暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

今年初の夏日

2019年06月03日 00時05分04秒 | 日常

 

昨日の土曜日は暖かく快適だったけれど天気予報が言った通り今日、日曜は30℃近くまで気温が上昇し暑かった。 今日の天気は予想されていたから近くの野外市民プールに泳ぎに行こうと家人と言い合わせていたのだが、昨夜というか早朝4時ごろ寝ていると胃液が喉元に押し寄せてきて苦さに咳き込んだ。 半時間ぐらい落ち着くまでかかっただろうか。 その後体調が優れなく泳ぎに行く気力も意欲もなく一日ダラダラベッドに横になり過ごした。 家人も一人では行く気もないのか3年前までは自分の仕事だった垣根の剪定を梯子を使ってやっていた。 流石に暑くその作業も3割ほど残して止めてしまった。 

何もしないのも何だからと歩く気力もなかったから自転車で近所を30分ほどまわった。  濠端では多くの若者が水に入って涼んでいた。 昨日の陽気なら皆陽の当たるところに寝そべったりしていたものが流石暑すぎるのか日陰に居場所を設定する者が多いようだった。

本当は今日はプールに行った後、自転車で近郷の村に行き、自分はトリュフ入りのチーズ、家人は農家の熟成ハウダチーズを買いに自転車ででかけるつもりだったのが自分の体の調子で取りやめになったのは残念なことだ。 朝食には気に入りのチーズの代わりにカマンベールを喰っているがどうしてもそうなると朝から赤ワインが飲みたくなるのだがそれも出来ない。 死にゆく病人だから何をしてもいいのだが、それも体調のせいで出来ないとなると、いよいよの時が頭の隅にちらつき始めるのだけれど、あと4か月は何とかこのままでいたいものだ。 もし体調がこのようだったら9月の中頃か末に地中海クルーズにでかけようという話が出ている。 それはこの間のクルーズが自分の体調に合ったものだったからで、1週間ぐらいの地中海のクルーズなら何とかなるのではないかと言う希望的観測からそういう話が出てきたのだった。 

話は変わるが、今日のニュースでロッテルダムかバルト海巡りのクルーズのどこかの港で見たクルーズ船がベネチアで事故を起こしたその映像が流れていた。 自分たちが乗った船と同等の規模の船だった。 ここにもロッテルダムの港で撮った胴体を載せた大型クルーズ船だ。 岸壁にかなりな速度で近づき、前の小さな船を押しのけて接岸するときの映像だった。 自分たちは各都市の港に着くときにはバルコニーからその様子をずっと見ていたけれど殆どがほぼ静止状態で実際には岸に接触はしないのだがあんな無茶なスピードで着岸することは決してなかった。 あの映像からするとブレーキが利いていない。 大型船はかなり手前からブレーキを利かせ着岸するときには静止状態から岸に平行に近づいて行く。 前方に進みながら着岸することは考えられない。 ロッテルダム港に入るマンモスタンカーなどは12km先からブレーキをかけ進路を定めなければ接岸できないのだと言う。 どんな理由にせよあんなスピードで岸に近づくことなど考えられない。 あの様子では船内はかなりの衝撃だったに違いない。 初めはフィルムの早送りかと思ったけれど岸の人たちの動きからするとそのままのスピードだったのだからありえないスピードだ思った。 

9月に体調さえよければ仮令そんなことがあってもそれも面白いと思い、そんなことも本当に最後の船旅として経験してみたいと思う。 それにキャビンのバルコニーから斜め下に見えた完全密封システムの救命ボートの内部も見たことがないので乗ってみたいとも思う。 その際には荷物は自分のパスポートに船内パス、カメラぐらいでスーツケースなどは捨てなければいけない。 飛行機では緊急の場合のことは離陸早々乗務員がやって見せるだけだけれどクルーズの演習では実際に救命胴衣をつけたのだから救命ボートに乗るぐらいはあってもいいのではないか。 そのときに注意されたのはくれぐれも船内個人パスを忘れないこと、もしなければ救命ボートに乗れないこともあるという冷たい言葉だった。 すべてをスキャナーでチェックするからだと言っていたけれど果たしてそんな場合でもコンピューターが作動しているとでも思っているのだろうか。 飛行機は落ちるもの、船は沈むものと決まっているのでこのクルーズでもそんな冗談を言い合って笑ったものだが、それも心のどこかでそういう可能性も無きにしも非ずと思っているからで、今日のようなニュースを見ればあながち知らないことのないあの船での事故がそれみたことか、と少しはヒヤリともし、それでも事なきを得たようなのでほぼ冗談で済むのだが、大海にでてみれば幾ら大きくともちっぽけなものだとも思ったことも記憶にあり、ついタイタニックにも思いが行くのだ。 だからあの映画でデカプリオが沈んで行くときのブクブクを真似て悪い冗談を笑いあったのだった。

今年初めての夏日に背筋が一瞬寒くなるニュースがだるい一日のアクセントとなった。