中学校の3年間は、よくカンニングをやった(小学校では、まだその知恵がなく、高校以降は面倒になった)。 カンニングの面白みは予想にあって、つまり、もし自分が教師であればどこをどういう形で出題するかを読むわけだから、教師の性格(ストレートでくるか、変化球か)も大きな要素になる。私の予想的中率はなかなかのものであって、テスト結果の発表待ちは楽しい時間だった。 サラリーマンの興味の1と2は、人事異動とボーナスであり、これにも予想がつきまとう。 社員の中には予想屋的人物もいて、それがソコソコ当たったりするのもおもしろかった。いま百貨店の中間管理職にいる娘は、その辺のことを笑い話的に話すが、半分は昔と同じだと思うし、半分は昔よりおおらかになっている気がする。 私の新聞川柳「ボーナスは トイレで数えるほどでなく」は遠くなった。 競馬も株も予想から始まるが、競馬で言えば「どの新聞の誰の予想にのるか」以外に術はなく、私はスポニチの小田哲也氏を師と仰いでいる。 大川慶次郎氏(故人)は競馬の神様と称されたが、大川氏が億万長者になっていないから、理屈的には競馬は神様でも当たらないことになる。 株も、私が学生時代、ある友人の父上に教わった「堅い会社の株を資産として長く所有すること」が頭に残るが、それでは老人の頭の体操にはならず、どうしても(おもしろみのある)予想短期勝負に傾いてしまう。
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