中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

鶴岡定期

2024-08-31 22:40:00 | 山形交響楽団

 台風が大変なことになっているようですが、東北は今のところ、まだ影響はありません。

 ということで、今日の山響の鶴岡公演も無事に終わりました。
 
 鶴岡の「荘銀タクトホール」にご来場下さったたくさんのお客様に感謝します。
 
 しかし「来て良かった」と思ってもらえたのではないかと感じております。
 
 世界一のホルン、バボラーク氏の超人的なソロが目玉ではありましたが、彼の温かい人柄が指揮にも滲み出ていて、雰囲気の良いコンサートになったような気がします。
 
 リハーサルの時からですが、「スラヴ舞曲」を心から愛しているのが伝わってくるのです。自国の「お国もの」であっても、普通なかなかここまではできない。
 
 彼のその雰囲気に思わずのせられて、こちらもそういう気持ちになる。
 
 本来アンコールは予定されていませんでしたが、彼のノリで、一番華やかな「7番」をもう一度演奏しました。指揮者が楽しそうなので、弾いている私たちもそうなって、それが会場にも伝染した感じ。
 
 天才はピュアで良いですね。
 
 まだ若いので、来る度に指揮も上達しているし(失礼)、また協演の機会があればと思います。
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今週末の鶴岡は

2024-08-28 20:47:00 | 山形交響楽団

 さて、今週の山響は土曜日の「鶴岡定期」。

 ミュージック・パートナーに就任した、世界一のホルン奏者、バボラーク氏の指揮で、「お国もの」のドヴォルザーク「スラヴ舞曲第2集」をメインに、シューベルト「未完成」、そして自身のソロでモーツァルト「協奏曲第3番」。
 
 昔、私が学生の頃ですが、トレーナーの先生が言っていたのを思い出しました。
 
「スラヴ舞曲はやめておけ。難しすぎる」。
 
 …不思議に感じました。「スラヴ」は、聴いている分には、ブラームスの「ハンガリー舞曲」のような、軽い感じの小品にしか思えない。
 
 しかし、こうして弾いてみるとわかります。「ハンガリー」とは難しさがケタ違いです。
 
 ドヴォルザークによくあることですが、調性が複雑で、本当に弾きにくい。それと、スラヴの踊りは「躁状態」のものが多いのか、不必要なほど目まぐるしい。こんなに細かくて難しい音符を、そんな速さでは弾けないというものばかり。
 
 奏者が「本気になる」のが欲しかったのでしょうか。
 
 その辺りをお楽しみいただければと思います。
 
 そしてもちろん、世界一のホルンもお楽しみにして下さい。
 
 「モーツァルトの3番…いちおうユーチューブで聞いとくか」と思った時に、真っ先に出てくる動画の人ですから、それが生演奏で聴けるというのはすごいことです。
 
 良い演奏会になるよう頑張ります。
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貧乏性の創作料理

2024-08-27 22:28:00 | 男の手料理

 旅行から帰って、ひと休み。昨日と今日は山響も休日でした。

 ということで「男の料理」コーナー。
 
 …旅行から帰ると、奥さんも「はあ、ようやく帰ってきた。さ、代わって」というモードなので、旅の疲れを見せず夕食当番を率先してやるのがポイントです。この先も、旅行が多い秋に突入するので、日々、できる時に「徳」を積んでおかないといけません。
 
 今回、好評だったのは「チリソース風」。
 
 私は「エビチリ」が好きです。でも、だいたいちょっとしか無くて余ったソースが勿体無い。なので、「エビが高いなら、他にもいろいろ入れてくれれば良いのに」と思っていたのでした。
 
 そんな貧乏症の私のイメージを実現すべく、作ってみました。
 
 エビの他に、豚肉、ホタテ、きくらげ、たけのこ、玉子焼きを入れて、多めのケチャップに豆板醤と中華だしで味付け。
 
 「チリソース」とは言い難い、洋風だか中華風だかわからない炒め物になりましたが、味は悪くない。何よりも気軽で、食べ応えがあるのが良い。
 
 イメージ通りのものができると、ちょっと気持ちがいい。これが料理の楽しさなのか。
 
 このシリーズを追究してみるのも良いかもしれない。フレンチと言えば、大皿の真ん中にカスみたいに乗っているイメージですが、そういうのではなくて、おばんざいみたいな深皿にどっさり山盛りにしてみるとか。
 
…つまらないイメージが拡がっております。
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陸奥八仙「大吟醸」

2024-08-26 22:27:00 | お酒の話(県外)
 山形に帰ってきました。大館からの遠いこと。途中では激しい雨の区間もあって、疲れましたが、今回のコンサートが好天に恵まれたのは助かりました。
 
…最近、何があるかわからないですからね。無事に済んだだけでも幸運です。
 
 さて、今回の旅行でも、もちろん東北の恵みを頂きました。
 
 とくに八戸。海沿いのドライブインのような安宿に泊まりましたが、海のものが本当に美味しい。もちろん、青森の銘酒の数々も頂いて、結局、高くついてしましましたが。
 
 そこでもいただきました、八戸の銘酒「陸奥八仙」。最近どんどんレベルが上がって、もはや青森の酒を代表する感じになっています。
 
 八戸では、聴きに来てくださった方から、そんな「八仙」の中でもとびきり上等のものを頂きました。
 
 精米40%の大吟醸。
 
 家に着いてから、青森の余韻を楽しみつつ飲みました。
 
 とにかく透明度が高い。新鮮なイカやホタテの甘みを充分に引き出すような、澄み切った味わいです。
 
 最高のお土産まで頂いて、良い旅になりました。
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八戸〜八幡平

2024-08-24 23:59:00 | 旅の空

 八戸公演が無事に終了。満席のお客様、ご来場ありがとうございました!

 今回も、アンコールで「過ぎ去りし時を求めて」という、名曲メドレーのような曲を演奏しましたが、この曲が始まると涙を抑えられない人の姿を客席に必ず見ます。八戸のお客さんはその数が結構多くて、こちらも感動します。
 
 さて、コンサートの後は、鹿角八幡平まで移動、民宿に泊まりました。
 
 部屋にエアコンが無いので驚きましたが、さすがは標高の高い森の中。確かに冷房は必要ない。久しぶりに自然の風で快適に休みました。
 
 明日、日曜日の大館公演も頑張ります。
 
 
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門前のおじさん

2024-08-21 20:53:00 | 山形交響楽団

 今週の山響は、週末の「ドラゴンクエスト」コンサート。土曜日は青森の八戸、日曜日は秋田の大館での公演です。

 …なんと、両日ともチケットはすでに完売。「ドラクエ」の力は本当にすごい。
 
 「魔法」は現実に存在するものなんですね。すぎやま先生の魔法は、先生の死後もなお健在だということです。
 
 さて、今回はシリーズの「Ⅴ」。指揮は永峰大輔氏。
 
 そういった理由で、ドラゴンクエストの公演は本当に多い。これだけ多いと、私のように「ドラクエ無知」な輩でさえも、「ああ…Ⅴね。結婚ワルツのやつ」と、馴染みを持ってすぐに思い出すことができるようになるものです。
 
 「門前の小僧ならわぬ経を読む」とはこういうことか。
 
 「Ⅴは、空飛ぶ絨毯の曲がいいね」…
 
 …オケのおじさん、知らぬドラクエを語る。
 
 
 良いコンサートになるよう頑張ります。
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お盆過ぎても

2024-08-20 20:15:00 | 山形

 この、ふざけた暑さはいつまで続くんでしょうかね?

 もはや体温の調節がうまくできない。
 
 暑いからと、冷房のきいた部屋にいると体が冷えて具合が悪くなる。かといって、冷房を弱めたりすると、いきなりびしょ濡れになるほど、汗が止まらなくなったりする。自宅の室内で、楽器に汗の滴が垂れるとか、本来ならありえないことです。
 
 私自身も、更年期による体温の調節機能の衰えが止まらない所にきて、日本の環境も「観測史上最大」が日常化するし、家のエアコンは老朽化するし…
 
 …もう、何が正しいのかよくわからない。
 
 朝起きる。エアコンのある部屋で寝ているので快適なのは良いのですが、朝には体が冷えている。
 
 健康のために外をウォーキングすると、朝の日差しからして殺人的なので、汗が止まらず、水をかぶったようになる。
 
 シャワーを浴びて、とりあえず汗がひくように冷房のかかった部屋に入ると、今度はまた冷えてくる。
 
 仕事のために外に出て、車に乗ると、リハ会場に着く頃にはもう服が汗でびしょ濡れになる。
 
 今度は冷房のきいた会場に入ると…
 
 まるで、神話にある「なんとか地獄」のようです。
 
 「山形はお盆を過ぎると秋の気配…」
 
 と、このブログにも書いていた頃がありましたが、もはや昔のこと。
 
 残暑が不安な「芸術の秋」を迎えます。
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TITAN

2024-08-18 20:36:00 | 映画・ドラマ

 息子から薦められた映画「TITAN」を観てみました。正月に会った従兄弟にも「チタンは観た方がいい」と言われたことを思い出したせいでもあります。

 2022年公開のフランス映画です。ジャンルとしては…
 
 …何と言って良いやらわからない。ホラー?SF?ダークファンタジー?サスペンス?まあ、そんなところです。
 
 カンヌで最高賞を受賞したということですが。
 
 結論から言うと、私にはよくわかりませんでした。
 
 …映画を観て、こういう感想を言うのは初めてのことです。
 
 古くはベルイマンのような、超難解映画についても、自分なりの解釈は持ってきたつもりですが、「TITAN」にはギブアップ。
 
 これが今のフランス映画の行きついたところなのかもしれませんが、メタファーにはメタファーなりの「つじつま」がもうちょっと欲しいと思うのは、もう感覚が古いということなのか。
 
 あらすじを語る意味もないのですが、さらっとだけ。幼少期の事故の治療のために脳にチタンを埋め込まれた女の子が、ぶっ飛んだ凶暴な女性に育つ。車に異常な愛情を持つので、車の子(?)を妊娠します。と同時に、凶暴な性質が抑えきれずに、数々の殺人を犯します。警察から逃れるために、行方不明の息子を何十年も探している老消防士に、息子だと偽って匿ってもらう。そこで、得体の知れない子供を出産することになる…。
 
 …意味がわからないと思います。私も同感です。
 
 ショッキングだったりグロテスクな映画は、私のむしろ好物なのですが、意味がわからないので「え、なんで?」が先に立って、気持ちよく気持ち悪がることができない。
 
 昔「前衛的なもの」を初めて目にした人はこういう感じだったのかなと。「春の祭典」の初演で悲鳴をあげて席を立った貴婦人とか。
 
 もはや私の感性は、時代遅れになってしまったようです。この映画を、ごく普通に親に薦めてくる息子の感性を頼もしく思いました。…新しい時代が来てますね。
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進歩と堕落と夏休み

2024-08-16 21:34:00 | 映画・ドラマ

 夏休み。暑いし、どこに出かけても混んでいる山形。ここぞとばかりに、いろいろな価格も高騰している。

 それらを考え合わせると、家から出る気にならない。
 
 となると、かつてはレンタルビデオ屋に行くのがお決まりでしたが、私もプライム会員になり下がっている(これって堕落だと思えてならないのは古い人間だからでしょうか)ので、最近は家で映画が観られる。
 
 プライムの無料コーナーになくても「レンタル」という箇所をクリックするだけで、ツタヤに行ったのと同じことになる。返しに行く手間もない。
 
…人間ってどこまで堕落すれば気がすむのでしょう。
 
 初めて「レンタルビデオ店」ができた時、映画が好きな私は、狂喜して隣の駅(自由が丘)まで自転車をこいで(30分)行ったものです。レンタルは1泊で700円。それでも安いと思いました。家で映画が観られるのですから。
 
 初めて借りた映画は「グレムリン」。…まあ中学1年生ですから勘弁していただきたい。とにかく、なんでも良いから家で好きな時に映画を見るという体験をしてみたかったのです。
 
 それから約40年がたちました。
 
 今でも映画館はありますが、それ以外ではサブスクで携帯やそれとリンクしたテレビで見るのが当たり前。
 
 今や私も、すっかりその流れに飲み込まれております。
 
 そこで、時間ができたらぜひ観ようと思っていた映画が「TITAN」。前に息子に会った時に「あれは観るべきだ」と勧められたものです。
 
 …でもそれって無料じゃないよね。
 
 と情けないことを言う私に、「レンタルで良いじゃん。そのぐらいの価値あるよ」と言われてハッとしました。
 
 昔は隣町まで行って700円払って、しょうもない映画を借りて感動して観ていた。じたくで観られるのが嬉しいというだけの理由で。それなのに、今は自宅にいたまま400円ぐらいの課金をポチッとすることも選択肢に無いとは。
 
 これこそが真の堕落です。これ以上、堕落してはいけない。
 
 そう思って、この夏休みついに、ポチッと押して観てみたのですが。
 
 …「TITAN」、凄まじすぎた。もう私も若くないんだなと実感しました。ぐったりしてしまったので、感想は次回に。
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夏の花火

2024-08-14 21:38:00 | 山形

 夏休みを満喫しております。

 …というのはどういうことか?
 
 今年は娘が受験生なので、東京に行く事もなく、ましてやどこかに出かける事もなく、家でのんびりしているという事です。
 
 夕食後、外で大きな破裂音がしたのでバルコニーに出てみると、空を埋め尽くす火の粉が…
 
 …というと大げさですが、大輪の花火。
 
 山形市の大花火大会が今日でした。
 
 山形市の中心部の「霞城公園」が会場ですが、我が家のマンションからもよく見えるのです。
 
 今年の花火は、気合いが入っているように見えました。コロナなどもあり、中止あるいは、いろいろな制限が入ったりする時期が長かったので、ようやく「何の気兼ねもなくいかせてもらいます」と言わんばかりの大盤振る舞い。
 
 夏の夜らしくて、じつに気持ちがいい。
 
 夏が深まっています。
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夏休み

2024-08-13 22:59:00 | 山形

 天候が心配された昨日の遊佐公演は、台風がそれたおかげで、無事に終了しました。

 …なんだかんだ言っても、山響は運が良いのです。皆様のおかげです。聴きに来てくださるたくさんのお客様方のおかげです。皆様の運が良いから、無事に終わったとも言える。「運」というのは、相互のものですね。
 
 ということで、山響は今日から、しばしの「夏休み」。
 
 暑くて慌ただしい日本を離れて、スイスへ避暑に行く…
 
 …ような予定もあるわけはなく、山形でダラダラと過ごします。
 
 しかし、「お盆」の山形は、とにかく人が多い。人口が倍増する。「ちょっとその辺でラーメンでも」などと思っても、大した事ない店にさえ(失礼)、行列ができていたりして、びっくりします。
 
 「ラーメン王国山形」の宣伝効果が出ているのは良いことですが、地元民はしばらくおとなしくしているしかないようです。
 
 家でじっとしておくことにします。
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運を天に任せて

2024-08-11 20:32:00 | 山形交響楽団

 昨日の「村川千秋のシベリウス」公演は無事に終了。先生の体力が心配されましたが、さすが本当に永年にわたってステージに立ってきた人だけのことはある。本番のステージに立つと、背筋もシャンとして、集中力はもちろん、体力もアップするようでした。

 おそらく、来てくださった多くの人に感動を与えることができたのではないかと思います。
 
 ということで、今日から夏休み…
 
 …だと良いのですが、そうはいかない。あと一本。
 
 明日の「遊佐町サマーコンサート」です。山形の北部の日本海側、遊佐町の記念に合わせたコンサートです。プログラムはベートーヴェン「英雄」をメインに、モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲5番」、あとは町の歌「遥かなる鳥海山」など。指揮は飯森範親氏。
 
 遊佐町は先月の豪雨で被害を受けた地域です。なので、このコンサートが復興の力になればと願います。
 
 しかし、運悪く、明日は台風の影響が予想されています。
 
 私たちも気をつけて移動しますが、聴きに来てくださる予定の皆様においても、無理のないように願います。
 
 山響はわりと、悪運が強い人が多いせいか、公演先でも、周辺は大変なことになっているのに私たちがいる所だけそうでもなくて、無事に公演が終わるということが何度もありました。「一日ズレていたらもうアウトだった」ということがよくある。
 
 明日も、どうか無事に、良い演奏会になりますように。
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老いても

2024-08-08 21:01:00 | 山形交響楽団

 さて、明後日の「村川千秋シベリウス」ですが、今日のリハーサルで村川氏が登場。

 健康状態が心配された時期もありましたが、今日のリハーサルでは全く問題なし。
 
 正直言うと、昔から村川氏を知っている私のような古参からすると、今回のコンサートは「上手くいけば良いけど、ちょっと無理がある」と思えるような、負担の大きいものです。
 
 しかし、杞憂でした。体力的にはそれなりの衰えはあるものの、指揮棒の動きで言えば、昔とまったく変わらない。
 
 …最近、色々な意味で衰えを感じている50過ぎたばかりの自分を反省します。
 
 昨日は願望をこめて書きましたが、今日は確信をもって言いましょう。
 
 きっと、山響の歴史的な1ページになるような、良い演奏会になると思います。
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村川千秋のシベリウス

2024-08-07 22:47:00 | 山形交響楽団

 今週の山響は、土曜日の「村川千秋のシベリウス」公演。

 御歳91歳になられた、山響創立名誉指揮者の村川氏の集大成とも言うべきコンサートです。永年、情熱をかけてきたシベリウスの代表作「交響曲2番」「ヴァイオリン協奏曲」「アンダンテ・フェスティーヴォ」というプログラム。やまぎん県民ホールにて。
 
 今日からリハーサルが始まりました。
 
 本日の指揮は、今回の副指揮者である粟辻聡氏。高齢の村川氏のサポートで入ってもらっているのです。
 
 なんと言っても、このプログラムを全て指揮するのは、本当に体力の要るものです。大曲だし、オーケストレーションも本当に難しい。90歳を超えてこれができる人は世界にも、ほんのひと握りだと思います。…リハーサルで無理をしてはいけません。
 
 今日も感じましたが「第2番」は、一番有名ですし、何度も演奏してきましたが、それでも難しい。シベリウス特有の、拍がわかりにくくて「今どこ?現象」が頻発するのです。
 
 しかし、本当に壮大な作品なので、上手くいけば、神々しいほどの感動に包まれるはず。
 
 明日から村川先生が参加します。どうにか上手く行ってほしい。その思いがオーケストラ全員にあるので、きっと良いコンサートになると思います。
 
 チケットはまだあるようなので、この貴重な機会をお見逃しなく!
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熱い夏祭り

2024-08-05 21:17:00 | 山形

 暑すぎます。

 ということで、山形は今日から「花笠祭り」。
 
 祭りの会場であるメインストリートにほど近い我が家では、エンドレスの「花笠音頭」が聞こえ続けております。
 
 すでに3時間以上。さすがに嫌になって来てくる。
 
 しかし、コロナの時には、中心部から離れたスポーツグラウンドで、出演者のみで開催されたこともありました。人里離れて、距離をとって…。
 
 我が家の周りは静かでしたが、これで「夏祭り」と言えるのか。「祭り」の意味を考えさせられました。
 
 やはり、うるさくても、それがしつこく繰り返されることで、盛り上がる。毎年うんざりしていましたが、これがないと、山形の夏になはらない。
 
 今年も「熱い山形」になったことを、近隣住民も快く喜びましょう。
 
 
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