暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

バカンス気分に水を差すようなことが、、、

2014年07月18日 00時34分50秒 | 日常

 

昨日の夜二軒ほど先の隣人が今朝フランスのノルマンディーに住む妹のところに男友達と出かけるというのでそのキャラバンの前で立ち話をしたのだが彼女の夫がガンで亡くなったのがほぼ3年前だっただろうか。 二人の息子はもう大学生で自立しているから50半ばの一人暮らしで男友達と二人でこんなもう築40年にもなる博物館もので出かける季節なのだ。 7月の半ばになると小学校ならびにその他の学校ももう休みに入り、それにあわせたように建築業界もバカンスに入る。 つまり民族の大移動が始まるということでどちらに行くにしてもドイツ、フランス、ベルギーなどの情報が入り混じり何十キロ、ときには何百キロにもわたる交通停滞を避けるべく工夫する。 隣人や我々のようにもう子供を連れての移動は必要なくなったものにはのんびり脇道に入りぼちぼち走るということが出来るけれど小さなこども、伸び盛りの子供たちを引き連れて2週間なり3週間バカンスに出ることを考えると少々ウンザリする。 それは我々がこの2,30年やってきたことだからだ。  兎に角町はバカンス気分になっている。

 

晩飯を作っているときにラジオでマレーシア航空のボーイング777機がまた墜落したとニュースが入った。 それはスキポール発クアラルンプール行きの便で今抗争中のウクライナ上空だということだった。 4ヶ月前にまだ見つかっていないマレーシア航空機が失踪してまた今日墜ちたということだ。 その後8時のニュース、BBCのニュースナイトを見ていてはっきりしたことがある。 どうも地上からのロケットで撃ち落されたということらしく火を噴きながら落ちていく動画がCNNに出、多くの紙切れ、何か幾筋もの白いものが空中を落ちてくる映像まででて、その間様々な関係者のコメントがあった。 総合してみるとどうも親ロシア・ウクライナ分離派の軍がロシアから提供されたロケット、もしくは分離派がウクライナ軍から奪ったロケットで撃ち落したということらしい。 ウクライナの公安本部が当時そこにいたロシアの情報将校間の電話会話を傍受して、こっちが誤って民間機を撃墜してしまった、という会話を公表している。 実際はロシアの影が濃い現在の状況下、そこを飛んだ民間機が撃ち落されたというのだが、それには国際航空規約で民間機の安全保障があり今まで中東紛争、戦争中も飛んでいた実績があるはずがここに来て何故、という問いが湧いてくるのは当然だろう。

 

長距離飛行では10km上空を飛び、そこは今までロケットの射程外ということだったらしいのだがBBCのニュースで武器の専門家がいうのには現在その地域なり世界の各地で用いられているトラックに積んで移動が簡単な地対空ミサイルの射程範囲は20kmほどまでに伸びているのだそうだ。 それにそれを操作するのは簡単でその場の判断で発射されるということだ。 昨日もウクライナ空軍の戦闘機がロシアの戦闘機に撃墜されたところでウクライナ空軍は兎も角もロシア軍に大きく頼っている分離派の統制は甚だカオスに近いと報道されていた。 初め300人弱の搭乗していた人数の20人ぐらいがオランダ人だと言われていたものがここに来て154人と発表され事は一時に大きくなっている。 今の時期インドネシアでバカンスを過ごそうというオランダ人の一行だったのだ。 フランス人、アメリカ人、カナダ人なども搭乗していてその数字が発表されていたけれどアメリカの情報で地上から発射されたミサイルで撃墜されたとフィナンシャルタイムズが報道されている。 つまり紛争地域を監視するアメリカの偵察衛星の情報解析の結果だということだ。 墜ちた飛行機のブラックボックスは分離派によって回収されロシアに送付されたとの情報もあり、オランダ政府を始め国連総長も被害者の当該国の代表からなる捜査チームにそれらのデータが手渡されるべきとのコメントも出されている。

 

この話をバカンスで始めたらこうなったのだが思い起こすと人事ではなかった。 一ヶ月ほどまえに息子が30人ほどの友達とインドネシアのバリ島に遊んだとき、今考えてみると飛んだのがマレーシア航空のこのルートだった。 クアラルンプールへのほぼ直線航路がここを通っていたのだがその当時はまだ抗争がこれほど激しくなく、軍事専門家のみるところでは今週このロケットによる迎撃体制が出来た結果がこれだということだ。 今日一日の進展をオランダ、イギリスのニュースショーでみているとまるでアメリカ映画をみているような気がした。 実際それらの番組ではロシアを除いて当該国の元大使、大学の専門家、ジャーナリストが登場して実際に起こったことを理解しようとしているのだが自然とそこに登場する学者、専門家たちは国際インテリジェンスの専門家たちであり、これは民間の準軍人とみて差し支えがないだろう。 もし、まだ未確認の被害者の中に日本人がいるとしたら日本政府はどのように対処するのだろうか。 相変わらずアメリカの傘の下から仕方が無いと無責任な処理の仕方をするように思えて仕方が無い。 

 

それともう一つのニュースではイスラエルのロケットがパレスチナのガザ地区に雨あられと降っていた。

 

明日オランダの官庁ではすべて国旗が半旗として掲げられるということだ。 


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