暇つぶし日記

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凍てつく土曜日、青空マーケットに行く

2013年01月20日 10時44分42秒 | 日常
外気マイナス3度の午後、土曜のマーケットに夕食の鍋の材料を買いに行った。 陽が射す青空の見える天気だから気持ちがよく、人出も多かった。 陽射しがあっても凍てつくような温度だからテントの店が続くところを歩いていると足の下から冷気が昇ってくるようだ。 ひごろはテントの庇だけの店の連なりがこの時期だけは庇の先からビニールの膜のようなものを垂らし壁のようにして内側をヒーターで暖めているところが多い。 野菜の買い物を済ませていつものカフェーに入ると今日は肥った女将さんがおらず若い者がカウンターの内側にいたのでいつものように何も言わずともビールが出てくるということがなく、ちょうど都合がよかった。 というのはこんなときはビールというよりジンで身体を温めるのが一番でショットグラスを一つ頼みそれをひっかけてまた外に出た。

古いCD/DVDを売る屋の主人と話していると今の若い者にLP回帰が起こっているようでこの店ではCDは売れなくなって古いLPばかりが求められている、という。 実際、我々が話している15分ほどの間にも20代の若者が何人もLPを選んで買って帰るのが見られたからそれも幾分か納得できた。

魚屋がいくつも並んでいるところに行くとそこは相変わらずテントの垂れ幕もなく外気がそのままで威勢のいい売り声がかかっていて、そこはオランダの新鰊の品評会で一番となった店だ。 モロッコ系の従業員ばかりが沢山働いている。 鰊を調理する女性が何人か鰊の腹を裂いて内臓を取り出し水で身をきれいにして並べているのだがさすがにこの寒気の中で仕事をするのに厚着をして着膨れした姿を見せている。 鰊を処理するその手際のよさには驚かされ、そばで売り声を張り上げる男も、この美人たちはオランダで一番仕事が速いカミサン連中だと囃し立てている。 この人たちは10月3日のこの町の祭りの朝にも市が市民に無料で配布する鰊を今と同様に調理する人たちに違いなく、その手際には淀みが無い。

普通ならここで4匹ほど買って半身づつ8枚、甘酢に漬しておいて夜中にワサビ醤油に白米で酒を飲むのだが来週月曜から一週間家人とトルコのイスタンブールに行くので今日は見るだけにして帰宅した。 イスタンブールではどんな魚介類が食べられるのか楽しみだ。 

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