中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

25年

2023-08-31 20:55:00 | 山形交響楽団
 子供の頃「ど根性ガエル」というアニメが好きでした。当時の子供はみんな見ていましたよね。

 その中で、主人公が通う学校の担任の先生が「教師生活25年…こんな事は初めてだ」と口癖のように言って涙を流すシーンが毎回のようにありました。

 私たちの両親よりも歳上ということになるので、見ている子供にとっては「おじいさん」としか見えない。

 ところで、私も山形に来てまる25年が経過しました。

 …もう「おじいさん」なんだなと。そこで言います。

 山形生活25年、こんなに暑いままで9月を迎えたことはなかった。

 さて、今週末の山響は明後日の「ドラゴンクエストⅥ」新潟公演。

 新潟も暑いようですが、良いコンサートになるよう頑張ります。
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交流会

2023-08-30 22:43:00 | 旅の空
 昨日で横手公演は終了。地元ゆかりのソリストも素晴らしくて、たくさんのお客様に楽しんでもらえたのではないかと思います。

 終演後は、疲れを癒すべく、近くの居酒屋へ。せっかく来たからには地域の活性化に貢献しなければ。

 カウンターで秋田の酒を楽しんでおりましたが、隣のご夫婦が気になりました。私と同年輩ぐらいのご夫婦でしたが、奥さんの方の飲みっぷりがすごい。

「普通の日本酒を常温で2合ください」

 このお店は、銘酒を揃えているのがウリなのに、銘柄を問わずにしかも常温。出てきたのはもちろん「高清水」。これは…「秋田のきも」のような、臭みを凝縮した感じの、濃厚極まる普通酒です。私のような軟弱者は、燗しても飲めない。それを奥さんだけが、スイスイ飲んでいる。

 さすが秋田です…強者がいらっしゃる。

 と感心していたところ、旦那さんが喫煙のために店外に出た時に、その奥さんから話しかけられました。

 「日本酒、お好きなんですね。どちらからいらしたんですか?」

 …見られていましたか。お恥ずかしい。山形です。今日は会社の出張で(いつもこう答えることにしている)。

 「えっ、ウチの主人は昔、山形の寒河江に住んでいたんですよ。何のお仕事ですか?」

 このぐらいまで来られると、諦めてきちんと言うことにしています。

 …山形交響楽団というオーケストラの団員なんです。

 「えっ!私たち、いまコンサート聴いてきた帰りなんです!うわあ、もっと早く話しかければ良かった。楽器は何を?」

 ここからは、いつものパターン。どうも、旅先で飲みに行くとこうなることが多い。まったくありがたいことです。話が弾んで、奥様チョイスの日本酒を奢られたり。

 湯沢から来てくれたということで、終電までの短い時間ですが楽しいひとときを過ごしました。

 「ふれあい」は、やはり居酒屋ですね。今回も良い演奏旅行になりました。
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キャラバン

2023-08-27 22:15:00 | 山形交響楽団
 昨日の南陽公演に来てくださったたくさんのお客様、ありがとうございました。

 三浦文彰さんのソロも素晴らしく、良いコンサートになりました。若いのに堂々とした、風格のある演奏でした。またソリストとして登場してほしい。

 さて、今週の山響は、火曜日の横手公演。明日から秋田県の横手市に移動してのリハーサルです。

 地元にゆかりのあるソリストが登場して、モーツァルト「ピアノ協奏曲」、ソプラノで「フィガロ」「コジ」のアリアなど。オーケストラはシューベルト「未完成」と、盛りだくさんのコンサートです。指揮は大井剛史氏。

 このコンサートも文化庁の「オーケストラ・キャラバン」という事業によるもの。これは、コロナで大打撃を受けた舞台芸術の復活にテコ入れをしてくれるものです。今年はこれが多いので忙しい。…実にありがたいことですね。お上も良いことします。

 しかし、今年度で終わり。

 今年、各地でのコンサートが成功し、活性化した地域の力で来年度以降も続いてくれると良いのですが。

 そのためにも、明後日、良いコンサートになるよう頑張ります。まだチケットに残りがあるようなので、お時間がある方はぜひ!
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ユアタウンコンサート南陽

2023-08-23 22:08:00 | 山形交響楽団
 「暑い」と言うのにも飽きたので、今週の山響は土曜日の「ユアタウンコンサート」南陽公演です。

 エルガー「エニグマ変奏曲」、モーツァルト「ハフナー」、そして三浦文彰さんをソロに迎えてブルッフ「ヴァイオリン協奏曲」。

 今日からリハーサル。私は「エニグマ」は山響で2回目。学生の時に初めて弾いてから、大好きな曲です。前回はドヴォジンスキ氏の指揮でした。明晰な解釈で、良い演奏になったように記憶しています。

 さて、ソリストの三浦文彰さんは本番前日の明後日に登場ですが、楽しみです。ブルッフの協奏曲も、ヴァイオリンを学ぶ者なら誰しもが勉強したことのある名曲なので、それをどう演奏するのか聴いてみたい。

 ところで、私が大学生の時のオーケストラの合宿にトレーナーとして、お父さんの三浦章宏さんをお迎えしたことがあります。N響でいつも見かけている方が、わざわざ河口湖の施設まで私たちのために来てくれたのに感激しました。

 弦楽セクションのレッスンの後に、サービスとしてでしょうか、バッハの無伴奏ソナタのフーガを演奏してくれました。

 それがまた「いま、練習してる曲なんだけど…」と控えめに言って弾き始めたのが、実にカッコよかった。演奏も、これ見よがしにひけらかす系ではなくて、実直な感じに好感が持てました。

 なので、後で個人的にアドバイスを求めに行きましたが、「君はもっと姿勢を良くしたほうがいい」と注意されました。それも頭ごなしではなく「その方がハイポジションの音が正確に弾けて、そして疲れにくいから」というようなことを、丁寧に言ってくれたのを覚えています。今でも、高い音が多い曲で苦労すると、その時のことを思い出して姿勢を正したり。

 …良い演奏会になるよう頑張ります。まだチケットが残っているようなのでぜひ!私も楽しみです。
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暑さには熱さを

2023-08-22 21:33:00 | 温泉
 腰痛は無事に治りましたが、肩とか手とか、いろいろな部分に疲れが溜まって痛みだしているので温泉へ。

 向かったのは、山形市ではやたらと熱い湯で有名な温泉。熱くてリラックスできないので、日頃はあまり足が向かないのですが、関節痛には間違いなく効くので、困った時にはココと決めています。

 昼過ぎに行ってみると…誰もいない。完全な貸切状態です。みんな、こんなクソ暑い時に、わざわざ熱い湯に入りたくないのでしょう。

 やはり熱い。…しかし、思いのほか気持ちがいいのです。

 暑い暑いと、冷房の効いた部屋にいて冷たいものを飲んでいると、思っている以上に身体は冷えてしまっている。気持ち的には「もう熱いのは充分なんだけど」と思うものの、身体は熱い湯に温められて喜んでいるのがわかる。

 上がって滝のような汗をかきますが、それがまた心地よい。日頃、汗は悪者です。服にシミができたり臭くなってもいけないので、すぐに拭き取らなければいけない。そんな中で、思いっきり汗をかく、それも垂れ流し放題というのは、わりと快感なのです。

 もう出ない…というところまで汗をかくと、体がすっきりとした感じ。リセットされたような。

 ちなみに、こういう時に飲む水は本当に美味い。ただの常温の水なのに、キンキンに冷えたビールと同じぐらい夢中になれます。そう考えると入浴料400円は、十分に安い。400円で水がビールに変わって、もちろん飲み放題ですから。

 体にも良いし(もちろんこっちがメインです)。

 山響はまた明日からリハーサルですが、良いリセットができました。
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ムルソー

2023-08-21 22:27:00 | 山形
「陽の光で、頬が焼けるようだった。眉毛に汗の滴がたまるのを感じた。それはママンを埋葬した日と同じ太陽だった。あのときのように、特に額に額に痛みを感じ、ありとあらゆる血管が、皮膚のしたで、いちどきに脈打っていた。焼け付くような光に堪えかねて、私は一歩前に踏み出した。私はそれがばかげたことだと知っていたし、一歩体をうつしたところで、太陽からのがれられないことも、わかっていた。」(カミュ「異邦人」より)

 この直後、主人公のムルソーは、たいして関わりも無く、もちろん恨みもないアラブ人を射殺して、死刑になってしまいます。

 暑さは人を狂わせる。「異邦人」の舞台はアルジェリアですが、その太陽のせいで人を殺してしまったのだと、ムルソーは裁判でも言います。…しかし、きっと今の日本ほどではないような気がする。

 本当に、どうかしてしまいそうなほどの暑さですね。

 各地で水不足も起きているようで、新潟の米も危機に瀕しているとか。

 こんなに暑くてイライラしているところに、酒もできないとなると、ムルソーでなくても、ふと発砲しかねない。

 それはともかく、早く秋になってくれないと、スクールコンサートもできません。気持ちの良い「芸術の秋」が来ますように。
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洋舞合同公演

2023-08-20 21:38:00 | 子育て奮闘記
 「白鳥湖」は昨日終わりましたが、今日もバレエ。

 …と言っても、私は見るだけです。

 今日は「山形県洋舞協会」の公演を見に行きました。要するに、山形県のダンススクールの合同公演です。娘のバレエ教室も出演するということなので父兄として。場所は山形市民会館。

 11団体、それぞれ15分くらいずつのステージ。そのうち、バレエは5団体。その他は「ダンス」や「フラメンコ」、そしてジャンルにとらわれない「現代舞踊」です。フラメンコ以外は、それぞれに若い子達もいて、「踊り」というものの裾野の広さを感じます。

 昨日の「白鳥湖」もそうだったのかも知れませんが、バレエは足を特殊な感じで酷使する。そもそもトウ・シューズというものが、無理のある設計で、基本的に「痛みに耐えてやる」ものなのです。

 ウチの娘も、夏の間、コンクールやワークショップその他があって、足の甲の痛みが限界に達し「疲労骨折」という診断を受けました。

 しかし、それは珍しいことではない。その世界では「よくあること」のひとつなのです。強度の痛み止めを服用し、足に貼って踊りました。

 それを知っている私たち父兄はハラハラするばかりですが、「そういうもん」らしい。厳しい世界ですね。

 夢の世界ですから、実際は激痛がはしっていても笑顔で踊り切らないといけない。

 舞台に立つ人間として、身につまされるような感じもしながら見ていましたが、無事に終わってホッとしました。クラシックの世界はこれだから大変です。

 なんとか無事に終演。本番までずっと耐えてきたダイエットも解禁。ということで、「打ち上げ」の夕食はハンバーガー専門店に家族で行きました。

 華やかな舞台というものは、観客にはわからない、いろいろな苦労と制約のなかで、初めて実現するものです。…良い経験になったはずです。
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白鳥と身長

2023-08-18 23:14:00 | 山形交響楽団
 今日は「白鳥の湖」のバレエ合わせ。今回は配信もあるということで、そのためでしょうか、本番と同じ仕様でのリハーサル。セットも衣装もメイクも本番と同じです。

 東京シティ・バレエ団としては初めての山形公演ということで、熱が入った演出になっています。バレエに馴染みのない人も楽しめるよう、途中、ところどころに解説が入ったり。

 今回の演出としては、最後、悪者が倒されると、それまで白鳥に変えられていた娘たちの魔法が解けて、人間に戻ってハッピーエンド。

 それまで白鳥の衣装だったダンサーが、次の瞬間に、普通の人間の衣装に替えなければならない。

 それをスムーズにするために、ということと、後は地元へのサービスのために、速着替えはせずに、戻った人間の娘役に、地元のバレエ教室の生徒たちがエキストラで出ます。

 娘のバレエ教室にも動員がかかったようですが、残念ながら娘は選ばれず。…身長制限ですね。人間に戻ったといううことなので、急に身長や体格が変わってはいけない。ということで「160センチ以上」限定。

 となると、ウチの娘では10センチ以上足りない。…なかなか厳しい世界です。

 ところで今回、私は第1ヴァイオリンの中でも、舞台が見えやすい場所なので、実に楽しい。…もちろん見惚れていると楽譜から落ちそうになるので、気をつけなければいけませんが、白鳥のオデットと黒鳥のオディールの踊りなど、見せ場はどれも素晴らしい。シティ・バレエ団の良さを楽しんでいただけると思います。…私も楽しんでおります。

 良い公演になるよう頑張ります。
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「白鳥の湖」公演

2023-08-16 22:03:00 | 山形交響楽団
 今週の山響は東京シティバレエの「白鳥の湖」。19日、やまぎん県民ホールで、午後2時開演。

 今日からリハーサルが始まりましたが、東海道新幹線が止まった影響で、指揮者などが時間までに到着できず、1時間遅れででのスタート。

 私は、山響では前に一度しか演奏したことがありませんが、バレエをやっている娘の影響で、昔から何度もDVDを見させられているので、どの曲にも馴染みを感じる。だから、第一ヴァイオリンのパート譜にして100ページ近い壮大な曲ですが、飽きることはありません。

 やはり、最高の名作だと思います。無数にある曲が、どれも傑作と言える。「つなぎ」みたいな曲が無い。

 バレエなので、ストーリー運びにはどうでもいい曲がたくさんあります。ありがちな、パーティーの場面で、参加者がそれぞれの個性を出して踊る場面。「白鳥湖」でも、各国の踊りがあります。スペイン・ハンガリー・ナポリ・ロシア…「くるみ割り人形」でも似たようなのがありますが、これがまたどれも名曲なのです。オーケストラのコンサートで演奏する組曲としても人気があります。

 先日、鶴岡での山響公演で「眠りの森の美女」を演奏しましたが、家で練習しているのを娘が聞きつけました。

「どこのバレエ団が来るの?」
 …来ないよ、オーケストラのコンサートだから。
「聞くだけで楽しいの?お客さん話わかる?」

 バレエに慣れていると、踊りと音楽が両方そろって当たり前なわけです。もちろんそれが一番ですが、なかなか本物のバレエ公演は簡単にはできません。

 今回は、そんな貴重な機会です。お時間のある方はぜひ!
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夏の花火

2023-08-14 22:19:00 | 山形
 今日、山形市では「大花火大会」が行われております。

 仙台に遊びに行っていた娘を駅まで迎えに行ったら、びっくりするぐらいの渋滞と沿道の人なみ。…花笠は終わったはずなのに、と思ったら花火大会でした。

 夏休みも真っ盛りなこの時期。帰省で山形に帰ってきている人も多いので、イベントとしては盛り上がると思います。コロナ明けで、久しぶりの通常開催でもあるようです。

 さて、テレビでも「戦争の記憶」みたいな特集が多くなるこの時期。

 夏休みの記憶としては、終戦記念日が来ると、そろそろ宿題のことを思い出す。

 今年の夏も、もう、そういう時期なんですね。

 しかも山形の子供たちは夏休みが短い。娘の高校も17日からテストが始まります。

 山形民にとっては、むしろ、花火大会は「夏の終わり」を彩るものなのです。そう思うと、はしゃいでいる若者たちが、いじらしく見える。

 まだ暑いさなかではありますが、コロナ明けで、久しぶりの充実した夏休みも、終わりに近づいています。
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原住民の夏

2023-08-13 21:55:00 | 山形
 「匠の業」を用いても、さすがに疲れが溜まっていたようで、腰の調子はそう簡単には戻りません。

 昨晩もひたすら丹田を温めて寝ましたが、朝になっても姿勢によって刺すような痛みが来る。…まあ、こういう時は毎朝、起きて布団から立ち上がれるかどうかが緊張の一瞬なので、「立てた!」というだけでも、本当にありがたい。ハイジの「クララ」より立てないことも、実際によくあることなのです。

 さて、世の中は「お盆」。山形はやたらと人口が増えてます。

 動けるうちにさらに温めるべく、今朝は温泉に行きましたが、市営プールかと思うほどの混雑。それも、日ごろ見ないような若者と親子連れが多い。

 久しぶりの故郷・山形なのでしょうか?「夏休み感」「バカンス感」が伝わってきます。普通にしてても軽くはしゃいでいる感じ。

 「あ〜腰いたた」としか思わずに浴槽の隅にうずくまっている地元民のおじさんとは、そもそもの温度差が際立ちますね。

  田舎に戻ってきた若者は、「ホームに帰ってきた」という、日常よりもやたらとリラックスした感じ。その子供は都会に生まれているので、慣れない田舎に緊張しつつ興奮している。…良いですね。見ているだけで微笑ましい。

 私は、どこに行く暇もないので、今年の「お盆」は原住民として過ごします。
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匠の業

2023-08-12 23:20:00 | 旅の空
 久しぶりに、腰の調子が…。

 会津若松から大館まで、7時間の運転で固まった腰が、プチっと数本切れた感じがしたのが一昨日の夜。

 翌朝、目が覚めた時に「やっぱり来たか…旅先で動けなくなると困るな」と。

 …しかしここで、うろたえるような私ではない。ぎっくり腰に関しては、限りない経験値を持っています。

 違和感を感じた直後に、ホテルの部屋のポットで湯を沸かす。

 昨日飲み干して空いていたウーロン茶のペットボトルに注いで、タオルで巻き、へその下(いわゆる丹田)に当てて、腹部を温めながら出発ギリギリまで静かに横になり続ける。

 これで間違いなく、その日は乗り越えることができます。

 予想通り、無事にリハーサルを切り抜ける。

 そして、その夜は、またしても湯を沸かし、腹部に当てながら一晩過ごす(もちろん、その前にしっかり飲みましたが)。

 これで、今日のコンサートも、ほぼ普通に弾き切ることができました。カーテンコールなどでの立ち座りも問題なし。もちろん痛いのは仕方がない。

 そしてまた4時間半かけて山形に戻ってきましたが、さすがに傷が広がったのか、いつものストレッチは痛くてできず。

 しかし、これでまた3日間の休日。なんとか逃げ切った感じ。この間にどうにかします。

 …まずは今夜も温めてひと休みです。

 さて、全国のぎっくり腰の皆さん、熱い湯を入れたペットボトルで丹田を温めて寝ると、次の日も動けます。ぜひお試しください。
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大館公演

2023-08-11 23:59:00 | 山形交響楽団
 会津から山形通り過ぎてそのまま北へ。秋田県の北の街、大館市にやってきました。土曜日の山響「オーケストラキャラバン」大館公演のためです。

 プログラムは「運命」をメインにピアノ協奏曲「皇帝」、ロッシーニ「絹のはしご」。ソリストは仲道郁代さん、指揮は園田隆一郎氏です。

 それにしてもこの暑さは異常です。山形は盆地なので、真夏の暑さは東北で一番と言っても良いのですが、会津に行っても秋田に来ても山形と同じかそれ以上。花笠も終わったというのに。こういう事は経験したことがない。

 世の中は夏休みの真っ盛り。普段なら、眩しい夏に、なにも暗いホールにこもって音楽会などしなくても…と思うかも知れないところですが、今年は、「危険な暑さ」を避け、冷房のきいたホールでゆったりと音楽に浸るのも良いのではないでしょうか?

 もはや屋上でビール飲んだぐらいでは納涼にならない。ぜひコンサートに足をお運びください。
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会津公演

2023-08-08 22:29:00 | 山形交響楽団
 今年の山響に夏休みはありません。コロナが明けて忙しくなるというのは、いろんな業種にあることでしょう。ありがたいことです。休みたいのはやまやまではありますが、ここは居酒屋の店員のように「はい、よろこんで!」と言うべきところ。

 ということで、今週の山響はまず、明日の会津若松での公演。ソプラニスタの岡本知高さんを迎えて、その奇跡の美声を充分に味わっていただくのをメインに、前半はシューマン「ライン」。指揮は角田鋼亮氏。

 「ライン」のような、弾き慣れた名曲を、馴染みの薄い指揮者で演奏するのは新鮮で楽しいものです。もちろん「実力があって」という注釈がつきますが。

 今日は山形の天童でリハーサルでしたが、無駄のないリハーサルで、好感が持てました。

 …そもそも、1日だけの練習でこういう本格的な曲を任されるというのは、指揮者にとってはハードなものだとは思います。取捨選択というか、短時間内での「見極め」の能力が問われます。こだわりすぎても、こだわらなすぎてもいけない。…こういう局面がもっとも「プロ」であることを求められます。

 明日朝から移動しての本番で、今回は銘酒を堪能する時間はなさそうですが、きっと良いコンサートになると思います。まだ、少々チケットがあるようなので、お時間がある方はぜひ。
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夏の想い出

2023-08-06 23:16:00 | 山形
 山形は「花笠まつり」の真っ最中。祭りが行われているメイン通りに近い我が家では、窓を閉めても花笠音頭がエンドレスで聞こえてきます。

 コロナも明けて、久しぶりの完全な通常開催ということで、かつて見たことのないほどの盛況ぶり。いつも閑散としている通りが渋谷みたいになってる。…近隣住民としては鬱陶しくもあるものですが、これを見るとさすがに「良かった」と思ってしまう。

 とくに若者。

 うちの娘も、気合の入った浴衣姿で出かけて行きました(昨日の夜から着付けの練習で大変だった)。

 ほとんどの皆が山形を離れてゆくわけですから、大切な故郷の思い出として絶対にあった方がいい。それがあったからこそ、こうして、花笠の時には山形の人口が急増するのです。

 …やっしょ、まかしょ。

 人生の大切な1ページとして残ることでしょう。
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