最上の自然

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ミヤマカラスアゲハ

2012-08-03 23:46:52 | チョウ

ミヤマカラスアゲハ Papilio maackii
2012,8,3 新潟県長岡市

夕方、日陰の暗い沢でヒメドロを採集していたときに飛んできた個体。
おそらくは今夜のねぐらにするために飛んできたのだろう。
つい先日は庭でアゲハ[Papilio xuthus]が寝ているのを見たばかり。こういうのは続くものですね

この個体は夏型の♂だが、帯が発達していて今まで見た夏型のミヤマカラスの中では一番綺麗だったかもしれない。
ヒメドロ採集中で手元にタモ網しかなかったのが悔やまれる


近づいて、ストロボを強めに撮った写真。ミヤマカラスの♂はやっぱり綺麗だ。大きくて見栄えもする。


それと今日は少しありえない体験をした。
夕方の暗い沢だったのでコシボソヤンマ[Boyeria maclachlani]がいくつか飛んでいたのだが、一頭が突っ立っていた自分の額を目掛けて飛んできた。
そして見事に着地。きっとキョンシーのお札のようだったことだろう(笑)
ここまでなら木と間違えて休んだのかな?ということで納得できたのだが、次の瞬間、その個体は腹を曲げて産卵体制に入った。
コシボソヤンマは朽木などに産卵管を突き立てて産卵するが、額に止まっているトンボの腹が届く範囲で産卵管を突き立てられる場所がどこかわかるだろうか?
それは目!腹が動いた瞬間、咄嗟にまぶたは閉じたが、コイツはその隙間に容赦なく産卵管を突っ込んできた!!

この後はさすがに手で払いましたが、今までにコシボソヤンマに産卵(正確には未遂)された人間はいるのでしょうか…