朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

タイから電話です

2005-02-25 10:55:45 | Weblog
バンコックの広見健二さんから電話がありました。 時差は2時間で日本時間9時半ですからタイでは7時半だそうです。
 Blogを昨日見たそうで、「面白かった」と誉めてくれました。
 出勤前で、家から携帯で掛けているといいますが、音質は本人がそばで話しているように奇麗です。 デジタルはこんなに雑音のないものかと改めて認識しました。

 「昨日リチャード・ギア ジェニファー・ロペス スーザン・サランドンの出ているハリウッド版『shall we dance』を観た。面白かった。自分も元々ダンスが好きで、今もダンス・スクールにかよっている。ダンス練習の気分 雰囲気はよくでています」とべた誉めでした。

 チャタタウンの映画館に「いつありますか?」とききますと返事が返ってきません。しばらくして『4月29日の封切でゴールデンウイークの番組です』『2ヶ月先です』と言われました。
 日本はタイより2ヶ月遅れなのです。時差は2時間早いのに。変なの!


 昔 インドネシアで仕事している時、世界地図を見ますと、自分の現在地を基点としてみるからでしょう日本にいて見るものと違ったものにみえました。
 子供のころから見慣れ自分の頭のなかに作った地図・イメージ図は、外国を基点に見るとすこし いびつでくいちがいもあります。
「フィリッピンはこんなにばらばらでこんな位置にあったかな?」など感じたものでした。

 一度 頭の中の位置関係・頭の中のイメージ地図がこわされてしまうと、中国 タイ インドネシアは近く身近な国になりました。

 現代の情報化社会は、日本にいても外国のニュースはいくらでも入ってきますが、頭の中のイメージ地図は、自分でつくるものであり、日本にしか基点をおかぬ見方になりゆがんだものになりがちです。 現地に行ってある程度の期間いて、身の回りの地図が頭にはいり、そこで世界地図をみる。それでこそ 位置関係をはっきりさせ 頭の中を整理することができるでしょう。

 地図に限らず いろんなイメージが頭のなかに貯えられています。
 不登校児童・引きこもり・フリーターとされる人たちも頭の中に自分で書いた対人関係図・力関係図・人脈図などと名付けられるようなイメージがあり、それを壊すことがまず必要ではないかとおもいました。
 『可愛いい子には 旅をさせよ』『獅子の子落とし』とことわざもあります。これも苦労させるとともに、頭の中のイメージ書き換えを目的としていることで、海外青年協力隊や災害ボランティアなどを活用できないか?などとかんがえました。

 今ごろ デジタルがどうのと言うのは時代に相当遅れている話ですが、情報化時代のイメージがまた一つできました。