Winding Road

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2008ナビスコカップ決勝 大分×清水

2008-11-01 | Jリーグ

完売だから人が多いのは分かっていたけれど、一般客ではなく両チームのサポで一杯に埋め尽くされた国立のスタンドに驚いた。福岡・大分からの飛行機が遅延のトラブルもあったようですが遠征組は大丈夫だったのでしょうか。天気も快晴で絶好のコンディション。ちなみに今年のお菓子も去年と同じサルサソース味。毎年至れり尽くせりのヤマザキナビスコ様には感謝感謝。

内容的には決勝らしい緊迫してスコアに変動の無い展開。例年以上にディフェンシブな試合でした。ただどちらかと言えばペースを握ったのは大分で初の決勝とは思えない堂々とした戦いぶりを終始続けていました。

大分は初の決勝で初の国立と硬くなりそうな条件なのに普通にやれたのが勝因の一つ。カメナチオと呼ばれる守備は今年初めて見たけど、その実は最終ラインよりWボランチの堅いブロックの存在が大きかったです。あの壁を越えないとゴールには行けない。大分の戦いにスペクタクルはないですし難しい事はやらない。しかし基本に忠実で身の丈にあった軸のぶれないサッカーをしている。それが今季の快進撃に繋がっているんだろうけど、それを決勝でも普段通りに出来るから大したもんです。


清水の決勝らしい守りから入る戦い方は途中までは上手くいっていました。前半は風下でしたからおそらくは後半勝負で来たんでしょうが攻撃が連動せず。特にFWがサイドに開いて基点を作ってもそこからの押し上げが遅いから展開が拡がらなかった。岡崎の調子の良さは窺えましたが2列目・3列目からの飛び出しが見られなかった。清水は大分に比べると受身の姿勢、それはまるで去年の決勝における川崎のよそ行きの戦いぶりを見ているかのようでした。

第三者視点で決勝に行くとやっぱり羨望の眼差しを持ちます。自分達があの舞台に立ちたいと思う。自然とタイトルへの欲求が高まります。表彰式を見ると結局そこに行き着きます。勝者の歓喜と敗者の落胆、それが凝縮された表彰式。普段通りの戦いが出来ずに歯痒く悔しい思いをした清水の思いも自分なりに伝わってくるものがあった。そして初タイトルをゲットした大分トリニータ、おめでとう。


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