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ユーモア

2011-10-31 23:20:47 | 日記
多くのバラエティばんぐみは、出演者だけが笑って騒いでいる…という週刊誌の指摘は正しいと思っている。 それは出演者が「なんとか巧い(気のきいた)ことを言って笑いをとりたい」「このメンバーの中では、自分が面白いことを言える第一人者」と思い込みすぎているからで、中には、自分の言う冗談は誰もが笑う一級品であると信じているようなのもいて、結局は哀れなことになる。タレントという語を才能を直訳すれば、人を笑わせる才能なんて、そう誰にもあるはずはない。 そのことはバラエティのみならず、テレビコマーシャルにも言える。私は、いまいちばんおもしろいのはジャパネットたかたの高田明社長の高声口上だと思う。 あの声には上質なユーモアがあるのではないだろうか。次がソフトバンクの白い犬で、平泉成さんのイイナイイナも泥臭い寸劇としておもしろい。どこが面白くて何をPRしたいのかがわからないという例を挙げればキリがない。そもそも、テレビコマーシャルは、なんとかして笑いをとりたいという性質のものだろうか。 ベトナム戦争が終わり、米軍の兵士達が港に帰ってくる。大勢の家族達の出迎え、妻と抱き合う帰還兵、最後に一人の黒人兵が下船する。彼には出迎えの人がいない。寂しそうにポケットからタバコを取り出すが、空っぽ。黒人兵は、その空の箱を海へ放り投げる。そして海に浮かんだ空き箱の名がLARK。 これが史上の最高傑作と言われるLARKのコマーシャルであり、下手くそなユーモアなんか不要という一例だろう。

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