朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

大人になるための教科書

2011-05-19 08:08:41 | 21世紀
完読12潜在意識が答えを知っている
マクスウェル・マルツ著 きこ書房 \1500
 サイコ・サイバネティックスを最初に勉強したのは、昭和40年頃でした。
 翻訳が悪かったのか、難しく挫折しました。
平成15年にダイレクト出版の講座は分かりやすく良く理解出来ました。これには理論的な解説が少なく、実用テクニックが多かったです。
私の好きなダン・S・ケネディが編者となって出版されたのがこの本です。
PSYCHO=精神 CYBRNETICS=舵取りだそうです。

人間の行動は自分で作ったセルフ・イメージに誘導されている。
人間の行動を変化させるには、セルフ・イメージを変えることが必要である。
私たちが考えたり感じたりする顕在意識の裏には、意識出来ない記憶の貯蔵庫とも言える潜在意識がある。氷山の水面下にある部分のような脳の90%の部分は潜在意識である。
潜在意識は、人間が眠っている間も働き、記憶を探し、その人の目的の達成のための最適の行動を取らせる。セルフ・イメージが達成可能と理解していれば達成可能のデータを探し出す。しかし、不可能と思っていれば、不可能のデータを探し出す。
標的を目指すミサイルは、常に標的を見ており、進路がずれると、負のフィードバックで、正しい方向に向きを変える。その機構をサーボ機構と呼ぶ。
サーボとは奴隷のように主人の言うままに行動することです。
サーボ・モーターはNC旋盤などの直流モーターで、起動・停止・回転方向や回転数をプログラム通り瞬時に変更するモーターです。
潜在意識は、サーボ機構であり、セルフ・イメージ指示する通りに動きます。
私達が、目標を達成するためには、潜在意識を無視することは出来ません。
科学はある仮説を立て、その仮定を信じ研究し、真実に行き着きます。
コロンブスは、大陸を発見する前に、それが西にあると仮定し航海しました。
事実が分かっていなくても、潜在意識は仮定を信じ、西へ進路を定めました。事実と思い込みは潜在意識の中では同様に標的と信じ、それに向かわせるのです。
私達が潜在意識を活用するには、目的を持つことです。
人間に目的がなければ、壊れたミサイルのように、どこに行くか分からないのです。
リラックスして、目的をイメージするのが、成功のコツです。シャカリキに目標・目標と緊張していると、セルフイメージは出来ず結局失敗にもなります。