ミゾシジミガムシ Laccobius moriyai
2014年6月採集 新潟県産
以前載せたコマルシジミガムシと同時に2007年に新種記載されたシジミガムシの仲間。
両種は非常にそっくりで、大きさも約2mmと小さいため、野外での区別は私では出来ません
区別点は"ミゾ"の名の通り、鞘羽に溝があればミゾシジミ。無ければコマルシジミ。
拡大。少し見難いが鞘羽後方の会合部付近に溝がある。
交尾器中央片の形状も差があり、ミゾシジミは幅広くへら状になる。
一応写真を撮ってみたがこれじゃ分りませんね…。いつか顕微鏡越しの写真を載せます。
コマルシジミも交尾器を抜いて写真を撮りたいが、ぶきっちょなのであまりやる気がおきません。
真ん中のゴミみたいなものが交尾器。上にも書いたが本種の大きさは約2mm。
交尾器自体の大きさはどれくらいだろうか?
本種は北方系の種のようで、県内で確認した場所は下越地方のみ。コマルシジミは上・中・下越それぞれで確認済み。佐渡では良い場所があったが採集できず。ちなみに原産地は山形県。
混生はしないと思っていたが、過去のタトウを漁っていたら両方採れている場所があった。
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