暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

モロッコの旅(12)、 田舎の市で(2)肉屋

2014年07月17日 05時50分27秒 | 日常
 
 
テントの下、水道も冷蔵庫もなく、ただテーブルの上に10mほど先でされ解体された牛や羊を臓物も含めて売っている肉屋だ。 テントの影になっても30℃を越すのだから鮮度が最重要で、当然その日のうちに売ってしまわなければならず多分1時間も置いたものは別の場所に持って行って焼くなり煮るなり調理して売るのだろう。 テントには新鮮な肉を炭火で焼く、串焼き、網焼き、バーべキューの食欲をそそる匂いが煙と共に充満しているけれど残念ながら我々は軽々しくそれに手をつけて口にするのを医者から戒められていたので唾を飲んでそこを離れた。 それは野菜、果物でも同じ事で、もし自分で口にするのだったらしっかり密閉された新しいペットボトルの水で漱ぐことと言われていたし朝晩の歯磨きも同様のことだった。

写真を撮ってすぐ後、この肉屋から怒鳴られた。 彼らにしても如何にここが衛生基準から外れているか分かっているのだが、けれど昔からの通りにやっていて地元では問題がないのだから我々のような余所者がやってきてこれが表沙汰になれば拙いことになるのを認識しているからそんな写真を撮る余所者は疫病神以外の何物でもないのだ。


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