ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

母の散髪

2022-11-21 00:05:02 | 日記

 きょうは実家サポートの日。

 

 いくつかのミッションがあった。

 1.母をカットに連れていく

 2.母の足の指の爪を切る(小指)

 3.電気敷き毛布をセットする

 4.雨模様なので洗濯のあとコインランドリーで乾燥機にかける

 

 カットは母自身も行きたがっているし、ヘルパーとの引継ぎノートにも「カットに行きたいとおっしゃっています」と書かれていたので、年内に機会があれば連れて行こうと思っていた。

 

 そのため、きのう母に新しい服を買った。紫色のセーターと大きい花のついたニットのチュニックみたいな形のもの。2枚あわせてアンサンブル風になる。ポケットもついてかわいい感じのもので、朝、実家へ着いてすぐに母に着せてみた。

 

 姿見に映った自分を見ながら、いいわねぇ、すてきねぇと上機嫌だった。私が用事をしていても、何度も

「あれ、この服、私どうしたのかしら」というので、

「私が買ってきてん」 と答えると、「ありがとう、なんか見かけないなと思って」というやりとりを5回くらい交わす。

 

 それから父がトイレに行っているあいだに、二人のベッドに電気毛布を敷く。洗濯機を回しながら、肉じゃがの材料を切る。洗濯ができたので、コインランドリーへ行き、私がそこで待機しているうちに夫が買い物へ行く。(前回、3分くらい遅れて行ったら外に出してあって、延長ができなかったため)

 

 待っているうちにスマホで近くの美容院を検索して、車で10分くらいのところを見つける。電話してみたら15時からなら予約ができるというので予約する。それから、息子の会社のお歳暮リスト(お得意先の販促リストが定期的に届く)を見て、友達や妹からの注文とまとめて息子にラインする。数分の時間も無駄にはしないのだ。

 

 乾燥機が終わるころ、夫が迎えに来て実家へ戻り、お昼ごはん。食後に柿を剥いたりしているうちに14時になる。

洗濯ものをしまっていると両親は椅子で爆睡。私は薬ポケットに薬をセット。すると、叔母から電話があった。私が実家へ行くことを知っていて、掛けてきてくれたのだった。母に声をかけたけど、「いま休憩しているところだから」とか言ってでない。父の椅子に電話が近かったので、父が出た。父はちゃんと応対していた。

 

 母の目がさめたので、足の爪を切ろうとしたけど、手が震えてできず。妹に電話したら、来週妹がやってくれることになる。申し訳ない。こういうことが苦手なのだ。前にウサギの爪を切って血がとまらなかったことがあって、あれがトラウマになっている。ヘルパーさんがやってくれたらいいのになぁ。

 

 14時30分。予想どおり、母のいやいやが始まる。「私、やっぱりカットやめとくわ」「なんだか頭がふらふらして」「気分も悪くなってきて」「お腹もいたいし」

 

 とりあえず、ビオへルミンを飲んでもらって落ち着かせる。ほら、きょうは新しい服も着ているし、お化粧もしているし、車もあるし、予約もしたしさ、カットいこうよ。と誘うもなかなかうんと言わない。

 

 だんだん腹が立ってきて、一人でいけないのに、みんなが段取りやってるのになんでいつもそうなるの、そのぼうぼうの頭でお正月も迎えるんやね、もうチャンスないよ、いいんやね と脅しになってくる。父も怒って「行ってこい」となって、いやここで怒ったらよけいに反抗的になるんだけどと思いつつ。

 

 14時45分くらいに行く気になったので、気が変わらないうちに車に乗せて連れて行った。

 ほんとうにもう。

 

 美容室には駐車場がなくて、送ってもらえてよかった。そういうこともあるだろうと思って、夫に送迎を頼んだのだ。

でもそのお店の前にはタオルがたくさん干してあり、どうみても散髪屋さんだった。恐る恐るドアをあけたら、漫画がたくさん並べてあって、お客さんも男性がひとり。美容師さん(男性の理容師さん)がドライヤーで髪を乾かしているところだった。やっぱり散髪屋さんだ・・・・

 

 母は嫌がるかと思ったけれど、普通にソファに座って雑誌を読み始めたので、いいのかなと思って私も座って待つ。散髪屋さんで髪を切るって母は生まれて初めてだろうと思う。

 母の順番が来て、だいたい耳のしたあたりまでにそろえてくださいと言ったら、わかりましたと理容師さんは母をシャンプー台に案内してくれた。

 

 私は持って行った本を読もうと思っていたけれど、母が気になって読めない。「あの、ちょっと右耳に水が入ったので拭いてもらえます?」とか訴えている。そういうことは言えるのね。ハサミの音とバリカンの音がする。どういう髪型になるんだろうか・・・・ ドライヤーの音がして、はい、できましたよ。20分くらいで終わる。はやいな。

 

 すると、母はとてもこざっぱりして10歳くらい若返った感じになった。似合ってるよ、と言ったら喜んでいた。それでとなりのケーキ屋さんでショートケーキを4つ買って帰ってみんなでお茶した。サポートに行ってティタイムを楽しむって久しぶり。

 

 そのあと晩御飯(またもや肉じゃがと黒豆ごはん)を並べて、ゴミを車に積み込んで(私たちが散髪に行っているあいだに夫は庭の葉っぱを集めてくれていた)。まぁ爪は切れなかったけど、美容院ではなかったけど、ミッションの9割くらいこなしたからよし、とする。

 

 写真はこのあいだ叔母が自宅の柊の花を持ってきてくれたもの。ホテルの洗面所に飾ったら洗面所にいくたびいい匂いがした。柊って花をちゃんとみたことがなくて。かわいい花だったな。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 席を譲られる | トップ | 短歌週間 京都平日歌会、神... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事