一週間ほど前に同じところで交通渋滞にあって近くの建てかけのアパートの写真を撮ったのだけどそこでは中央分離帯の芝生と立ち木の間にはぼそぼそと短い葉は出ていたものの花はとても咲くほどではなかったのにこの一週間ほどでこの緑地のあちこちに色とりどりのクロッカスがばら撒いたように急に咲き始めた。
毎週同じところを車で走り、この時間なら交通渋滞に巻き込まれると分かっているのにその交差点でまっすぐ行けば迂回できるものの、また左に曲がってしまった。 計算が甘いというか、今日はそんなことがないかも、というような楽観によって一瞬の躊躇の後、左折してしまったからこの泥沼に巻き込まれる結果になったということだ。 路上でずっと止まっているというのならまだしも、ほんの少しづつ５０ｃｍほど前に動くのだから車間距離を絶えず注意していなくてはいけない。 交通情報の交通停滞は大体５ｋｍぐらいから報道されるのだから１ｋｍにも満たないようなここでは交通停滞とも呼ばれないかもしれないがそれでもこのあたりで１０分ぐらいは過ごすことになるのだろうからまぎれもなく停滞だ。
雨も降り出し鬱陶しい空の下、なんとか心が和むのは咲き出したこんなクロッカスの花だ。 けれど、これも市当局が市民の渋滞に対するうっぷんを紛らわせるために計画した安手の対策なのかもしれないとそんな勘ぐりも出てくる。 しかし、それでも気をつけないと花に気をとられて眺めたまま前進していると前の車が止まったのに気づかず追突のおそれもあり、そうなったら花を見ていたからつい、、、、、というのはとても言い訳にはならない。