Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

第90回天皇杯準決勝 鹿島×FC東京

2010-12-30 | 鹿島アントラーズ

苦しい試合展開の中、背番号10がピッチに入る。すると試合は劇的に変化した。スイッチが入ったチームは生き返った。

前半から苦しい展開。何故J2降格したか分からない程の東京の攻勢の前に攻め込まれる。前でボールが収まらずすぐに奪われては反撃を食らう展開。そして最前線で良い動きをしていた平山がこれまた完璧な動きで一旦降りてきて叩くと、すぐゴール前に入りクロスをアクロバティックなシュートで決めて見せた。

後半開始から青木投入。何でも良いから決めてくれとゴール裏も必死だった。そして本山が入ると流れが来た。そして同点。90分で決着しなかったが延長前半には東京・米本退場。これで攻勢を強めるがゴールは奪えない。

このままPK戦突入かと思われた最後の最後、またも10番が仕事をした。フワリと浮かせたスルーパスを大迫に通すとそれを興梠に折り返し。当たり損ねのシュートだったがネットを揺らしその瞬間タイムアップ。劇的なサヨナラゴールに皆狂喜乱舞だった。ピッチもスタンドもそこかしこで歓喜の輪が自然とできていた。

90分で決まらなかったのは結局今年の課題の継続。鹿島も東京も今年は同じ引分け数だったが互いにとっての、決めきれない・逃げ切れない課題が最後まで出た。1対1のスコアが象徴的だ。3回対戦して全て同じスコアは決して偶然ではない。

とにもかくにも勝つには勝った。元日国立に行ける。大岩と共に優勝したいのは当たり前。それよりもタイトルが欲しい、そして絶対ACLに出る。ガンバの敗戦はアジア行きは自力で決めろというシーズン最後の試練だと受け取った。絶対にやるんだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。