ぎょーざ五人組

　きのうは夫の退院日。決まったのが２日くらい前で。

 

　えーー、その日は会社の人と中華を食べに行く約束の日なんだけどなぁ、ともらすと「別にいってきていいよ」と言われたのでお言葉に甘えて参加する。

 

　半年に１回くらいなんだから、そういう日って大事なのよ。でも、退院して帰宅して誰もいなかったらちょっとかわいそうかと思って、朝、出掛けるまえに

 

　「祝！退院！おめでとうございます！」と筆ぺんでコピー用紙に大きく書いて、玄関に置いておいた。

 

　会社の女子４人と、以前いっしょに働いていていまは同じフロアの別の会社にいるSさんと５人で、会社から徒歩５分くらいのこじんまりした中華屋さんへいく。

 

　ギョーザの種類が豊富で、それぞれ中味がちがうだけでなく、皮のあつみや焼き方がぜんぜんちがう。海老餃子、まんじゅう餃子（名前わすれた）、牛肉黒餃子（真っ黒の餃子だった）。ほかにもお好み焼きみたいな餃子とか家庭の餃子みたいなのも食べた。ほかには豚足（はじめて食べた！）、トマトとアボカドのサラダ、豚の角煮、エビチリ、麻婆豆腐、炒飯、汁なし担々麺、中華クラゲ。さすが五人もいるとどんどんなくなっていく。いろいろ食べられて楽しい。

 

　近況報告をお互い言い合って、最後にNさんが

 

　「しかし、ふじたさんとこがいちばんいろんなこと起こるね」　としみじみ言った。

 

　そうかなぁ

 

　「そうやよ、この一か月みたって、ご主人が入院しているあいだにアライグマがきたり、メダカが背骨を強打したり、ふつうあんまりないよ」

 

　まぁ、このひと月は特にいろんなことがあったからね。

 

　今朝、出勤して、きのう中華へいったことを他の人に話したら、「ぎょーざ五人組やな！」と言われた。 確かにメニューの半分くらいは餃子だったな。

 

　昨日食べたのにまたいきたくなるほどおいしかった。