暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

久しぶりに殴り合いの喧嘩を見た

2008年09月03日 09時52分34秒 | 日常
ことしの4月15日に、誰がこんなジョークを?ということを書いた

http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/53762607.html


昨晩、12時を少し周って感動的なジャズ・ヴォーカルのコンサートのあとホールを出て400mほど直進して様々な遊覧船が舫う波止場と市電の間をアムステルダム中央駅に向かってあるいていた。 幸いなことに雨は降らなかったものの重苦しい天気だった。 70-80mほど先で四人の若者が何か陽気に叫んでいるし動き回っているのが小さく見えたのだが徐々にそこに近づいていくに従って何か様子がただならない。 遠目にはその服装や体格から北アフリカ系、多分モロッコ人かモロッコ系オランダ人の4人組のように見え、陽気に騒いでいると見えたのは口論しているところだった。 小粋なスクーターも歩道に停めてある。 やがて一人が叫び声を上げ二人はつかみ合いの喧嘩となったのだが後の二人はそこから3mほど離れて様子をみている。

その頃にはわたしは上記のポールのところに差し掛かっていた。 夜だから今だ残る白い人型は薄っすらとしか見えず喧嘩の場はそこから5,6mのところとなっている。 私は彼らの何か言う言葉に興味がありそこに立って眺めていた。 小柄な方が何があったのか盛んに少し大きいほうに喰いかかりそのうち拳を振り上げてむやみやたらと殴りかかったのだがあまり効果がなく、そのうち大きいほうも頭に血が昇ったのか小さい方に殴りかかり、こちらの方は少々こういう拳を使っての喧嘩に経験があるのかむやみに振り回すものの時々ガツンという音が聞こえるほどこめかみやアゴの横にヒットしているものの小さいほうは興奮で痛さを感じないのかモロッコの現地語のような言葉に混じってオランダ語で罵倒の単語が混じるからそこだけはここでの状況から友好的ではないことが分る。

四人とも二十歳前後にみえるのだが立って眺めている二人に緊張感が全く感じられないので身内の喧嘩だろうと推測した。 そのうち大きいほうが小さいほうを私の方に突き倒し二人は立てかけてあるスクータを倒しながら崩れたのだがその弾みに三角形のかなり大きな座席が開いてそこから中にしまってあった工具が地面に散らばったのだが二人がスクーターごと横転した段階で立っていた二人が介入して一人は大きいほうを起こして数メートル後ろに離して何か言いい納めようとしているところに小さいほうが工具のなかからスパナを右手に大きいほうに殴りかかろうとしたのだがもう一人がこれを後ろから羽交い絞めにして止めている。 

スクーターから3mぐらいのところに立っていた私はその場を離れ200mほど離れたアムステルダム中央駅の裏側に向かうのだがもう後ろを見ない私の何メートルか前に離れて起こったことを見ていた中年婦人や学生風の二人連れがもう収まったとみたのか喧嘩の現場の方向に自転車を漕ぎ始めた。

これ程の近くで殴り合いの喧嘩を見たのは久しぶりだ。 20年ぐらい前には北の町に住んでいた頃ある男と殴り合いをしたことがあり、それが自分がかかわった最近のことだ。 20年前だ。 その時は4,5発殴りあったがその時は何ともなかったが後で顔が腫れズキズキ痛み、肩かどこかにアザが出来ており鈍痛があったのだが、その時は誰かに止められて勝負がつかず中途半端に終わった。 もう二度とその男と会う機会はないだろうし、もし会っていてもお互いに外観からは分らないものと思うけれどもしもその男だと分ったらアッパカーットを一発喰らわしてやる。

人が殴りあうのを見たのは18年ほど前か。 以前住んでいた街の通りには怪しい人たちも住んでいて彼らは普段は気はいいのだが警察にマークされている者が何人かいてそれが何かのとき表の通りで殴り合いの喧嘩をしていたのだがどういう風に収まったのかは覚えていない。

昨夜の光景を徐々に近づきながら観察していて殺し合いにはなるような気配ではなかったし、外に立つ二人の雰囲気を観察してすこし様子を見ていようという気になったのだ。 それに、私が近くに立って見ていても誰も私には気にも留めず自分達のことに没頭している風だった。 彼らの常だから小さなナイフも持っているはずなのにそれを使わず、力では負かされていた方がスパナを持ち出したところでの介入の仕方で大怪我にはなるようなことはないと思った。

こういうのはごく日常的に世界のあちこちで起こっていることであり、突発性で計画性もなくましてや初めから相手を殺そうというにも見えない。 自分と類似の相手に対する怒りの爆発であり陰惨なものではない。 言うのも可笑しいが比較的健康な喧嘩とも言えるのではないか。

今、日本で多く報道されているような、親、祖父母、子供を刺し殺す、というようなことはこちらでは心中事件ぐらいだろうか。 普通の若者や高校生が包丁で年の離れた比較的弱者を刺殺するというようなことはあまり見られない。 相手を押さえつけるなりぐったりさせるなりして自分の優位を示しそれで自分の主張を通すということでそこでは頭のどこかに相手を死に至らしめないというブレーキがかかっているのではないか。 それはそういう回路の中では殺しても相手に自分の正当性なり優位を徹底的に示せない、ということがあるかもしれないし、人を殺して10年ほど自分の人生を監獄で過ごしたくない、ということも知悉しているのだろう。

ポークチョップ、茹で玉蜀黍、ジャガイモ炒め

2008年09月03日 05時23分48秒 | 喰う
家人と二人だけの夕食となると残り物が多くなる。

残り物といっても元々が二人分のものだったから四人分の時の残り物とは量が違う。 従って少量の残り物が幾つか冷蔵庫にあったり中途半端な量の食材が見られる、と言った具合だ。

どこから見つけてきたのか、多分いつだったか買っておいたポークチョップの切れが2つ冷凍庫の奥にあったのだろう。 それに2,3日前に茹でたジャガイモの残りがあったからこれで決まりだ。

ニガ瓜、長ネギ、パプリカの屑と一緒に炒めてそこにゴンゾーラチーズを加え蓋をした。

町の八百屋で新鮮な玉蜀黍があったのだそうだ。 それを一つ買ってきて二つに切って茹でた。 とても甘く柔らかくて我が家の今年の玉蜀黍の初物だ。