暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

ウンザリするクリスマスの話題

2007年12月18日 08時53分33秒 | 日常
またまたクリスマスの話題でそのワンパターン性に少々ウンザリ気味な折、特に今年はその気配が様々な理由からあちこちに立ち込めているのだけれど、トイレに入れば目の前の日めくりの漫画もそのようだったのでそれで少し笑い、ああ、我々の歳になればこんなもんだと納得する一面もあった。

親戚家族の中に生死がかかるような憂いごとがあり例年なら25日のクリスマスと26日には家族友人を集めてディナーで過ごすのがもう10年以上続いていたのだが今年は見合すこととして普通に過ごすよう、そう自然にスケジュールが固まっていった。 子供達はそれぞれ大学や高校のパーティーがあるし別段一年ぐらい兄弟家族で集まらなくてもいいではないか、ということでもある。

隣人宅などではそれぞれ前庭にちょっとした灯を点して小さな植木が光のクリスマスツリーとしているところが多いのだが今年はそれもうちは無しにしてこの何年も2.5mほどの携帯プラスチック製の室内クリスマスツリーを使うようにしているのだがそれもまだ中途半端に居間の隅で箱に入ったまま立っている。

もともと子供達が小さかったときには子供達を交え夫婦でツリーを色々に飾り、特に今頃はクリスマスツリーのためだけに若木である森林資源が伐採され数週間だけで燃やしてしまうという「浪費」に終わることを避けようと伐採ツリーを見直して、樅の木のツリー農場にでかけ子供達と一緒に適当な樅の若木を選び根ごとスコップで掘り出してそれを家庭でツリーとして、クリスマスが済んでからはそれを元の農場に戻してその木が大きくなれば森に植林する、そんな再利用ツリーを使うことも何年かやったりしたのだがさすがに子供達も大きくなれば自然とツリーに対する熱も冷めるようだ。 それも終わって我が家ではプラスチック製になった。

そしてこの、12月8日土曜日の日めくりだ。 初老夫婦が町を歩いていて、クリスマスまでのこの期間街角に出来たツリー屋に差し掛かる。 初老の男がふと立ち止まり、うちでもまたツリーを、と、その気が出たのだろう。 このころには子供達も家を出て自活している。 恋人達がいればそれらと一緒にスイスかオーストリア、フランスのアルプスあたりでスキーのクリスマスをするのだろう。 孫がいれば26日にはその家族に招かれるのかもしれない。 何れにせよ自宅のツリーは徐々に小さくなって今はテーブルの上のちょっと光る盆栽ツリー程度かもしれない。 そこで、夫がまた何を思ったのかツリーを見ているので、妻が、「ケース、駄目よ、また、ツリーなんてどうせ辺りに葉が落ちで居間の中を散らかしてしまうのだから(結局は私が全部片付けないといけないんだから、、)」というキャプションだ。

この年頃の夫婦にありそうな今の風景で、結局は男は妻にひっぱられて手ぶらで家に戻るということだ。 おまけに妻はオランダの乳牛のように強いしっかりした姿のようで重いスーパーの買い物袋を夫に任さず自分の手にしているおまけまでついているから我々男はこれを見て苦笑いするのである。 苦笑いするような少々ウンザリするようなクリスマスの漫画だ。