暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

今晩は17の息子の誕生パーティーだった (上)

2005年09月11日 11時04分19秒 | 日常
この国では誕生日とそのパーティーには皆かなり思い入れがある。

自分のことはもちろん、家族の、ひいては他人の誕生日までもメモして心得るのが普通だ。 どこかの家庭でトイレを借りるとしよう。 するとたいてい目のつくところにカレンダーが掛かっていて日付のところに誰かの名前と生年がメモされているはずだ。 だから、その記された日の夜は、昼でもいいけれど、パーティーをする(して関係各位を招待する)というのは子供のころから普通で、まあこの100年ほどで広く皆が普通に習慣として行うようになったのだろうが、今はどこでも各自自分に近い人々を招待してうちでぺちゃくちゃああでもないこうでもないと取りとめもないことをしゃべりあう間につまみものを口に入れ、アルコールや何やかやをのどに流し込んだりしながらひと時をすごすというのがそれだ。 

誰を呼ぶか、これがまた一仕事なのだが、子供たちも小さいときから、実際、この間おぎゃーと生まれてやっとまわりがみえはじめたかどうか、音が言葉になりはじめたかというような初めての誕生日でもパーティーはすで大きい顔で主催者として行い始め、おじいちゃん、おばあちゃんはもちろん、おじさん、おばさん、いとこ、保育園のおともだちさえ招待し、よばれた人たちはそれぞれ、なにがしのプレゼントを用意していそいそと参上するのだが、この場合、離乳食、とか新しい模様の涎掛けとか、おしゃぶり、がらがら、動物のぬいぐるみがそれとなり、やがて学校に行くにつれ、同級生、ともだちからは筆箱や色鉛筆、やがて学年があがると怪獣の、サッカー選手の写真カード、ゲームソフト、色気がでてくるとデオドラントにアフターシェーブ、そして16になれば、ビールのセット、ワインなどが誰に憚ることなくそれぞれ招待客の小遣いの範囲でプレゼント、ということになる。で、だれもが順番で呼んだり呼ばれたりするから似たり寄ったりの会になる。 私の経験では9月から11月は忙しい。 ほとんど毎週週末の夜は知人、親戚の誕生日パーティーでうんざりする。 家庭を持ち律儀に親戚付き合いをすると日本の田舎の法事だの慶事だのといった付き合いとかわらないほどだ。

さて、今回どら息子は何をもらったか、それが興味のあるところだ。 クラスメート(男女7,8人)、ホッケーのチームメート全員13人、同じクラブの同年の女子チームの4,5人、ガールフレンド(15歳)とその女友達数人、小学校のときからの同級生でいまも同じ学校に行っている男女(7,8人)、のこりは知らない男女、と全部で15から18歳までの50人招待したのだという。

うちの狭い居間に20人なら何とかなるが50人は入らない。 それじゃあ客は中に入れないで、ガーデンパーティー、一人ビール小瓶3本見当、女の子は甘めの白ワインとロゼ、あとは各種ソフトドリンク、つまみは各種ポテトチップスや果物、フランスパンのバゲットの大きいのを10本買ってきてぶつ切りにしておいて、そこににんにくとハーブをバターに混ぜてあるものを添えておけば各自ぬりつけて腹の足しにするし、スイカの大玉を二つ、その細かいぶつ切り、あおいグレープを3kg、長さ40cmの大きいきゅうりを5本ぶつぎりにして、それで結構、と息子が自分で算段してすべて自分でやりくりする。 私たち親は金と口を出すだけの約束でスーパーへ買い物の運転手となった。ビール各種小瓶24本いりのケース7箱が主賓の車は車体が何センチか下がったように感じたものだ。 

私の住む町の地区の町内会はパーティーテントと透明の水撒きホースに小さな電球が入っていてそれが点いてホースのプラスチックの色で赤や青、緑に白色と夜のガーデンパーティーを華やかにする照明器具も持っているのだが、それを管理する人が数軒向こうに住んでいるので都合よくこれを借りることができた。 3mx3m、3mx6mがそれぞれ一張づつ。 これをえっちら運んできて簡単にこうもり傘を広げる要領で建てた、というのはおこがましいが、張った、か。 これが今回の一番大事なところ、つまり、せまい居間に入らせないで、庭でなんとか9時から12時まで時間を過ごさせよう、というのが魂胆だから雨が降らなければ庭でゆったり50人ならやりすごせるのだけれど、もし雨にでも降られたらこのパーティーテントの下では30人ならなんとか濡れないでいられるものの、あとの20人は居間に入れなければ納まりがつかないということになる。 そうなれば困る。

近所や知り合い、親戚のパーティーに出かけていろいろ話す中で何年か前、ちょうど子供が大きくなって自分でパーティーをやり始め、異性の友達も増え、アルコールも合法的に自由になる16歳からの2,3年ぐらいうちで初めてのうちでやる大きなパーティーには気をつけるようにと、それぞれの経験談を交えて知人からきかされてもいた。 例えば、アルコール。 建前は、吐くようなみっともないことは恥である、とは誰もが思う。 けれど、この年頃は、、、、。 それで、皮のソファーに店をどわーっと広げられて、あとかたずけ、手入れに苦労した、酔っ払って他愛もない理由から喧嘩となり夜間診療の医者に血が止まらないこのあいだまで飴をやれば喜んでいた今はこの酔っ払いを車で運んだ、父親の秘蔵のシングルモルトのスコッチを無断で平らげられてしまった、親の寝室で男女がことに及んだ(この場合子供の自室でおこなうのであれば問題なし、けれど当時自室は他のカップルが使用中だったかもしれない)等々。 

しかし、ここで一番皆が警戒するのは雨の日だよ、というのはそこで聞いた話。 子供たちが庭に出て皆そのまま居間、キッチンをうろうろする、濡れた靴で、若い女性は嬉しい機会とばかり日ごろのスニーカーからハイヒールをはいておめかししていらっしゃる。 そうすると、それで、磨いた木のフロアの木目を泥か砂粒かと一緒にすりつぶし傷をつけ、そのうしろから若い衆らは泥と庭の芝生をまぜてそれでスニーカーや革靴で同じくフロアにやすりをかけてくれる、と。 そうなればフロアのダメージが大きい、と。 日本の住まいとは違うのだ。やれやれ。

で、昨日あたりから天気予報が気になっていたのだが、どしゃぶりの雨が降るかもしれない、という予想でもあったが、出だしはなんとか。 いすはなるべく使わせない。 立たせてテントの下におらせようとの魂胆である。 しかし、初めに来た連中はビールをつかんでいすを芝生の方に運んでそこでぼちぼちとやろうという方針らしい。 ホッケーのチームメートだからすぐ輪になって自分たちの空間をつくる。パーティーに行って知らない連中の中にぽつんと一人ということを誰でも避けようとするからこれが一番の安全策だ。今日6-1で大敗したいいわけがビールが入るほどに飛び出して他の若いのとは混ざらない。 15になる娘とその友達何人かがガレージの入り口に飲み物を置いてバーにして、飲み物やつまみをわたすという役割をを兄から頼まれているらしい。 バザーの出店ごっこか。 各自勝手に自分でそこまで行って古いバスタブに冷やした飲み物をもらう。 メニューまで作ってガラスにはりつけてある。15の娘らは二つ三つ年上の男女の様子容姿を観察して品定め、2,3年たったときの資料にでもするのかもしれない。 そういう滑り出しだ。

Sat. 11-09-05 三色パスタ(トリコローレ)

2005年09月11日 08時53分57秒 | 喰う
三色パスタ(トリコローレ)

朝   コーヒー  200cc
    カステラ  一切れ


昼   コールスローサラダ
    ドイツ風ソーセージ
    黒パン
    炭酸水 300cc

夕   三色パスタ(トリコローレ)
    ひき肉、野菜(長ネギ、にんじん、インゲン豆)の炒め物
    パプリカ
    炭酸水 300cc

    チョコレートムース 150g

    コーヒー 200cc
    クッキー 

晩   りんごジュース  400cc
    スイカ  二片