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田舎道を歩いていて農家の入口辺りにクロッカスが群れて咲きだしているのが見えた。 白い鈴のようなスノードロップはもうだいぶ前からあちこちに見られるのだがこの時期光が射してくるとクロッカスが開花し始めるようだ。 毎年クロッカスが咲くと何らかの形で写真にしてここに載せるのだがそれは大抵3月の初旬のような気もして、もしそうなら今年は少し早いのではないか。 ここに来るまでとここから先の水路の畔には綿々とこの花が続き深緑に白がそのうちもう目に留まらなくなるほどなのだがここにきてクロッカスの薄紫に目が奪われて本日の一枚となった次第である。
スノードロップはオランダ語で sneeuwklokje といい、その意味は 雪の鈴 であるから同じような色の組み合わせで同じように咲く鈴蘭と紛らわしいのだが鈴蘭の方はオランダ語で lelietje-van-dalen もしくは meiklokje と呼ばれている。 lelietje-van-dalen は英語の lily of the valley に対応して 谷間の百合 である。 そして meiklokje の方は スノードロップの 雪の鈴 に対応してか 五月の鈴 と呼ばれその開花期を示唆するものでもある。 実際毎年「五月の鈴」が自宅の庭にも繁茂してくると、あれ今頃かと少々遅いような気がするのだが、それは今の時期にスノードロップに慣れていて鈴蘭をもう既にどこかで見たような気になっているからかもしれない。
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