台湾総統選まであと2日。前回のブログで支持表明の行方を指摘していた李遠哲博士が、ついに口を開いた。
台湾からの報道によると、台湾のノーベル化学賞受賞者で前中央研究院長の李遠哲博士は12日午後8時40分、民進党が台中市で開いた演説会の舞台に上がり、初めて公の舞台で蔡英文候補支持を表明した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/63/23c72a28d3210c3203ba48c16f366c5e.jpg)
報道によると、李博士は、最近日本メディアは日本の指導者を検討するに当たり、最後には決断力があるか、責任感があるか、協調性があるか、の能力を条件として提起している、との報道を引用し、現在アジアの指導者の中では、蔡英文のみがこの条件を持っている、と発言した。
さらに、蔡英文主席が陳水扁総統の時代の行政院副院長(副首相)だったとき、IT企業に不正な融資をする手助けをしたほか、その企業の役員に納まった、と国民党側が攻撃し蔡主席のイメージダウンを狙う選挙運動を進めていることについても触れ、「汚職などではなく、行政院の生産技術産業への成功事例だ。信じられないのなら数年後の発展を見てほしい」と弁護したという。
前日には李登輝元総統も蔡支持の新聞広告を台湾閣有力紙に掲載しており、国民党の馬英九総統陣営との争いは激化している。民進党主席ゆえ、独立色の濃い李登輝元総統らの支持を得ているが、マイナスイメージにはならないだろうか。すでに「老害」と取られても仕方がないほど権威が失墜した李登輝元総統だが、自らが提起した「二国論」のそもそもの起草者ともいわれる蔡英文主席を応援するのは当たり前。むしろ中間派にドン引き惹されるのではないか、とも危惧する。そのため、李前総統の支持表明が変な風に解釈されて票を失うのは困る、と李遠哲博士は直ちに蔡主席への支持を表明したのではないか。
台湾からの報道によると、台湾のノーベル化学賞受賞者で前中央研究院長の李遠哲博士は12日午後8時40分、民進党が台中市で開いた演説会の舞台に上がり、初めて公の舞台で蔡英文候補支持を表明した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/63/23c72a28d3210c3203ba48c16f366c5e.jpg)
報道によると、李博士は、最近日本メディアは日本の指導者を検討するに当たり、最後には決断力があるか、責任感があるか、協調性があるか、の能力を条件として提起している、との報道を引用し、現在アジアの指導者の中では、蔡英文のみがこの条件を持っている、と発言した。
さらに、蔡英文主席が陳水扁総統の時代の行政院副院長(副首相)だったとき、IT企業に不正な融資をする手助けをしたほか、その企業の役員に納まった、と国民党側が攻撃し蔡主席のイメージダウンを狙う選挙運動を進めていることについても触れ、「汚職などではなく、行政院の生産技術産業への成功事例だ。信じられないのなら数年後の発展を見てほしい」と弁護したという。
前日には李登輝元総統も蔡支持の新聞広告を台湾閣有力紙に掲載しており、国民党の馬英九総統陣営との争いは激化している。民進党主席ゆえ、独立色の濃い李登輝元総統らの支持を得ているが、マイナスイメージにはならないだろうか。すでに「老害」と取られても仕方がないほど権威が失墜した李登輝元総統だが、自らが提起した「二国論」のそもそもの起草者ともいわれる蔡英文主席を応援するのは当たり前。むしろ中間派にドン引き惹されるのではないか、とも危惧する。そのため、李前総統の支持表明が変な風に解釈されて票を失うのは困る、と李遠哲博士は直ちに蔡主席への支持を表明したのではないか。