YALIN note

MAS/AN 増岡設計室 @入間市
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烏樹林糖廠 03 五分仔車(観光列車)

2007-08-07 | ・ 台南情報

台糖公司で使われたサトウキビ列車は「五分仔車」と言います。
この名称の由来は:
サトウキビ鉄道のレールの間隔は762mmで、
欧米列車のレール幅1435mmの約半分になっていたので、
台灣人がその半分を「五分仔(wuˇ fun zaiˇ)」と呼び、
この名称が使われるようになったそうです。

烏樹林糖廠の住所:台南縣後壁鄉烏林村184號
Tel no: 886-6-685-2681

観光列車の情報:
・切符:往復で100元/1人
・往復時間約45分かかります。
・観光列車の発車時間:
 ☆平日(月曜~金曜)  10:00/14:30 2回のみ
   P.S.  観光バスの人数によって、増車する場合もあります。
 ★休日(土曜・日曜)   9:30~16:30 1時間1回の発車
                 (10:30は蒸気機関車)

このマイクを持つ解説員も一緒に乗り込んできます。
私たちが乗った前方の2両車に…。
マイクの声がとても大きかった!

平日なのに、満員電車でした。
夏休みにマイカーで来た家族連れの人々と
大型観光バスの団体客を満載した観光列車でした。
出発する時、皆が一斉に「3、2、1」とカウントダウン。
同時に機関車の汽笛が「ポーッ、ポー」と鳴り、
観光列車はそろりと動き始めました。

後ろ向きの写真。綺麗にカーブを走る観光列車。

先頭の車両。
観光列車は往復約45~50分かかります。
見所とは、烏樹林糖廠が所有している土地に栽培している
植物(薬草など約数十万?種類だそうです)の田園風景です。
同行の解説員が一生懸命にいくつかのを説明していたのですが、
日本語に訳す余裕がなかったので、
全部にダーリンに説明できませんでした。

乗客用の木製のベンチは周りの風景が見られるように、
外側を向けた形で設置されています。

ガタンガタンとゆったりと走っている列車の揺れにつられ、
台糖公司の農場へ進んでいく途中、レンガ造の小屋を発見。
何に使われていたのでしょう?

後ろにある關仔嶺の山が雲に覆われていました。

列車と列車を繋ぐジョイント。いい形している!♪

約20分ほどで降り返し點に着きます。
ここで、先頭車(牽引機)が方向転換のために
しばらく停車することになります。
乗客が一旦下車して、この時間を利用して、
お土産さんに足を運んでいました。
あまりにも暑かったため、サトウキビの搾りジュースを買いました。
ひんやりしたサトウキビのジュースはとても濃厚で甘かったです。♪

観光列車に乗ること自体はとても面白かったのですが、
周りの風景はちょっと寂しい感じです。
沢山のサトウキビが見られると思ったのだけれど…。
昔のサトウキビ畑の風景を想像しながら、探してみました。

田園風景が終わり、烏樹林糖廠に入る手前にある
線路と道路が交じるところ。

幹線道路から烏樹林糖廠(地図)に入っていく目印。

この小屋はレールを切替のために設けたそうです。

右側にある水路。灌水用に設置されていたのでしょうか?

ついに甘蔗gan zheˋ(サトウキビ)を発見しました。
思ったより少ない量でした。

終点に近づく手前に、寂れた倉庫を見つけました。
扉の錆がいい色になっています。

終点ホームの近くに停まった牽引機。

基本的にルートは往復で同じですが、
出発ホームと終点ホームが分かれています。
それは、観光列車を機回しをしなくても済むように
烏樹林糖廠の中にループ線となっていて、
工場に進入する直前で列車は本線から一旦離れて、
裏側の車庫の方へ向けられるからのです。

乗客たちは下車してから、
いくつかの古い倉庫を再利用した販売所を通りながら、
烏樹林車站の出口に向かうのですが、
こちらの販売所は主に台糖公司の商品を販売してます。
私たちは烏樹林糖廠の記念切手がほしいので、
こちらの販売所を素通りして、蘭花主題館へ行きました。
目当てはこちら:

ハガキも欲しかったのですが、
売っていないそうです。残念でした。