3月に同じビルに引っ越し予定のSさんから、毎日のようにラインがくる。「どんな感じ?」「給湯室はどうなってるの?」「ランチ情報教えてね!」
それで、使命を果たすべく、きょうはお昼休みにひとりでビル周辺の偵察にでた。あんまり遠くへ行くと道に迷うし、ランチを食べて戻ってこれなかったら困るし・・・と、やっぱり小心者なのでいちばんはじめに見つけたカフェに入ってみた。お店の前にランチメニューが写真付きで描いてある。パスタランチがいちばん安くて1000円。まぁ、こんなものかな。
扉をあけると地下へ続く階段が。あかるいカフェと思っていたのに、ちょっと慣れないディスコに入っていく感じ。(イメージが古すぎ)
しかも、地下にはまた大きな扉があって、中から賑やかな音楽と人の声がする。ますますディスコふう。引き返そうかと思ったけど、時間の無駄だし、扉を押す。
すると想像以上に解放感のある空間が。オープンテラスもあって、若い人たちが楽しそうに食べている。ちょうど席があいていて、案内されて座ると、若くないひともいてほっとする。パスタランチを注文すると、パスタも3種類ある、サイドメニューも5種類から、ドリンクも10種類くらいから選ぶようになっていて、予想外だったので戸惑う。
選んだのはクリームパスタ。サイドメニューはじゃがいものスープ。ドリンクはホットミルクティ、食後で。
そして、Sさんからまたラインがきたので、ひとりでランチ開拓にきたことを書く。Sさんはいまからライフにお昼を買いに行く、ということだった。ああ、懐かしいライフ。
じゃがいものスープがきて飲む。おいしい。そしてそれから20分。まだパスタがこない。食べて帰れるんだろうか。確かに混んでいるから、仕方ないのかな・・・ Sさんライフから帰って来る。まだパスタがこないのよ。ええー遅いねぇ。
食後のミルクティを私は一気のみして帰らないといけなくなる・・・ ホットだから熱いよ・・・ お店のひとに「飲み物、やっぱり最初にください」
すると、パスタとミルクティが同時にきた。ラインには「来た!食べる!」と書いて、食べ始め、ちょうどさめたミルクティをごくごく飲む。もっとゆったりとランチするものでしょう、と思いながら。 そして食べ終わったから「食べた!戻る!」と書いて会社に急いで戻る。Sさんからは「一気だったね!」
まるで町のネズミと田舎のネズミのお話みたいだ。
でもなんとかATMでお金もおろせたし、お昼休みのミッションはこなせた。
もう少し余裕をもってランチしたいなぁ。