朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

インターフェース創造論

2005-02-02 15:13:41 | Weblog
インターフエース創造論
「ものとものをつなぐ接点に価値がある。」
「その接点を研究・考案することから、新しいものが生まれる。」と、上原春男先生にご指導いただいたのは、五年前です。
 当時 『手すり』を作っていて、「手すりと壁」とのつなぎのやり方に、いいアイデアはないかと、先生に相談した折に、基本的な考えとして、おっしゃった言葉です。

 スマトラ島沖で大地震がありました。地震はプレートの接点で起こります。
力と力が押し合ったり引き合ったりする、力が拮抗している場所が、インターフェースです。力が一方からだけで片方が無抵抗なら、その力で一体となって動きだすでしょう。
イラクもアフガニスタンも、両勢力のインターフェースです。
高温空気団と低温空気団のぶつかりあう前線もインターフェースです。

両界の交じり合う時の混乱は、必然のものとして、受け入れるべきものだ。 その接点で波乱があるほど、エネルギーは消費され、そこ以外は安定だ、と考えるほうが、精神安定のために好いようにおもえます。
力で押さえるアメリカが悪い、死んでいくイラク人は可哀想だ、日本は、不人情でアメリカの味方をする国だ、イラク事情に関心を持て、とテレビキャスターは攻め立てているようにみえます。前線で雨が降るのは、当たり前の事だと思っておればいいのに。

● 関節
私達の身体のインターフェースといえば、関節です。
身体の一般的な原因不明の不調・老化は、関節から来ます。
齢とる程に、股割りの幅は狭くなり、足も上がらなくなります。
人間は、栄養物と酸素を取り込み血液で一つ一つの細胞におくります。細胞は、それを使ってエネルギーを作り、自分のからだを作り変えます。その老廃物は、静脈血管・リンパ管で肺に送られ、肺・腎臓・その他の器官から排出されます
それを、『代謝』とよびます。
栄養分・老廃物は、体内に酸素の足りない時、体内にたま
ります。  たまる場所は、皮下脂肪、内臓脂肪、骨のまわり、動きの少ない関節のまわりです。
 関節に、乳酸など老廃物がたまるとますます動きが悪くなり、特に肩甲骨・肋骨・骨盤の関節にたまると、呼吸は浅くなり、酸素が不足し、代謝はどんどんわるくなります。
 結果 手首を振ってもスムースに動かず、ガクガクとぎこちなくなると、死期が近いといわれます。
 足は、沢山の骨から出来ており、関節もその数だけあります。
 足裏健康法は、貯まった老廃物を押さえて排出させる療法
です。 骨盤に溜まると蟹股になり姿勢も悪くなり、全身に、影響がでます。

 人間体内のインターフェース 関節に注意を向けよう。関節に付いた乳酸・老廃物を取り除くことが出来たとき、根本的に若がえったと言えるとおもいます。

● 自彊術
 NHKで自彊術(じきょうじゅつ)の番組を見ました。
 イチローがするようなストレッチをやっていて、「これが第十五動です」と新鮮な解説でした。
 グーグルで検索しますと、指導ビデオが7300円でした。
 理屈も言わず、えらそうぶらず、効能を強調模せず、真面目に、淡々と体操しています。
 是は関節の体操で、老化防止する体操だと直感しました。
 日本人がつくった自分一人でできる気功療法で大正時代に流行ったと後で説明がありました。
 腰が真直ぐになり、ガニ股がなおり、イチローのような身体になる心構えを教えられた気がしました。
 この体操には、西野式呼吸法に通ずるところもあり、野口整体的な所もあり、これこそ日本人を創る方法だとおもいました。

 田中真澄先生の新著『気力100倍』を拝読しました。
 書かれてある、「立腰による気力の涵養」に21世紀の教育の基本は是だと賛同します。これも自彊術の訓練により強力なものになるのだとうれしくなりました。
最近読んだり、見たり、考えたりしていたことが、この体操を自分のものにするために潜在意識が教えてくれていたと嬉しくなりました。