暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

最近月を見ていなかったけど、また満月?

2010年11月19日 05時30分11秒 | 日常


もう何週間も夜空を眺めていなかった、ような気がする。 気がする、というのは、勿論、毎日夜空を見上げるかそこに一瞥をくれるのに決まっているのだが、そこに暫く立って眺めようという空が無かったということか、それとも雨が降っていたり何か他に気が持っていかれていて記憶に残るような見方をしていなかったということだ。

昨日今日としし座流星群がみられる、というのを大分前にイギリスBBCテレビ局の長寿天体番組でみていたから期待していたのだが今回も見過ごした。 もっとも、その方向も場所もうろ覚えだったから例え晴れていてもそれを見ることが出来たかどうか確かではない。 昨日今日かまた何か宇宙の発見があったようなことをラジオで聴いたのだがそれもこの銀河系の何千光年かのところで起こった千載一遇の現象のようだとも言っていたのだが、生憎そのとき、道路事情のほうに気をとられてそれからのことは聞き逃し、いずれにしてもなんだか気の遠くなりそうな話で掴み所が無かった。 何千光年か先のところで起こった、ということは何千年か前に起こったことを今観測した、ということなのだろう。 何万光年というようなことも天文学では普通だから何千光年というのはちかいのだろう。ま、天文のこと、というのは大体そんなもので、それに、自分にはそんなことは掴み難く関わりがたいものだから亡羊とした気分になり、けれど茫漠と惹かれるのだ。

星や宇宙のことには子供のときから興味があったがそれも中途半端な興味のもちかたで、実際のところはだれも宇宙のことなど分かっているものがいない、ということはわかっているものの、その果てのこと、果たして果てがあるのかないのか、宇宙はあるときに発生して膨張し続けている、というようなことを聞いたこともあり、みなそのように考えているようだけれど、自分にはそれもどうも理解しがたく、とにかく無いところに或る時、突然空間が発生したというのがわからないのだ。 空間を担保できないところに空間ができるはずもなく、空間がなかったとき何があったのだろうか、何かあったのだ。 なかったとしても後ほどそれを容れうる空間があったことになる。 それに、そこには時間は存在していたのだろう。 時間と空間の関係もわからない。 世界の中でこういうことが分かっている人は何人かいるのだろうけれど、それも本当に分かっているのかどうか疑い深い自分は眉に唾をつける。 だからだれもと同じように中途半端なところで判断中止、思考停止をしてしまい、どうでもいいと放っぽりだしてしまう。

と、このように、ちゃんと順序だってまともに考えようともせず、分からなければそれを習おうともせずにそのままずるずる生きている。 この間、若い者と話をしていて、こんど新しいハリー・ポッターの映画がくるけどみるのかい、と聞かれて、あれも「ロードオブリング」も見ないといったら、なぜだと聞くので、ああいうのはどうも性にあわない、おもしろくない、と答えた。 その理由を更に問われたので、自分には想像力が足りないのかどうもああいう世界には入りきれないから、と言ったのだが、しかし、星空のスクリーンはハリー・ポッターのようなファンタジーではなく実際にあるものだから想像力のない自分の想像力をひきつけるだけの魅力があるのだが、しかしそれに喰らい付いていくだけの根気がないから半分口を開けたまま夜中に上空を眺めそのうちキッチンのドアの中に戻る体たらくだ。 けれど、今夜はそれもできないほどの曇り月夜だった。