2020/05/26
「小治田という地名が名になりしどの辺りかと目星をつけよ
[小治田朝臣廣耳が歌一首 ][万葉]」
「独り居て物思ふ宵に霍公鳥こよ鳴き渡る心しあるらし [#8.1476][万葉]」
「独りいて物思うふ宵にホトトギス来て鳴きわたる心はあらん[超訳][万葉]」
「[大伴家持が霍公鳥の歌一首][万葉]」
「卯の花もいまだ咲かねば霍公鳥佐保の山辺に来鳴き響もす[#8.1477][万葉]」
「卯の花はいまだ咲かねばホトトギス佐保の山辺で鳴いてはいるが[][]」
「大伴家持が橘の歌一首 [][万葉]」
「我が屋戸の花橘のいつしかも玉に貫くべくその実なりなむ [#8.1478][万葉]」
「わが庭の花橘はそのうちに玉に通すべくその実はなるのか[超訳][万葉]」
「家持もインドア派なるか籠りたり疲れ気晴らし蝉を聞きたり
[大伴家持が晩蝉ヒグラシの歌一首 ][万葉]」
「籠りのみ居れば鬱イフせみ慰むと出で立ち聞けば来鳴く日晩ヒグラシ[#8.1479][万葉]」
「引き籠りいれば鬱なり慰みに出掛けて聞けば聞けば来鳴く日晩ヒグラシ
[超訳、パンデミックのいまと変わらない][万葉]」