暇つぶし日記

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'18 夏休み (3) Bornerbroek の辺りを歩く

2018年08月12日 13時24分42秒 | 日常

 

Bornerbroek はオランダ東部、トゥヴェンテ州にある人口1800ぐらいの小さな村で大抵のオランダ人はその名前を聞いてもどこにあるのか知らないような何の特徴もないごく普通の村である。 ドイツ国境まで20kmほど、土地が比較的肥沃なのか乳牛の放牧地はみえない。 小麦やトウモロコシ、ジャガイモなどの畑と後は果樹が主体のようで養鶏、養豚の匂いもしてこない。 時々はあちこちで農家が飼っている馬が草を食んでいるのが見られるようなのんびりした土地である。

連日猛暑が続く中、昼前に森の家を出て歩き始めた。 地図を頼りに森の中、森の縁に沿って日影を選んでルートを辿った。 遊歩道は森の外では大抵樹齢少なくとも50年は経っている並木の間を行き直射日光の下を歩くことはなかったから午後のこの時間でも歩くことができたけれど今の熱暑の時期にでて日の下を歩くのは無謀ではある。 天気予報では何も用事が無ければ家の中にいるよう言っていたが午後からは家の中でも気温がどんどん上昇するから森の中や日陰の方が涼しく、家の中にいろというのはサウナに入っていろということかと茶々を入れたくもなる。

5,6キロ歩いたところで地元の人たちが避暑に来る湖に出た。 原始的な村のキャンプ場でもあって入口には3人の年寄りが木の下に椅子を置いてのんびりと座っており来る人々から一人1ユーロづつ村営だからといって徴収していた。 キャンプ場であるから簡単なシャワーとトイレはあるけれど他には何もなく、今の時期、ジュースやアイスクリームを買うような売店自体も無いようなところだから地元の人たちは皆それを知っているのかそれぞれ家族連れのグループは大きなバスケットをもってきて木陰に布を広げそこに寝そべって砂浜から水に走り込む子供たちを眺めていた。 何人かはウインドサーフィンを試みていた。 家人も子供たちもその場で持ってきた水着に着かえ水に入って涼をとっていた。 2時間半ほどそこにいて陽射しが柔らかくなったころそこを離れ家路についた。 どこを歩いてもこの2,3か月雨が降らないからか土地が乾いて細かな埃が立った。 家人と自分は森の中を抜けて戻ったけれど途中で子供たちは村で一軒しかないスーパーに寄って夜の食材を買い家の手前で合流した。 汗をかかないようにのんびりと歩いたから午後一杯歩いてほぼ10kmほどだった。