原作はずいぶん前に読んだ気がしますが、まったく覚えていない。あまり印象に残らなかった。しかし、わざわざ映画化するということは、良い改変がなされているはず。むしろ、忘れている方が楽しめるのではないかと期待して。

 小さなシアターは、山形にしては、わりと混んでいました。さすが話題作。両隣が空いているところを探すと、結構前の方しかなくて、首の痛みを堪えながら鑑賞。

 …結果から言うと、少々期待が大きすぎました。良かったのは、阿部サダヲの素晴らしさだけ。

 あまり言うとヒカレそうですが、私はこの手の話がとても好きなので、けっこう観ています。その中では、この作品は無駄にマイルドかつ、犯人の背景に焦点を当てたかったなら、そこの掘り下げも足りてない。ご都合主義的なところも目立って、ゾッとする前に「え、何で?」と思ってしまう。その偶然は必要なのか?…などと。

 これでは、主役がいくら頑張ってもレクター博士に追いつけない。脚本の質の違いです。原作の弱さがそのままなので、忠実とも言える。

 確かに痛い。爪を剥がされたりとか。…でも、求めているのはそこじゃないのです。痒いところに手が届いてない(痛いところと言うべきか)。痛いのはたしかですが、ゾッとできない。

 今の日本の商業映画ではこのぐらいが限界ということなのかもしれません。役者も事務所もスポンサーも、余計な冒険はしたくないでしょうから。

 周囲の反応は好評だった感じでした。ポテトの空箱と飲み物を持って「めっちゃこわかったね〜」。

 まあ、そんな感じです。(私の方が「病」なのかな?)
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人畜無害

2022-05-13 21:59:00 | 子育て奮闘記
 休日の今日は、雑用を片づけることから。…本番がある時は、何もかもほったらかしなので。

 今日の使命は、息子の年金の免除申請。国は、ウチの息子がもう卒業の年だということを、やたらと正確にご存知なので、国民年金の納付書を束にして送ってきたのです。

 ということで、「卒業の歳だけど、まだしてねえよ」と申し立てに行かないといけない。

 在学証明書など必要書類を揃えて、山形市役所へ。

 なんだか警備がものものしい。あまりにジロジロ見られるので思わず、いつも適当にしている手指消毒をきちんとやる。

 せっかく来たので、地下の食堂で昼食。地下に降りると、そこにも警備員。感染対策にしては目つきが厳しすぎないかと不審に思って、注文した定食が出てくるまでニュースを検索すると、市役所の爆破予告があったらしい。

 …この間もあったイタズラか。振り回される職員の皆さんも大変ですね。不審な人には荷物チェックもしていたらしい。

 食べている間に思い出しましたが、昭和天皇の「大葬の礼」の時、よく呼び止められてヴァイオリンケースを開けさせられたものでした。人相が悪いので、ライフルでも入っていると思われたのでしょう。

 今回、私はまったく声をかけられなかった…ということは怪しくなかったということなのか。こんな貧相なシニアが爆弾を持っているはずがないということか。

 いちいちヴァイオリンケースを開けられた若かりし頃は、本当に心外に思ったものですが、昭和から平成、令和と時代が移り変わり、私も警備員から一顧だにされなくなったかと思うと、それはそれで寂しいような気もする。

 まあ、市役所の食堂でご飯食べてるような、ただの好々爺が、爆弾持ってるわけないか。

 実際持ってないから仕方がないけど。せめてヴァイオリンケース持って来れば良かったかな…などと、食べ終わっておとなしく、食器トレーを返却ワゴンに戻しながら思ったのでした。
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変わるものと変わらないものと

2022-05-12 21:28:00 | 山形交響楽団
 今週の山響はスクールコンサート。昨日は酒田、今日は宮城の栗原。

 少子化に加えて、コロナが広まってから、スクールコンサートはずいぶん減りました。昔は雪が融けたらこればっかりの毎日だったのを思い出して、ちょっと懐かしむ。

 朝、早起きして、峠を越えてゆく。演奏会の時間は1時間ぐらいなのに、片道2時間とか。…しかし、途中の山道が、新緑だったり真夏だったり紅葉だったり、日本の四季をこれでもかと味あわせてくれる。

 遠くてつらいな…という気分が晴れる瞬間です。年中同じビルに満員電車で通う皆さんに、逆に申し訳ない気もする。

 演奏する側も聴く側ももちろん、まだマスク着用ですが、私たちオーケストラの伴奏にあわせて歌うコーナーも普通に行われるようになりましたし、世の中の空気が、少しずつ平穏な方向に向かっている感じがします。

 昨日、酒田に行くときに道を間違えました。酒田へ通う回数が減っているからでしょう。国道に連結している高速が延びていて、知っている道と変わっていたからです。

 あまりに通い慣れている意識があって、道路表示を見ていない。

 ラジオを聴きながらぼんやりと走っていたら、ふと気づくと、酒田市街を通り過ぎて秋田方面へ向かう高速になっていて降りられない。…いきなり目が覚めました。

 四季の移り変わりはそのままでも、人の世は変化しています。ぼんやりしていると取り残されますね。
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休日シェフ

2022-05-09 22:23:00 | 男の手料理
 昨日の村山公演は、阪氏の田園、村川氏の親子共演、そして地元中学の吹奏楽との共演もあって、良いコンサートになったと思います。

 休日の今日。一方、世の中はゴールデンウィークが終わり、もの憂い平日。うちの奥様も出勤です。

 ということで、今日は私が夕食の当番。

 本日の献立は、肉豆腐と酢のもの。…私が食べたいものを作ると、どうしても居酒屋メニューになってしまう。申し訳ないが我慢してもらいましょう。

 肉豆腐は、だしの素と醤油味醂、そして私がふだん飲んでいる極上の日本酒をたっぷりと投入(レシピの5割増ほど)。美味しいものをたくさん入れれば美味しくなるはずですから。

 酢のものは、きゅうり4本をひたすらスライサーでおろす。…世の中には「キッチンドリンカー」という人種がいるらしく憧れます。しかし、私がそれをしたら、間違いなく手の指をスライスするので、怖くてできない。

 醤油味醂系の料理にはだいぶ慣れて好評を博すようになってきました。

 …ほとぼりもさめたところで、そろそろ禁断のエスニックに再チャレンジか。
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3年ぶりの

2022-05-07 23:59:00 | 山形
 行動制限の無いゴールデンウィークは3年ぶりだということで、世の中に活気が戻ったような感じがしますね。山形も、人が増えました。

 ということで、我が家近くの「日本三大植木市」の薬師祭りも、明日から始まります。3年ぶり。

 ただ、「規模を縮小して」の開催なので、薬師寺の境内のみ。我が家の前の通りに露店が並ぶことはない。

 …毎年文句ばかりこぼしていましたが、それはそれでちょっと残念。

 お好み焼きでも買いに行こうかな…。
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連休明け

2022-05-05 20:55:00 | 山形交響楽団
 今日は「こどもの日」。Uターンラッシュもあったようです。今年のゴールデンウィークは、行動制限なしということで、各地盛り上がったみたいですね。山形も人が増えました。…良いことなのか悪いことなのか、もはや考えてもよくわからないので、良しとしておきましょう。

 そんな中、山響はひと足先に、今日から通常営業。

 日曜日の村山「ユアタウンコンサート」公演のリハーサルが始まりました。

 今回も、阪哲朗常任と村川千秋創立名誉指揮者の揃い踏み。阪氏指揮の「田園」をメインに、村川氏の「エグモント」、親子競演で「序奏とロンドカプリチョーソ」。そして、村山市の中学生の吹奏楽との競演。

 本日のリハーサルは阪氏の「田園」のみ。前にもやったことがあるものの、今日もじっくりと綿密な練習。…最近の阪氏は容赦ない。疲れはしますが、これも「本気」の表れだと思えば、応えないわけにはいきません。

 きっと良いコンサートになると思います。

 …チケットは、まだたくさんあるようです。お時間のある方はぜひ!
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