朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

田中好子さんに想う

2011-05-06 09:21:22 | 21世紀
田中好子さん
2011/04/26
 55才でキャンディースのスーちゃんは、亡くなられました。乳がんだったそうです。子宮頚がんより怖い宣伝になりました。
 36才で発病し19年間闘病生活を隠しての女優生活ですが、テレビドラマでも緊張感など感じさせず、温かい雰囲気の「ちゅらさん」のお母さんなど、本人も理想の生活だと思っているような、地の演技のように見えました。
 葬儀で本人の別れの言葉の録音を流していましたが、作為のない疲れた声で、本当の気持ちを言っていました。「まだ生きたい」「まだドラマに出演したい」「幸せな人生だった」。聴いていて涙がとまりません。映画「スター誕生」の最終場面にしたいようです。
 キャンディースの流行っていた頃、私(渡邉)は45才くらいで、子供のアイドルとしか感じていませんでしたが、もう死ぬ時期になったとはさびしいです。
 その頃、沢山レコードが売れて、ベストテンの1位になりそうだった時「およげたいやきくん」が急に出てきて、引退するまで結局1位は取れなかったと残念がっていたのを思い出します。
 私の好きな歌は「春一番」です。歌詞が映画のフラッシュ・バックのように短いショットで変わりひとつの雰囲気を出している。私も作文では、そんな書き方をして理解しやすい文章にしたいと思っていました。
雪がとけて川になって 流れて行きます
つくしの子が恥ずかしげに 顔を出します
もうすぐ春ですねえ
ちょっと気どってみませんか
風が吹いて暖かさを 運んできました
どこかの子が隣の子を 迎えにきました
もうすぐ春ですねえ  彼をさそってみませんか
こういう、写生のような文章、絵が眼に浮かぶような文章が書きたいのです。
その画面を見ていると、キャンディースの歌声が歓声が耳に聞こえてきます。
グーグルで「田中好子」を検索しますと、キャンディース時代からの写真が出ていました。年令ごとに良い成長をしているなと感心します。アイドル時代のちょっと自信無げな表情、そしてドラマ主人公の存在感ある表情、真面目に生きている感覚が伝わります。昔のアイドルの現在を見せる番組も時々ありますが、その時見た天地真理や小柳ルミ子などとは違う成長を感じます。
 AKBのアイドル達も、よく勉強し活動し、55才には田中好子みたいな表情が出来るようになりますように。