最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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フタキボシゾウムシ

2011-12-17 20:58:51 | ゾウムシ

フタキボシゾウムシ Lepyrus japonicus
2009,7,7 北海道北見市

ヤナギの仲間に付くゾウムシの仲間。写真はドロノキの土場に来たもの。
北海道でも最上でも長岡でも普通の種類で、ヤナギに集まることから河川敷に多い。
成虫で越冬し、ヤナギの根元から複数掘り出したことがある。

エメラルドの輝き

2011-12-16 23:06:11 | その他甲虫

マガタマハンミョウ(緑色型) Cicindela ovipennis

標本整理をしていたら出てきた標本。
通常、マガタマハンミョウは褐色の地味なハンミョウだが、日本海側の一部では緑色に輝くものが採集される。
褐色よりの色彩の個体は綺麗ではないが、青に近い個体ほど美しく、中々見ごたえがある。


これは別個体

この変異は遺伝のものらしく、緑が劣性遺伝とのこと。

カバノキハムシ

2011-12-11 23:54:29 | その他甲虫

カバノキハムシ Syneta adamsi
2009,6,3 北海道北見市

様々なところで見られるハムシの普通種。
本州でブナがあるところに特に多く見られるが、北海道ではどこでも個体数が多かった。
写真はカラマツの土場に飛来した個体。
複数見られたので偶然ではないのだろうが、何をしに土場に集まっていたのだろうか?

コヒオドシ

2011-12-09 21:37:05 | チョウ

コヒオドシ Aglais urticae
2009,5,20 北海道網走市

北海道と本州中部の高山帯に生息するタテハチョウの仲間。
網走では海岸線でも見られるが、本州では概ね1500m以上の高山帯で見られる。が、東北地方にはいない。

網走市では越冬後の個体は比較的多く見られるが、新鮮な個体は少ない。


2009,7,5 北海道網走市

ちょっとしたピークで占有行動をしていた個体。

オナガアゲハ

2011-12-07 09:31:48 | チョウ

オナガアゲハ Papilio macilentus
2006,6,4 新潟県長岡市

"黒い"アゲハチョウの仲間。近縁のクロアゲハよりも尾状突起が長いので尾長(オナガ)の名前が付いている。
けっして珍しい種類でもないが、見つけると少しうれしくなるアゲハチョウ

オオスズメバチ

2011-12-06 10:59:34 | その他昆虫

オオスズメバチ Vespa mandarinia
2005,5,21 新潟県長岡市

世界最大のスズメバチとしても有名なオオスズメバチ。
その毒性も強力で、山に入る人間としてはもっとも気をつけなければいけないものの一つ。
刺されると非常に危険なのでむやみに近づかないようにしましょう。
ちなみに私は一度さされているので、羽音を聞くだけで少しビビリます

普通の人は知らない人もいるのですが、ハチの針は産卵管が変化したものなので、毒針を持っているのは卵を産めるメスだけ。
当然オオスズメバチでもそうなので、オスのハチの場合は素手で触っても刺される心配は無い。


オスのハチ
2005,11,13 新潟県長岡市

オスのハチは、触角が長い、腹部の黄色部分が広いなどの差があるが、パッと見で区別するのは中々難しい…。
基本的に秋にしかオスは出現しないので、むやみに手を出すのはやめましょう。