朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

八十にして立つ

2011-05-30 09:25:39 | 21世紀
経済的に自立せよ
2011/5/26
 ダン・S・ケネディの「お金を生み出す26の行動原則」の19です。
 「借金は疫病神だ」なぜかというと・・・
 ・いくら稼いでも、そっくりそのまま借金の返済にあてなくてはならないため、瞬く間にお金が消えてなくなる。
 ・借金さえなければしなくて済むことを“やらざるをえなく”なる。
 ・借金が義務を生む。義務からは何も生み出せはしない。
 ・借金があると、一時的な競争の激化や市場の混乱、景気の低迷、突発的な事件(例えば9.11同時多発テロ)など、普通なら難なく乗り越えられる事態に振り回されてしまう。
 ・借金は癖になる。借金のやりくりがうまくなるのは時間の問題で、借金をしながら暮らすことに安住してしまう。生き延びる術に長けるあまり、成功が遠のく。
 ・借金は心配の種になる。不安や苛立ちが富を引き寄せる力を弱らせ、能率を低下させ、ときには健康も害する。
 ・退職後の人生を遊んで暮らすのに十分な資産を貯めるための時間が長く必要になる。
 借金も資産の一部であるという考え方には、私(ダン)はどうも納得がいかない。借金はさらなる借金を生むだけだと思うからだ。加えて、借金をしてでも投資する価値があると主張しているのは、投資商品の販売で手数料を稼いでいる人だ。
 私(ダン)は、今以上の収入を求めない姿勢が大切だと訴えている。そうすれば、経済的に自立して、自分のやりたい事を選択し現実的にも気持ちの上でもプレッシャーを感じないで済む。私はこの境地を「自立点」と呼んでいる。そこに立って行動すれば、経済面だけでなく、お金に対する態度、現実生活やそれにともなう感情、顕在意識と潜在意識といった面もひっくるめてすべてがうまくいくだろう。
 自立することで富が引き寄せられ、引き寄せられた富によって自立が可能になる。メビウスの輪のようなものだ。
 自立こそがあらゆる目標のための目標である。
 論語で、三十にして立つ、四十にして惑わずと学んだ。立つは経済的に自立するという意味にとれる。私(渡邉)は自立していないから惑って惑わされてばかりいる気がする。ハングリーだからこそ七十になっても歳とった気がしないのかもしれない。八十にして立ち、九十にして惑わずと行こう。