朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

台風の原因を考える

2011-05-31 08:11:06 | 21世紀
台風が来ない
2011/05/30
 台風2号が今日来る予定でしたが、東海上を足早に通り過ぎました。
 例年でもこの時期に台風は来ません。台風事情は、地球温暖化で大きく変わっています。昨年も一昨年もゼロでした。今年も来年も来ないと考えます。
 太陽に照らされ、海水が26℃以上に熱くなり、空気を暖めると、空気は上昇しその場所は気圧が低くなり、周りから風が吹き込みます。その風は、地球自転の影響で渦を巻き暖かい空気はますます上昇し低気圧が生まれます。
 上昇した空気は成層圏に達し冷やされ重くなって、少しずれた位置で下降気流となって降りて来ます。その場所は高気圧となります。高気圧も地球自転の影響を受け位置を変え、天気図に表される様に毎日移動しています。
 地球温暖化で空気が平均して高温になっていますと、太陽で暖められてもまわりの空気との温度差は小さく、上昇気流の程度も小さいので、あまり上昇せずその場所で水蒸気を沢山含んだ湿った空気になっています。ですから少し上昇すると水蒸気は水になり、その場所は南洋のようなスコール状の雨・局地的豪雨になってしまいます。台風のエネルギーの溜らない気候になっていると、私は推測します。
 世の中が平均化する、すなわち格差の少ない社会は、台風のない、スコール日和の天候のように感じます。大きい流れ(傾向・トレンド)のハッキリしない、局地的問題が多発し、世の中が壊れていくような気がします。
 東日本大震災の復旧計画も原子力発電所復旧対策も。台風のような一つの流れがなく、局地的スコールのように、その場その場のバラバラ事態に感じます。
 解らない人は手を引いて、解る人が方針を決め、皆がそれに附いて行く体制にならねばなりません。東電は、福島原発の復旧を。東芝か日立の建設した業者に下請け委任し実務者が表に出る時期です。事務手続きばかりしている保安院や東電、あるいは学者、マスコミに口を出させず実務者に任せるのが一番の対策です。
 マスコミは、新聞を売るため、テレビの視聴率を上げ広告料を取るために報道しており、悪いところを大きく、もめごとを大きくすることを存在価値にしています。彼らの意向を斟酌すれば日本は間違った方向に行きます。ないです。第2次大戦で力を尽くしたチャーチルも戦後の選挙では負けました。しかしノーベル賞を貰いました。
 今の日本は台風的な力を必要としています。みんなの意向を叶える民主主義は、置いといて、権力を集中させ、流れを創りましょう。