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「明くる日は朝遅くまでゆっくりと手水や粥もここでなされり()」
「この部屋のしつらいなどはけばくなくなつかしくありしんみりと見る()」
「姉妹でない男など出入りせば姫の姿にいちころになる(自分の経験から)」
「疑って証拠の文がないものか御厨子や唐櫃探してみたり()」
「気が揉めてその日も家を離れずに六条院へ文を上げたり()」
「中納言宮が泊まるを聞くにつけ面白からぬ気がしてきたり()」
「中姫のそばに仕えし女房の萎んだ衣服思い出したり()」
「母のもと行って衣裳の無心する有り合わせでよし欲しいといえる()」
「結びけるちぎりことなる下紐をただひとすぢに恨みやはする(#28)」
「年とりし太輔の君としたしくしその人のもとお遣わしになる()」
「中納言細々とした気遣いをいろいろされて姫をささえる()」
「山住みの故八宮と知り合って慈悲の心をもつようになる()」
「大人しく後見として過ごさんとすれど心は逆に動けり()」
「おん文もたびたび上げて細々と忍ぶに余る気色を見せて()」
「女君浅ましさ出るわが身だとお嘆きになりいろいろ迷う()」
「相談をする人もなく大姫をお偲びになり寂しさつのる()」
「あの宮につれなくされることよりも薫の攻めを苦しく思う()」
「明くる日は朝遅くまでゆっくりと手水や粥もここでなされり()」
「この部屋のしつらいなどはけばくなくなつかしくありしんみりと見る()」
「姉妹でない男など出入りせば姫の姿にいちころになる(自分の経験から)」
「疑って証拠の文がないものか御厨子や唐櫃探してみたり()」
「気が揉めてその日も家を離れずに六条院へ文を上げたり()」
「中納言宮が泊まるを聞くにつけ面白からぬ気がしてきたり()」
「中姫のそばに仕えし女房の萎んだ衣服思い出したり()」
「母のもと行って衣裳の無心する有り合わせでよし欲しいといえる()」
「結びけるちぎりことなる下紐をただひとすぢに恨みやはする(#28)」
「年とりし太輔の君としたしくしその人のもとお遣わしになる()」
「中納言細々とした気遣いをいろいろされて姫をささえる()」
「山住みの故八宮と知り合って慈悲の心をもつようになる()」
「大人しく後見として過ごさんとすれど心は逆に動けり()」
「おん文もたびたび上げて細々と忍ぶに余る気色を見せて()」
「女君浅ましさ出るわが身だとお嘆きになりいろいろ迷う()」
「相談をする人もなく大姫をお偲びになり寂しさつのる()」
「あの宮につれなくされることよりも薫の攻めを苦しく思う()」