Winding Road

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2010J2第17節 東京V×富山

2010-06-13 | Jリーグ

暑いから運動量が少なく変化の少ない試合だった。

ヴェルディの先制点は最後まで粘ってボールに食いついた得点者を褒めるべきではあるが、富山にしてもしっかり体を入れてDFとGKが連携を取れば防げない失点ではなかった。

先制したヴェルディは無理せず守備を固めたから富山は前が手詰まりで攻め手が少なかった。ボランチまでは自由にボールを持たせるけれどそれより先のスペースを消した。そのため前の上園・朝日になかなかボールが入らず形を作れなかった。中盤で繋いで攻めようと思えば攻める事が出来るヴェルディが現実的に勝ち点3を取る戦い方を選択すれば相手は苦しい。

それでも後半の決定機を外した辺りからヴェルディの足が止まり始め、またそれと同時に選手交代に活路を見い出した富山が終盤は良い形を作って押し込んだ。あとはフィニッシュだけだったがポストに当てたりしてチャンスを逃した。

富山の2TOPは黒部・苔口とJ2にしては豪華だがFWまでボールを運べないため二人を生かしきれない。しかし03年元日に躍動した元同僚のパクチソンが南アでゴールを決めた同日に黒部は日本の片隅で3000人のJ2にいる。その差は何だろう。

富山サポは段幕を出してヴェルディコールまでした。暖かいサポだ。ヴェルディは試合後に前半戦終了セレモニーをやっていたが、これが民間企業なら民事再生法適用前の最終戦ということになる。ヴェルディが行ってきた事のツケが今出ている格好なので、それをリーグが全面的に支える方向性に対して必ずしも賛同はできないが、ヴェルディというチームに無くなって欲しくない気持ちはある。難しい問題だ。


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