Winding Road

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日本終戦

2006-06-23 | フットボール全般
8年前のジャマイカ戦翌日のスポーツ新聞一面に、そんな4文字が大きく載っていた事を思い出しながらタイトルをつけました。 日本代表のドイツでの挑戦は終わりました。現実は厳しいものです。

ひとまず全試合が終了するまでは何があっても応援し信じ続けようと心に決めてましたので、今朝までは前向きに代表チームを見つめてきました。しかし終焉したので、思い切り放談させて頂きます。勝ち点1でグループ最下位という結果は、チームとしての積み重ねが感じられなかったジーコジャパンにとっては全くもって必然であり、最後に一番リアルな形で突き付けられた結果だと思います。ジーコ監督は退任しますが、独断でジーコを招聘し、全般の信頼を寄せていた川淵キャプテンもケジメをつけるべき。彼も監督と同罪です。

ジーコジャパンの4年間を振り返ってみると本当につまらなかった。いつも同じメンバー選考と一向に進歩の見られないサッカーの質。そして代表だけが祭り上げられJリーグがないがしろにされている現状。それが代表をつまらないと感じていた要因です。またW杯期間中は4年に一度しかサッカーを見ない連中が、偉そうに能書き垂れて日本批判しているのを見ては辟易していました。個人的には代表への興味を失い続けた4年間でした。あのトルコ戦の後は本当に悔しくて暫らく放心状態が続いたけれど、今回はどの試合の後もあまりショックはなかった。ブラジル戦が終了した時でさえも別に特別な感情は湧かず。むしろ個人的には昨日の突然の「マルクス契約解除」のニュースの方が数段衝撃が大きかった。日本戦にあまり熱くなれませんでした。日本人としてこれはマズいなあとは思いますけど、WBCの時ほど燃えてこなかったのは何故だろうか。

この前もチラッと書きましたけど、戦犯探し報道に対しても憤りを感じているんで、この場でついでに書かせてもらいます。自分は鹿サポですから、ヤナギを擁護させてもらいますけど、クロアチア戦の決定機だけを何回もピックアップして決定力不足を題材にする報道は納得いかない。あれこそ刷り込み型の報道。フランスW杯で城をA級戦犯に仕立て上げたのと一緒です。確かにあれは決めるべき場面だけど、それ以外のところで柳沢はフォアザチームのプレーをしっかりとこなしていました。むしろ戦犯として名を挙げるとするならば、オーストラリア戦で決定機を外し、クロアチア戦はほとんど消えていた高原・守備が脆い三都主・走れない中村俊輔、そしてその俊輔を最後まで使い続けたジーコ監督だと思います。もっとも、チームスポーツのサッカーにおいて、特定の個人を戦犯として槍玉に挙げる事自体が愚かな行為なんですけどね。日本はW杯に3回出場しましたけど、FWが点を取れていない状況は全く変わっていません。でも2002年の時はここまでFW批判はしていなかったと思う。結局負けるとその矛先をどこかに向けたいから、今回の場合それをFWに向けているのだと思う。本当に悔しいですよ。中村やジーコの方が明らかに問題なのに、我らのキングAが誹謗中傷・バッシングの嵐の矢面に立たされるなんて。


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