朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

アップサイクル

2015-10-19 23:43:50 | 21世紀
アップサイクル
2015/10/20
 「アップサイクル」とは、サスティナブル(持続可能)なものづくりの新たな方法論のひとつである。従来から行なわれてきたリサイクル(再循環)とは異な り、単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことを、最終的な目的とする。換言すると、リサイクルによる 製品のアップグレード、としてよいだろう。アップサイクルの領域では、一般ユーザーにも目に見えるかたちでの「デザイン」(色や形)が重要な役割を果た し、とりわけファッションと生活雑貨の領域では、大きな成功を収める事例が増えてきた。(グーグル内記事)
 ワールド・ビジネス・サテライトを見て居ましたら、「アップサイクル」で起業したひとの活躍が出ていました。
 大量に出ている、工場からの端材や、廃棄物から、その品物の良い性能を生かし、新たな製品を作っていました。デザインを凝らし、廃棄物からつくったものとは思えません。 私達の子供の頃、タイヤのゴムを切り抜いてサンダルを作った商品が、ありました。いかにも代用品と言う感じですが、他に適当なものがなかったのでしょう?よく履いていました。通学かばんも米軍払い下げの軍用バックだったし、ズボンのベルトも米軍バックルの付いたジープ用シートベルトでした。
 高校時代の山登り道具は、皆米軍払い下げ用品で、寝袋は、朝鮮戦争の戦死者の死体を運んだ寝袋でした。
 現在テレビで紹介されているものは、廃棄素材を原料として、デザインも使用方法も素晴らしいと感心しました。
●タイヤチューブを原料として、おしゃれな靴。見た感じはエナメル靴と変わりません。雨の日には水ぬれもokで、強いそうです。
●床のフローリング材は工場から端材が多く廃棄されるそうです。それを加工しハンドバックやカバンを作っていました。擦れたりするのに強く、カバンには良い素材のようです。デザイン次第で素晴らしいものに変身していました。
●自動車のシートベルト。大柄の布のように縦横に編み、縫い合わせバックにします。強度の強いおしゃれなバックになっていました。
●消防服や消防ホース。強い強度を生かし、これもバックに加工。おしゃれです。
 リサイクルは、原料として再使用するものですが、量さえあれば、それを原料としてデザインを加え、商品に加工することは、可能です。
 現在自社で廃棄しながら、もったいないなぁと考えるものがあれば、新事業ができますよ。 大量に作れば、アフリカなどに輸出出来るのではないですか?
 デザインが良ければ、先進国でも売れると感じます。
 廃棄して、焼却処分など、廃棄費用も掛かるのですから、ぜひ真剣に考えましょう。
 そういう材料を、インターネットのどこかのサイトで、集計表示出来れば、新産業が生まれるかもしれません。アップサイクルという言葉をリサイクルと同じように定着するといいですね。 大学のサークルなどで、アップサイクル商品を開発しませんか?
 将来の仕事、ベンチャー企業の芽になりますよ。
  もったいない 進化させれば アップサイクル  知恵加え 無価値なものに 命付け