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ユーモア

2011-02-07 23:56:38 | 日記
先週の衆議院予算委員会で、塩崎恭久氏の質問が終わった時、中井委員長が「これにて塩崎教授の質疑は終了しました」と発言し、それが無礼だと抗議されて謝罪しあ。 中井氏は昨年、金賢姫死刑囚をVIP待遇で日本に招いて非難されたことのある人物(その当時は、国家公安委員長、拉致問題担当相)であるが、テレビなどで観てもいかにも目立ちたがり屋であって、今回の塩崎教授のことも議場の笑いを取りたかったことがうかがえる。しかしユーモアの基本の基はセンスであって、この場合の教授という言葉の用い方にはセンスの一片もない。ムリにでも笑いが欲しいなら塩崎先生と言った方がマシだ。 国会議員はすべてセンセイだから苦情も出なかったかもしれぬし、塩崎氏の質問がいかにも固かったことを表現できたかもしれぬ。その辺の感覚(あるいは呼吸)が優れていたのが小泉純一郎氏だった。「イラクのどの地域が安全かなんて、私に訊かれたってわかるわけがない」「公約のひとつぐらい守れなくても(全体から見ればたいしたことじゃない)」「人生いろいろ会社もいろいろ」などの名言が残るが、すべてにあっけらかんとしたユーモアがにじむ。 昨日名古屋で河村たかしさん市長選(市議会リコール)で大勝した。市民税1割減、市議会議員の報酬カットという公約に市民の人気が集まるのは当然と言えるし、その前に、河村氏の庶民性がある。古い野球帽にヨレヨレのシャツにジャンパー、そして自転車。これでモテないはずはないと見えるが、もうひとつあって、河村氏の話しぶりには、その端々に人をひきつけるユーモアがあるのだと思う。名古屋の市民のみならず、日本中から応援者があったであろう今回の選挙、その応援者はみんな河村氏のもつユーモアを感じていたと思う。