Winding Road

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2011ナビスコ1回戦1st leg 柏×仙台

2011-06-08 | ベガルタ仙台
個人的には何かが起きる日立台のロスタイム。このスタジアムで観戦して終了間際にスコアが動いたのは記憶にあるだけでもこれで5回目。

代表で不在にしているのは関口だけとあって、リーグ戦で好調な両チームがほぼベストメンバーを揃えてきた。ナビスコとはいえ位置付けはリーグとあまり変わらない。そして試合内容もリーグ戦での好調がそのまま表れた。スタイルの違いはあれど、柏も仙台も自分達のサッカーを迷いなく展開している。それがどっかの不調チームと一番違うなと思いながら見ていた。

そして仙台。予想通り、アウェーらしい守備ベースのサッカー。我慢の時間が長く続き攻撃はカウンターで前に早く。サイドからはある程度やられたのか、やらせていたか分からないが中央を固めてブロックを構築した。そしてCBが跳ね返したボールはボランチが拾って波状攻撃を許さない。

今年の仙台はセカンドを良く拾えていて、それは気持ちの入り方が違うから相手よりも一歩の足が出てくると言った論評は良く目にするが、その部分について一番大きいのは角田の加入に違いない。彼が入った事によって安定感が生まれボール奪取率が高まった。それとビョングの加入で最後方に安定感が増した。この二人の存在が本当に大きい。

対する柏。去年のサッカーをベースに肉付けしてしっかり戦えている。ジョルジ・ワグネルのあの位置からFWに楔が入ってそれをFWがしっかりキープして落とせば、それは確かに攻撃の形が広がる。楔を仙台守備陣がかなりしっかり潰していて危険度を下げていたが、あれで北嶋が絶好調なら確かに勝ちまくれるのは納得。余談だが「お前がやらなきゃ、誰がやる」の北嶋チャントが頭の中をグルグル駆け回る(笑) 仙台側で見てたのに。。。

終盤戦。テグの交代の第1カードは予想どおり中島。やはり中島への信頼度は絶大だ。と同時に試合展開からいっておそらく柳沢の投入はないだろうと予測がついたのでちょっとガッカリ。しかしその中島は割と良い動きをしており今までとは違う。それでも押し込まれる展開に変わりはないのでスコアレスドローでOKと思っていたら最後にこちらがセットプレーのチャンスを迎えた。

ボールをセットする梁の外に一人ポツンと立つ松下。それをケアする様子もない柏。するとそこにパスが出る。キック精度の高い松下は悠々とフリーでクロスを上げる。それを合わせたのは中島。まさかまさかのサヨナラゴールに狂喜乱舞。貴重なアウェーゴールとともに1点のアドバンテージを得てホームでの2nd legを迎えることになった。


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