Winding Road

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2010J1第19節 G大阪×鹿島

2010-08-19 | 鹿島アントラーズ

終了間際まで10人で耐えたが最後に追いつかれて2試合連続ドロー。結果だけ見れば残念だが最後まで懸命に走り抜いた選手に文句は言えない。中盤の底を支える2枚看板がいなくなっても残ったメンバーがよく頑張った。特に急造Wボランチの青木・伊野波は豊富な運動量でよく一人少ない分を埋めた。伊野波の運動量なんて無尽蔵という言葉では言い表せないくらい異常なものだった。

左サイドをウイークポイントではなく攻撃の武器にするチームのやり方が整ってきた。ジウトンのデキはよく加地不在の相手右サイドに何度も襲いかかった。先制点もそこから。スローインでの素早いリスタートから理想的な先制。

しかしその後は前半から東京戦の後半を思い出させるようなヒヤヒヤの展開。橋本・二川の2列目に前を向かせすぎた。そこから起点を作られてイグノに決定的なシュートを打たせる展開に持ち込まれた。FWのコンビネーションに怖さは感じなかったが一発の破壊力は驚異だった。

そして後半。まずは小笠原OUT。そして中田退場。こうなったらもう1点を守るしか方法はない。そのための選手交代で大岩を入れる。たまにカウンターで相手にジャブを打つが、その時に本山・野沢が近い距離でパス交換すると相手に奪われずキープできるので安心できた。

相手の攻撃に対しサイドのケアも怠らなかったがそれ以上に入ってきたボールをしっかり中で跳ね返す意識が徹底されていた。特にガンバが佐々木を投入した後はジウトン一人では1対1は止めきれないのも想定してクロスに対処していた。左にしても宇佐美にある程度切り込まれてもパスなりシュートなりを狙う部分で食い止めた。

このまま終わりたかったが最後に一発食らう。フリーとはいえフカさずしっかり叩いた橋本のシュート技術を褒めるべきか。その直後のキックオフから興梠が惜しいシュートを放ったが藤ヶ谷に阻まれた。あの場面マルキなら得意のループをフワッと浮かせただろう。それはチラッと思った。

地力のあるガンバとの勝ち点差を縮めることなく、相手の勝ち点2を奪ったと考えれば今後を考えた時に決して悪い結果ではない。夏場に弱いと言われるが広島・大宮・神戸にアウェーで負け続けた去年に比べれば今年はまだマシ。首位決戦を制してもその後勝ち点6失うチームもあるわけだから、勝ち点の積み上げをプラスに考えたい。連戦が続くからすぐ次の戦いへ。


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