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眼力

2017-09-28 07:18:09 | 日記
競走馬のセリ市が毎年ある。億単位の声が飛び交う場である。血統だけはわかっている。父も母も名馬である。しかし、まだ走ったことはない。千メートルを何十秒で走ったといった数字はない。プロ野球のドラフト会議とは違う。あれには数字がある。早実・清宮幸太郎君には、本塁打111本という実績がある。馬のセリは眼力である。馬を観る眼の勝負である。幼い馬の姿に、未来のディープインパクトを見いだせるかどうかの眼が必要である。見抜くチカラが要る。

人間社会も同じことがある。入社試験がある。結婚の見合いがある。誰かの眼力が誰かを見つける。優れた人材を発見する。それが当たる。それが外れる。そうやってゴチャゴチャしながら毎日が過ぎて行く。すべては、人の眼である。スーパーで1匹の旨いサンマを見つけるのも主婦の眼力に依る。

めヂカラというのがある。これも、眼力と書いていいだろう。意味は、ガンリキとは少し違って、その人の持っている(内にある)ものが眼にあらわれるといったようなことだろうか。昨日の大相撲の最後の二番は、日馬富士の圧勝だった。勢いが違った。表情にも差があった。眼ヂカラにも優劣があった。眼光鋭く、といった言い方があるが、日馬富士にはそれがあった。

競馬は競馬場へ行ってパドックで直接馬を見て券を買うのが正しいと、山口瞳先生は説いているが、私にはそんな体力は無い。たとえ行けたとしても、勝ち馬を見抜く眼力はない。電話投票ができることをありがたく思うだけである。眼ヂカラも無い。左目は黒目がズレている。右目だけでなんとか麻雀の牌が判別できる。家人のリーチが読めない。テキの手が見えない。

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