木下順二さん逝く 2006年11月30日 | 挽歌もどき 11/30 「夕鶴という戯曲にて有名な木下順二惜しまれて逝く (享年92才、10/30に亡くなっていた。)」 「馬が好き家に五千の蔵書あり木下順二蘊蓄語る()」 「翻訳も時にこなせる木下さんリチャードⅢ世読んでみたけれ()」
初井しづ枝 2006年11月30日 | 日めくり帖 11/30 「電車の扉あきて夜風の流れ入るしましを秋の虫鳴きゐたり (初井しづ枝、白秋弟子)」 「この歌の虫を聞かんと暖めし気がつきゃ季節師走となれる()」
かやの実 2006年11月30日 | 法語もどき 11/30 「小銭入れ道元禅師お下がりのかやの実ひとつあれば温か (永平寺の廟堂にお供えしてあった。持ち帰り自由)」 「わが喜捨が瓦になりて永平の雪の厳しさ受ける日のあり (瓦に身代わり?!)」
恋歌#024 小野茂樹 2006年11月30日 | / 「恋の歌百首」から 11/30 「あの夏の数かぎりなきそしてまたたった一つの表情をせよ()」 「そんなこと言ってみたってどんな顔すればいいのかわたしわからず()」 「いろいろな表情の中気に入ったあの表情をわたしにおくれ()」 「おいそれと復元できぬ表情は消える定めの気持ちのことか()」