最近の義父

　義父は来年１月で９７歳。いまの施設に入所してこの秋でまる４年。

　積極的に健康管理もして向上心も旺盛で、施設ライフを楽しんでいた義父だったのだけれど、二か月くらい前から行動が怪しくなってきた。

　まず驚いたのが、使っていた携帯電話（ガラケー）を自室のゴミ箱に捨てていたこと。

　スタッフがきづいて「ゴミ箱に落ちていましたよ」と言ったら「捨てた」と言ったらしい。

　いや、解約しないと、、、、基本料金おちつづけますよ、、

　それで、受け取りに行って、ａｕに電話して解約しようとしても、保険証では本人の証明にはならないという。免許証もマイナンバーカードもないし。年金手帳か住民カードならＯＫらしい。

　年金手帳って預かったかなぁと探したけれどない。それで年金事務所にきいてみたら、「いまはもう年金手帳はないんですよ」と言われる。「証明書的なものがほしいので、申請用紙があれば送ってほしい」とお願いしたら、用紙を送るといわれた。いやぁ、いろいろ道は遠い。すると、住民カードがひょいとでてきて、これ使おう、ということで落着したのだった。

　きょうは義父の担当医との面談。きのうになって、「介護保険の負担割合証を提出してほしい」と施設から連絡があって、さがしたけれどない。私の両親のはたしかに７月に届いていて、施設に転送したんだけど。

　それで、今朝、市役所に電話したら、窓口で再発行してくれるという。それで市役所に行き、ついでに塔の全国大会のオプショナルツアーの振込を郵便局でして、午後から施設へ向かう。

　担当医の話によると、最近はあまり自主的に歩行器で歩く練習をしたりしていないらしい。ほぼベッドに横たわっているという。まぁ、年齢も年齢ですから。エネルギーを使わないから食事もあまりとられなくなって。

　こんなふうに進んでいくんだな、老衰って。

　徹底的に検査するという方法もありますけど、本人に負担もかかりますし、なにも結果がでないこともありますしね。ご家族でこれからの方向性を確認して書類提出してくださいね、ということで帰ってくる。

　お義姉さんとも話して、検査は受けないことになった。病気がみつかっても、もう手術とか治療も望めないし、いまのところが気に入っているので痛くないなら穏やかに最後まで過ごしてほしいと思う。

　市役所の前に蓮の鉢が並べられていた。種になったのは怖いのだけど。花や蕾は好き。

　もうお盆です。