Takepuのブログ

中国旅行記とか、日ごろ思ったことなどを書きたいと思います

中国の反応

2010-06-26 14:44:04 | Weblog

日本と韓国が16強入りしたW杯南アフリカ大会。
一方でアジア予選で敗退した中国。国際試合でラフプレーを連発、フランスのジダンから「もう中国には行かない」と言われたり、国内リーグでも審判に蹴りを入れたり、八百長事件で足球協会のトップが捜査当局から事情聴取を受けるなど、地の底に落ちている中国サッカー界がうらやましがっている。新華社は「中国サッカー、赤面しないのか」と、上海有力紙「解放日報」の記事を転電している。

中国には世界一流のサッカーファンがいるのに(ホントかよ?)、サッカーの水準は低い。足球関係部門はなぜ、日本や韓国に遠く置いて行かれたのか、W杯の機会を通じて分析するべきだ、としている。
まず、日本と韓国の活躍で、W杯出場枠でアジア地域が4.5となるだろうことに感謝している。日韓のサッカー環境を分析し、芝生のサッカー場をつくり、子どもの頃からサッカーに親しませ、青少年の大会をつくり、普及に努めていることを上げている。
これに対して中国では、子どものサッカー人口は年々減少、サッカー人口も減り、国内リーグの人気は低下の一途をたどっている。だが、ひとたびW杯が実施されると、忽然とサッカーファンが誕生しているという。このサッカーファンが本物か偽物かは問わないが、彼らの情熱は国内リーグには向かないのだという。

日本はかつて中国にも負けた時代があったが、Jリーグが出来てプロ化が進んで以降、全く違った歩みを見せている。ただ、サポーターが成熟してきているか、といえば、首をかしげざるを得ない。デンマーク戦後、渋谷の街で騒いだり、道頓堀に飛び込んだ若者たち。世の中の閉塞感をサッカーというイベントで騒ぐことで晴らしていないか。マスコミもオヤジのにわかサッカー評論家も同様だ。中国も似たようなものかも。他山の石としなければならないだろうなあ。