最上の自然

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オオハンミョウモドキ

2019-04-23 00:50:56 | 標本

オオハンミョウモドキ Elaphrus japonicus
2019年4月採集 新潟県産


分布:本州
県内:上越×、中越○、下越×、佐渡×、粟島×
体長:8mm前後

湿地に生息するゴミムシ。
しばしば高地の湿原に…と書かれるが、新潟(きっと日本海側の生息地のほとんど)では低山帯から生息し、ひどいところだと標高100m以下でも採れるところがある。
中越地方でしか探していないので採集したのは中越地方だけだが、県内には広く生息しているはず。
代表的なミズバショウが生える湿地はもちろん、休耕田、沢の脇、染み出し水、池のふち、雪が残りやすい場所の脇などなど結構色んな環境で見られる。

ハンミョウモドキの仲間はいくつかいるが、みんな似ている。
ヒメ(北海道)、コ(北海道、本州)は一回り小さく、エゾ(北海道)は緑がかる。
ワタラセ(本州)が一番似ているが、黒っぽくエリトラの青い紋が小さい?ような気がするがよくわからない
ワタラセは渡良瀬遊水地が一番の有名産地だが、青森にもいるらしいので、もしかしたら県内にもいるかもしれない。