gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

2018-06-30 13:23:18 | 日記
「私はヴランダが好きだ。明るい陽が射し込む。涼やかな風が通る。いまヴランダで花を育てている」、或る女性が同人誌に書いた文の1節である。その女性はヴと記したヴェの音になると錯覚したのだ。たぶん彼女はベランダとするよりヴの文字を用いる方がカッコイイとでも思ったのではないかというのが、私の想像だった。これに似たことはいくつかある。ヴィクトリー、ヴァイオリンなどがそうだ。日本ではRとLの音を区別して発声することは少ない。BとVもそれに似ている。私は日本語発音のようにベランダと書きビクトリーと書く。ただし、固有名詞だけは別だが。

かつて横浜大洋ホエールズで大魔神と称された佐々木主浩さんはいま馬主になっていて、自分の持ち馬にヴの字をつけるのを好んでいるようだ。ヴィルシーナも強い馬だったし、宝塚記念ではヴィブロスが4着に入っている。なぜヴが好きなのかは知らないが。


我が家の美女猫の名は、正確にはヴィヴィである。名付け親は娘で、ヴィヴィアン・リーからとったらしい。私は歯の具合が悪いので、ヴ音を発することは不可能であり、だからネコちゃんと呼んでいる。家人は正しい名を呼んでいるようだが、私の耳にはビリちゃんと聞こえる。ただし、猫は犬と違って、名を呼んでもすぐに反応するわけではない。走り寄って来ることはない。ネコちゃんが自分の名を知っているのかどうかもわからない。しかし、それでいいのである。人間が勝手に名をつけ、勝手に呼んでいるのに知らんぷりをするのは、猫のいいところだと思う。繰り返し書くようだが、猫の魅力は、何を考えているのかわからないところにあるのだ。ついでに書くと、ネコちゃんはヴィヴィという名は似合っている。文字にするときは、私はヴィビと書く。ビリではない。

コメントを投稿